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リーグテーブル|証券用語解説集

読み:りーぐてーぶる
分類:証券ビジネス

International Financial Review(IFR)誌などに掲載されている、引受業者の引受実績のランキング表である。

ユーロ債などは暦年ベースで集計されるが、日本の国内債は年度ベースで集計することが多い。一定の算定基準に基づき、主としてBook Runner(事務主幹事)として業者が取り仕切ったディールの総額を積み上げることで順位付けされるが、中には共同主幹事としての参加額等を基準にした物も存在する。

リーグテーブルで上位にランキングされることは、業者にとって引受能力をアピールする効果があるため、毎年激しいリーグテーブル争いが展開される。

リーグテーブルには、総合、通貨別、市場別など、様々な種類があり、それらの分類されたセクター別に、業者毎に強み・弱みがあると言うことができる。更に各国の市場・投資家動向によっても、総合リーグテーブルの順位は毎年大きく変動する。

一方で、リーグテーブルのみで業者の引受能力を判断するのにも限界がある。競争の結果、リーグテーブル上の数字を意識して市場実勢とかけ離れた水準で引受を行う業者が存在する為である。

リーグテーブルは機械的に数字を積み上げるだけで順位付けされるので、売れ残りが大量に出るような所謂Dog Dealも、幅広く投資家に販売されたものと同様に参入されてしまう。従って量での順位であっても必ずしもそれがそのまま質を表象しないこと、業者の収益性を考慮していない点にも注意を払う必要がある。従って引受業者の能力を計るにはリーグテーブル、収益性、市場での評価など総合的な物差しで見ることが肝要である。

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