2023.08.14 NEW
最近1年間、野村證券の一般NISA口座で買われた個別銘柄トップ20を紹介
野村證券の一般NISA口座では、どのような銘柄が買われているのでしょうか。最近1年間(2022年7月~2023年6月)に、NISA口座で買い付けられた銘柄を調べました。
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|---|
1 | 7203 | トヨタ自動車 |
2 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
3 | 9104 | 商船三井 |
4 | 9101 | 日本郵船 |
5 | 9434 | ソフトバンク |
6 | 9432 | 日本電信電話 |
7 | 2914 | 日本たばこ産業 |
8 | 5020 | ENEOSホールディングス |
9 | 7201 | 日産自動車 |
10 | 7182 | ゆうちょ銀行 |
11 | 5401 | 日本製鉄 |
12 | 8604 | 野村ホールディングス |
13 | 4755 | 楽天グループ |
14 | 8593 | 三菱HCキャピタル |
15 | 6178 | 日本郵政 |
16 | 8002 | 丸紅 |
17 | 8411 | みずほフィナンシャルグループ |
18 | 4005 | 住友化学 |
19 | 8053 | 住友商事 |
20 | 4689 | Zホールディングス |
注)2022年7月1日~2023年6月30日の期間で、野村證券の一般NISA口座で買い付けられた銘柄のランキング。ランキングは約定件数ベース。20位まで掲載
10万円以下で買える銘柄がトップ10に3銘柄
ランキング上位20社には、いわゆる「低位株」、つまり株価が相対的に低い銘柄が目立ちました。中でも株価が1,000円以下(2023年7月19日時点)、10万円以下で買える銘柄では、日本電信電話(9432)が6位、ENEOSホールディングス(5020)が8位、日産自動車(7201)が9位と、10位以内にランクインしました。
これら低位株は、少ない資金から始められるのが魅力で、資産形成を始める若者にとっては取り組みやすい選択肢と言えるでしょう。
最近では、日本電信電話(NTT)が1株を25分割する株式分割を行ったことで注目を浴びました。その理由として社長の島田明氏は「若者が当社の株を買えるようにしたい」と述べています。
低PBR株、高配当株も人気
PBR(株式純資産倍率)が低いバリュー株も、ランキングに多く含まれています。特に銀行や海運セクターから多くの銘柄がランクインしました。代表的な銘柄では、銀行セクターからは三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2位、ゆうちょ銀行(7182)が10位に入りました。
海運セクターからは、商船三井(9104)が3位、日本郵船(9101)が4位にランクインしました。これらの銘柄は、PBRが「解散価値」の1倍を下回っている企業が多く、最近では東京証券取引所の低PBR改善要請などが話題になり、PBR1倍割れ銘柄への注目度が高まっています。
個人投資家の間では、配当利回りを重視する投資スタイルに人気があります。特に、一般NISA口座を利用する人々にとっては、受け取る配当金に税金がかからないため、高配当利回り銘柄は魅力的と考えられます。
代表的な高配当銘柄は、ソフトバンク(9434)が5位、日本たばこ産業(2914)が7位にランクインしています。
さらに、これまで連続して増配を行っている三菱HCキャピタル(8593)はランキングの14位に入りました。
(FINTOS! より転載)