マーケットアウトルック - ニュージーランドドル -

投資の視点は2014年6月16日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2014/7/14 現在

投資の視点

NZドル相場は、NZ準備銀行(RBNZ)の利上げ期待などから、持ち直しに転じ、昨年10月22日には対米ドルで、1NZドル=0.85米ドル台前半を付けました。一方、対円でも14年1月8日に、1NZドル=87円ちょうど近辺を付けました。RBNZが利上げを見送ったことなどから軟化する場面もありましたが、堅調な経済統計や3月13日のRBNZの利上げなど受けて、対円で、4月1日に一時89円72銭と約6年1ヵ月ぶりの高値を付け、対米ドルでは5月6日に0.877米ドルと約2年8ヵ月ぶりの高値を付けました。RBNZ総裁のNZドル高牽制発言などを受けて、一時軟化しましたが、RBNZ利上げ決定などを受けて持ち直し、7月14日15時現在、対米ドルでは0.88米ドル台前半、対円では89円台と、2010年以降の最高値水準で推移しています。
RBNZは6月12日に、政策金利を0.25%ポイント引き上げ3.25%とすることを決定しました。利上げは3会合連続となります。注目された金利見通しは、3月理事会で示された見通しが概ね維持され、また、先行きの金融政策に関しては、「インフレ期待を抑制し続けること並びに政策金利がより中立的な水準に回帰することが重要である」と述べ、RBNZは引き続き利上げを行う意志を示しました。
RBNZは概ね従来通りの利上げ継続姿勢を示唆したことで、NZドルは当面、力強さを維持するでしょう。加えて、グローバルに高金利志向が強まっており、NZドルはキャリートレード(円資金を借入れて 相場商品や証券などを保有する取引)先として選好されやすいと言えるでしょう。
今後1年間のNZドルの対円相場の想定範囲を、1NZドル=81.0~98.0円とします。

グラフ

(出所) ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2014年7月11日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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