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南アフリカランド 投資の視点


2019年5月13日現在


■投資の視点


南アフリカランド相場は、2018年4-6月期実質GDP成長率が前期比年率-0.7%と、2四半期連続マイナス成長となったことを受け、対円で一時約2年振りの水準へ下落しました。10月24日公表の「中期財政計画」で財政悪化見通しが示されると、ランド相場には再び下落圧力が強まりました。南アフリカ準備銀行(中央銀行)が11月22日に2年8ヵ月振りの利上げを実施し、2018年7-9月期の実質GDP成長率が前期比年率+2.2%とプラスに転じて景気後退局面を脱すると、ランドは堅調さを取り戻しました。しかし、12月下旬にかけて世界景気の先行き不透明感や米中貿易摩擦に対する懸念が再燃すると、ランドは再び軟化しました。
2019年入り後に米国の利上げ休止観測が強まると、新興国からの資金流出懸念が後退し、ランド相場は1月末にかけて回復しました。しかしその後、経営難にある国営電力会社が計画停電を再開し、景気の先行き不透明感が強まる中、ランドは軟化しました。3月20日に米国で2019年内の利上げ見送り方針が示されると、ランドは強含みに転じました。3月下旬には、大手格付機関による南アフリカ国債の格付見直しを控えて市場の警戒感が強まりましたが、4月2日に格付が投資適格(※)に維持されると、ランド相場は底堅さを増しました。しかしその後、南アフリカの主要産物である金の価格下落や国営電力会社の財務に対する懸念の再燃から、ランドには下押し圧力がかかりました。さらに、米中貿易摩擦に伴う市場のリスク回避傾向などからランドは弱含みとなりました。5月8日の総選挙では、開票率が50%超の時点で与党・アフリカ民族会議(ANC)が過半数を獲得したことが好感され、ランドは上昇に転じています。2019年5月10日15時現在、南アフリカランドは対米ドルで14ランド台前半、対円では7.6円台半ばで推移しています。向こう1年間の南アフリカランドの対円相場レンジを1ランド=7.7〜9.2円と予想します。(※)無登録の格付業者が付与した格付。
投資の視点は2019年4月15日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。


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