マーケットアウトルック - ニュージーランドドル -

投資の視点は2016年12月19日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2017/1/10 現在

投資の視点

NZドルの対米ドル相場は、米国の利上げペースが加速するとの観測から米ドル高圧力が強まり、2016年12月半ばから年末にかけて下落しましたが、2017年入り後は持ち直しに転じています。2017年1月10日15時現在、NZドルは、対米ドルで0.70米ドル前半、対円で81円台前半で推移しています。
ニュージーランドの経済ファンダメンタルズは堅調さを維持しています。2016年7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比+3.5%と、同+2%台半ばとされる潜在成長率を上回るペースで加速しました。アジアからを中心とする移民流入数の増加を背景に、民間消費や住宅投資など内需が景気をけん引しています。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、2015年6月以降計7回の利下げを実施し、政策金利は過去最低の1.75%へ引き下げられました。RBNZは利下げによる景気刺激効果で国内経済が力強さを増せば、2016年10-12月期にインフレ率は加速し、いずれインフレ目標の中心値付近へ上昇すると想定しています。野村證券では、RBNZが景気について前向きな見方をしていることから、追加利下げの可能性は低いと判断し、2017年末まで政策金利据え置きを予想しています。
今後、米国との金利差拡大が予想される中、NZドルは軟調に推移しやすいとみられます。ただし、ニュージーランドの国内景気が好調であることや、先進国の中で相対的に高利回りであるNZドル資産への需要は引き続き強いことから、大幅にNZドル安が進む可能性は低いとみられます。向こう1年間のNZドルの対円相場予想は1NZドル=75.0~85.0円とします。

グラフ

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2017年1月9日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

本ページに記載の内容は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、将来の投資成果を示唆または保証するものではございません。投資の最終決定はご自身の判断で行ってください。なお、使用するデータおよび表現等の欠落や誤謬につきましては、当社はその責を負いかねますので、あらかじめご了承ください。また、本ページの内容につきましては当社が著作権を有しております。電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、本ページの内容を当社に無断で複製、転載または転送等を行うことは、固くお断りいたします。