週間株式展望

2017/9/25〜2017/9/29の展望

日経平均終値
前日比
東証一部売買高
9/19(火) 20299.38
+389.88
20億 4459万株
9/20(水) 20310.46
+11.08
17億 5787万株
9/21(木) 20347.48
+37.02
19億 7391万株

日米欧の物価統計に注目

今週の日経平均株価は、連休明け19日は前日の米国株高や111円台半ばへ円安が進んだこと、また10月総選挙観測が浮上し、アベノミクス継続期待もあり、約1ヶ月半ぶりに2万円台を回復して寄り付いた。後場もさらに円安が進み上げ幅を拡大し、6月20日に付けた年初来高値(終値ベース20230円)を更新して引けた。20日はFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表とイエレンFRB議長の記者会見を控え、様子見姿勢の中、小動きとなった。21日はFOMCの結果発表を受け112円台半ばへ円安が進行したことを受けて4日続伸となったが、直近の急ピッチの上昇の反動から高寄り後は上げ幅を縮小した。
今後を展望すると、米国では27日に8月コア耐久財受注が発表される。7月は市場予想を上回り前月比1.0%増と堅調に伸びた。またコア資本財出荷も同1.2%増と高い伸びとなり、過去分も上方修正されており、7-9月期入り後も設備投資の勢いが衰えていないことを示唆している。28日は4-6月期実質GDP成長率(確報値)が発表される。29日は8月個人消費支出が発表される。8月の小売売上は前月比0.2%減と予想を下回った。ハリケーン「ハービー」が支出を押し下げた可能性があり、注視したい。また8月PCEコアデフレータも発表される。8月のCPI(消費者物価指数)が強かったことやハリケーンの影響で9月以降のCPIもいくぶん押し上げられる可能性があることなどを考慮すると、7月の前年比1.4%増から加速している可能性が高いと考えられる。ドイツでは25日に9月ifo企業景況感指数が発表される。8月は前月からは小幅低下したものの市場予想は上回った。ユーロ高や大手自動車メーカーの排ガス不正疑惑にもかかわらず堅調であることを示唆した。ユーロ圏では29日に9月CPIが発表される。8月は市場予想を上回り4月以来4ヶ月ぶりの高い伸びとなった。原油価格も上昇しており、さらに上振れればECBが10月の会合で決定すると予想される資産買い入れ額の減額の支援材料となると考えられる。中国では29日に9月財新版製造業PMIが発表される。9月鉱工業生産が公益(電力ガス等)と鉱業部門の低迷により予想を下回り減速したが、製造業はやや上向きとなった。堅調さが続くか注目したい。日本では29日に8月全国CPIが発表される。7月は食料・エネルギーを除くベースで5ヶ月ぶりにプラスに転じており緩やかな上昇基調が続くか確認したい。また8月鉱工業生産も発表される。7月は市場予想を下回ったが、製造工業生産予測調査では、8月は前月比6.0%増と反発が予想されている。なお、28日に臨時国会が召集されるが冒頭で安倍首相は衆議院解散に踏み切ると報じられている。
最後にテクニカル面を確認したい。日経平均株価は週初に大幅高となり、年初来高値を約3ヶ月ぶりに更新した。足元で25日線は上向きに転じており、この先、9月8日安値以降の急騰に対する反動をこなしつつ、2015年6月高値(終値ベース:20868円)へ向けた動きが期待される。一方、仮に一旦押しを入れる場合は、9月15日~19日のマド埋め水準(19933円)が下値のメドとして挙げられる。
日経平均株価の参考レンジは19900-20800円とする。

2017年9月21日

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