週間株式展望

2018/7/16〜2018/7/20の展望

日経平均終値
前日比
東証一部売買高
7/9(月) 22052.18
+264.04
12億 2088万株
7/10(火) 22196.89
+144.71
15億 2212万株
7/11(水) 21932.21
-264.68
13億 6664万株
7/12(木) 22187.96
+255.75
11億 9258万株

日米中の主要経済統計に注目

今週の日経平均株価は、9日は前週末の米国株高を受けて続伸して寄り付いた。その後も中国株や米株先物の上昇を背景に高値圏で推移し、5営業日ぶりに2万2000円台を回復して引けた。10日は前日の米国株の大幅高や、111円台前半へ円安が進んだことを好感し続伸となった。11日は欧米株高の一方、10日に米USTR(通商代表部)が新たな関税対象として年間2,000億ドル規模の中国からの輸入製品のリストを発表したことから、米株先物や中国株が下落したことを受け、一時400円超の下げ幅となる場面もあった。売り一巡後はやや下げ幅を縮小したが4営業日ぶりに大幅反落となった。12日は112円台前半へ円安が進行したことや、中国株も反発したことから、大幅反発して引けた。
今後を展望すると、中国では16日に6月の鉱工業生産、小売売上高、1-6月固定資産投資が発表される。5月はインフラ投資減速の動きが強まっていることを示す一方、製造業の5月の伸び率は前年同月比6.2%増と、4月に続いて比較的高水準であり、昨年~今年の初めからは加速した状態が続いている。また4-6月期GDP成長率も発表される。市場予想では前年同期比6.7%増となっている。米国では16日に6月小売売上高が発表される。5月は所得税減税や雇用の拡大にサポートされ前月比0.8%増と、市場予想(同0.4%増)を大きく上回った。6月も消費の拡大が続くか注目したい。17日は6月鉱工業生産が発表される。5月は前月比0.1%減となり、市場予想(同0.2%増)を下回った。電力や鉱業などは堅調に推移したものの、製造業は同0.2%減となった。通商摩擦が影響しているか注視したい。18日はベージュブック(米地区連銀経済報告)が発表される。6月ISM製造業景況指数では鉄鋼・アルミの供給問題をはじめ、人手不足や輸送難などが問題視された。素材価格の上昇によるインフレへの影響や雇用・賃金などの動向を注目したい。日本では19日に6月貿易収支が発表される。5月の実質輸出は減少したものの、四半期ベースでは1-3月期から持ち直している。地域別にみると米国、中国向けは高めの伸びとなっているが、欧州向けが持ち直しているか確認したい。20日は6月全国コアコア(除く生鮮食品・エネルギー)CPIが発表される。6月東京都区部CPIは家庭用耐久財を中心にやや上振れた。全国CPIにおいても加速が見られるか確認したい。なお、17日にはパウエルFRB議長が米上院で半期議会証言を行う。 
最後にテクニカル面を確認したい。日経平均株価は、引き続き戻りを試す展開になろう。25日・75日・200日線など、主要な移動平均線が収れんする22300円前後の水準上放れとなれば、フシの集中する23000円台へ向けた動きが期待される。一方戻りが鈍く、再度調整の動きとなった場合は、7月11日安値(21744円)の水準が下値メドとして挙げられる。
日経平均株価の参考レンジは21800-22800円とする。

2018年7月12日

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