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インドネシアルピア 投資の視点


2021年1月12日現在


■投資の視点


インドネシアルピアは、2020年9月中旬以降、新型コロナの感染拡大に伴う行動規制再強化、新型コロナ対策の財政支出拡大と中銀の国債引き受けが嫌気され、弱含みに推移しました。しかし、10月初旬から11月初旬は、雇用創出オムニバス法成立(10月5日)に伴う直接投資の増加期待、首都の行動規制緩和(10月12日)、債券市場への海外からの資金流入に伴い、ルピアは上昇しました。11月中旬以降は、予想外の利下げ(11月19日)が相場を一時下押ししましたが、貿易収支改善、海外からの資金流入、ワクチン普及への期待からルピアは堅調に推移しました。2021年に入り、新型コロナの変異種拡大が懸念される一方、ワクチン接種の開始が相場を下支えし、底堅く推移しています。
今後のルピア相場を展望する上では、新型コロナの感染状況、政策運営、海外資金の流出入が注目されます。  インドネシアでは、新型コロナの感染者数が11月上旬から再び増加しており、今後の感染状況が注目されます。行動制限の延長に伴い、経済活動はコロナ前を下回る状態が続く見通しで、実質GDP成長率が前年同期比でプラス転換する時期を2021年4-6月期と予想しています。
政策運営については、雇用創出オムニバス法の制定によるビジネス環境改善と直接投資増加、コロナ禍で遅れているインフラプロジェクトの再開が期待されますが、新型コロナ対策による財政赤字拡大、中銀の国債直接引き受けが中銀の独立性への懸念を強め、相場の下押し圧力となります。
海外資金の流入増は、実質金利(名目金利から物価上昇率を引いたもの)の相対的な高さが背景にあります。通貨の安定的な推移、インフレの低下見通しを受けて12月会合では政策金利を据え置きました。しかし、中銀は緩和的な姿勢を維持しており、2021年1-3月期に利下げ再開を予想します。ルピアの下押し要因になる可能性があります。
1月8日15時現在、ルピア相場は1米ドル=14,000ルピア近傍、対円で100ルピア=0.74円台で推移しています。向こう1年間のルピアの対円レートを100ルピア=0.71〜0.78円と予想します。
投資の視点は2020年12月14日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。


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