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南アフリカランド 投資の視点


2020年7月27日現在


■投資の視点


3月5日に南アフリカ国内で初の新型コロナウイルス感染者が確認され、6日から翌週9日にかけて世界的な株安で市場のリスクオフの動きが強まると、南アフリカランドは下落基調を強めました。10日に国営電力会社が計画停電の実施を発表し、15日にラマポーザ大統領が「国家的災害事態」の宣言により不要不急の外出制限を要請すると、ランド安が進みました。南アフリカ準備銀行(SARB)が19日に1.00%ポイントの大幅利下げを決定し、政府が23日に全国的な都市封鎖(ロックダウン)により27日以降の外出禁止令を発表すると、ランドは一段安となりました。27日に大手格付機関が南アフリカ国債の格付を投機的水準(※)に引き下げると、資金流出懸念が増し、ランドは続落しました。景気悪化懸念が強まる中、SARBが4月14日に1.00%ポイントの緊急の追加利下げを決定するとランド安が進み、4月23日には対円で一時5.6円と史上最安値を更新しました。
5月1日にロックダウンが解除されると、ランドは上昇に転じました。資源価格が上昇基調を強めたことや、6月1日に鉱山や工場の稼働が再開されたこともランド高を促しました。しかし10日に米国の低金利長期化見通しが示されると、世界経済の底打ち期待が後退し、ランドは軟化しました。24日公表の2020/21年度補正予算案で財政赤字の大幅拡大見通しが示され、30日公表の1-3月期実質GDPが予想以上に落ち込んだこともランドの重石となりました。
7月に入り、世界景気の回復期待が高まると、ランドは底堅く推移しました。足元では、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待や、21日にEU(欧州連合)首脳が復興基金案で合意したこともランドの追い風となっています。7月22日15時現在、南アフリカランドは対米ドルで16ランド台前半、対円では6.5円近傍で推移しています。向こう1年間の南アフリカランドの対円相場レンジを1ランド=6.13〜6.53円と予想します(従来予想は同6.07〜6.44円)。 (注1)※無登録の格付業者が付与した格付。(注2)南アフリカの財政年度は4月〜翌年3月。
投資の視点は2020年7月13日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。


本ページは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断でおこなってください。なお、使用するデータおよび表現等の欠落・誤謬等につきましては、野村證券はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本ページは提供させていただいたお客さま限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。

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