マーケットアウトルック - ニュージーランドドル -

投資の視点は2014年7月22日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2014/7/28 現在

投資の視点

NZドル相場は、NZ準備銀行(RBNZ)の利上げ期待などから、持ち直しに転じ、昨年10月22日には対米ドルで、1NZドル=0.85米ドル台前半を付けました。一方、対円でも14年1月8日に、1NZドル=87円ちょうど近辺を付けました。RBNZが利上げを見送ったことなどから軟化する場面もありましたが、堅調な経済統計や3月13日のRBNZの利上げなど受けて、対円で、4月1日に一時89円72銭と約6年1ヵ月ぶりの高値を付け、対米ドルでは7月9日に0.8823米ドルと約2年11ヵ月ぶりの高値を付けました。その後、主要輸出品である乳製品の国際価格の下落やRBNZ総裁のNZドル高牽制発言などを受けて、弱含みの展開が続いています。7月28日15時現在、対米ドルでは0.85米ドル台前半、対円では86円台で推移しています。
RBNZは7月24日に、政策金利を0.25%ポイント引き上げ3.50%とすることを決定しました。利上げは4会合連続となります。ただし、先行きの金融政策に関しては、RBNZは「現在は金利の分析期間を設けることが賢明である」と述べ、利上げを中断する姿勢を示しました。足元での物価上昇圧力は急速に高まってはおらず、RBNZは利上げが経済に及ぼす影響をひとまず見極めたいと考えているようです。
他の先進国通貨と比較して、NZドルの相対的な金利水準の高さは変わりませんが、従来想定されていた年内までの利上げが見送られる可能性が出てきたことなどから、NZドルのモメンタムは今後やや低下すると思われます。
今後1年間のNZドルの対円相場の想定範囲を、1NZドル=81.0~101.0円とします。

グラフ

(出所) ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2014年7月25日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

本ページは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。なお、使用するデータおよび表現等の欠落・誤謬等につきましては、野村證券はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本ページは提供させていただいたお客様限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。