header_logo

インドネシアルピア 投資の視点


2020年1月14日現在


■投資の視点


インドネシアルピアは、9月下旬に汚職撲滅委員会を弱体化させる改正法の撤回を要求するデモが発生し、相場を下押ししました。米中通商摩擦は従来は相場の重石となっていましたが、米中が通商協議の第1段階合意の署名が近づいているとの見方が相場を押し上げました。2020年年初からは、イランを巡る中東の地政学リスクの高まり及び原油価格上昇が相場を下押ししましたが、足元では米国とイラン間の緊張緩和に伴いルピアは値を戻しています。
今後のルピア相場を展望する上では、金融政策、景気動向やジョコ政権の政策運営が注目されます。インドネシア銀行(中央銀行)は、12月19日の金融政策決定会合では、政策金利を5.0%で据え置く一方、2020年も緩和的な政策を維持して成長を支援する方針を示しました。同中銀は、米中通商摩擦の緩和による不透明感の後退を据え置きの一因としています。12月の消費者物価指数は前年同月比+2.7と前月から減速し、中央銀行の目標レンジ内(前年比+2.5〜4.5%)の下限に近づいています。米国の予防的な利下げが休止される中でも、インフレ圧力が緩和、資金流出リスクも高まっていないため、野村證券では利下げ余地は残されていると見ており、2020年1〜3月期に追加利下げが実施されると予想します。
政策運営については、景気刺激策への期待感が高まっています。政府高官は、2020年1〜3月期に財政政策を強化、更に法人税率の段階的引き下げ、労働法の改正などの主要な改革法案が2020年初めに議会を通過する見通しであるとし、これらにより成長を支えると述べています。ジョコ政権の公約である大規模なインフラ開発、規制緩和、外資企業誘致など中長期的な成長に寄与する政策に加え、短期的な景気浮揚策への期待がルピアを下支えすると考えます。
1月10日15:00現在、ルピア相場は1米ドル=13,700ルピア台、対円で100ルピア=0.79円台で推移しています。向こう1年間のルピアの対円レートを100ルピア=0.75〜0.83円と予想します。
投資の視点は2019年12月16日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。


本ページは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断でおこなってください。なお、使用するデータおよび表現等の欠落・誤謬等につきましては、野村證券はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本ページは提供させていただいたお客さま限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。

▲上へ

>>野村の株価コーナートップ

ご利用ガイド

お問い合わせ


野村證券トップページ

野村のオンラインサービスログイン


手数料等およびリスク
お取引に関するご注意

金融商品取引業者:
野村證券株式会社
(C)NOMURA SECURITIES
CO.,LTD.