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2017.11.02 NEW 80年代生まれのリアル

いつになったら楽になる? 30代世帯の負債は平均1,000万円超え!?

いつになったら楽になる? 30代世帯の負債は平均1,000万円超え!?のイメージ

「収入はアップしたのにお金が貯まらない…」と感じる30代。“余裕ある暮らし” は、いつやってくるのか。データから考える。

貯蓄が増えないと嘆く30代の実態は数字にどう現れる?

自由にお金が使えた20代の頃に比べて、30代になると何かと持ち出しが多くなるもの。仕事上の付き合いも増え、会社の飲み会では後輩におごるのも先輩ビジネスパーソンの役目。さらには結婚やマイホームの購入、子供が生まれると子育てに関わる費用など、40代に差し掛かるにあたってどんどん出費が増えていくのもこの世代だろう。

「年収は上がっているのに貯蓄が増えない…」。総務省統計局による最新の家計調査年報(図1)を見ると、そんな30代ビジネスパーソンの悩みが如実に現れている。

図1:二人以上世帯の年齢階級別 貯蓄・負債現在高と負債保有世帯の割合
図1:二人以上世帯の年齢階級別 貯蓄・負債現在高と負債保有世帯の割合

出典:総務省統計局 家計調査年報(貯蓄・負債編) 平成28年(2016年)

銀行預金や株式をはじめとする有価証券、生命保険などすべての金融資産を合計した「貯蓄現在高」から、ローンや借入などを合計した「負債現在高」を差し引いた純粋な貯蓄額を見ると、二人以上世帯の全世帯平均値は1,313万円(1,820万円-507万円)。

対して、40歳未満の世帯ではマイナス524万円(574万円-1,098万円)。貯蓄と負債のバランスは40代で釣り合い始め、この世代ではわずかに貯蓄が負債を上回ってくる。

また、負債保有世帯の割合も40歳未満で57.7%、40代で62.8%と30代から40代の割合が最も高く、負債に占める割合では、その大半が住宅ローンなどの「住宅・土地のための負債」で占められている(図2)。

図2:二人以上世帯の年齢階級別 負債現在高と占有割合
図2:二人以上世帯の年齢階級別 負債現在高と占有割合

出典:総務省統計局 平成26年全国消費実態調査2014年
「二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」

「貯蓄–負債」の純貯蓄額1,000万円はいつ達成できる?

同じ総務省統計局による調査で過去約10年の貯蓄現在高の推移を見ると、二人以上世帯の全世帯平均値は最低水準の1,638万円(2009年)~過去最高の1,820万円(2016年)で推移。対して、負債現在高の方は、最低水準の462万円(2011年)~最高水準の507万円(2016年)で推移している(図3)。

図3:過去10年間の貯蓄現在高・負債現在高の推移(二人以上世帯)
図3:過去10年間の貯蓄現在高・負債現在高の推移(二人以上世帯)

出典:総務省統計局 家計調査年報(貯蓄・負債編) 平成28年(2016年)

貯蓄から負債を差し引いた純粋な貯蓄額は、最低水準の2009年で1,159万円。最高水準の2016年では1,313万円となっているが、図1のように住宅ローンをはじめとする大きな負債や教育資金からも開放された50代から60代にかけては、これくらい(1,000万円以上)の純粋な貯蓄をしておきたいのが多くの人に共通するところだろう。

実は、ローンなどの負債がない世帯を除くともっと厳しい数字が!

もちろん、これらの調査結果はあくまでも日本人全体の平均値であり、すべての世帯にあてはまるわけではない。
実は負債保有世帯だけを見ると、その結果は大きく異なってくる。

先ほど見たとおり、ローンなどの負債を保有しない世帯を含めた場合、40代で釣り合いが取れていた資産が、負債あり世帯のみで見た場合には、50代になってやっと貯蓄が資産をうわまわることがわかる(図4)。30代、40代で大きな負債を抱え、50代までに返済し切れずにいると、その後の資産形成にも影響がでる可能性もあるだろう。

図4:二人以上世帯の年齢階級別 貯蓄・負債現在高(負債保有世帯のみ)
図4:二人以上世帯の年齢階級別 貯蓄・負債現在高(負債保有世帯のみ)

出典:総務省統計局 家計調査年報(貯蓄・負債編) 平成28年(2016年)

50代から60代にかけて貯蓄を増やすためには、自らのビジネスパーソンとしての価値を高め、継続的に年収を上げる必要がある。さらにもうひとつ重要な点が、住宅ローンなどの負債を返済し切るタイミングをきちんと考えておくことだ。

収入をアップさせて貯蓄を増やすだけでなく、住宅ローンや教育資金をはじめとする暮らしに必要な「負債」といかに賢く付き合うか。それもまた、数十年後の余裕のある暮らしを望む若手ビジネスパーソンには大切な“お金にまつわるスキル”と言えるだろう。

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