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2025.01.20 NEW

野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年10月~12月)

野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年10月~12月)のイメージ

集計期間中(2024年10月1日~12月31日)の日本株は、一進一退の展開となりました。10月は円安を追い風に、月央にかけて株価が回復しました。その後、やや上昇幅が縮小する場面もありましたが、衆院選後には再び持ち直しました。11月は米国の対中半導体輸出規制や、トランプ氏による関税強化方針が警戒されました。また、日本銀行の利上げ観測から、月末にかけて円高が進んだことも、日本株の重石となりました。12月は米国株の上昇や円安の進展に支えられ、株価は堅調に推移しました。月の後半には一時的に下落する場面もありましたが、業界再編への期待や株主還元の発表があり、自動車株が日本株の反発を主導しました。

今回は集計期間中に、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の中から、25年1月8日終値時点で今期予想配当利回りが3%以上の銘柄を抽出しました。約定件数順に上位20銘柄を紹介します。

野村證券の個人口座で買われた予想配当利回り3%以上銘柄の約定件数ランキング(2024年10月~12月)
順位 銘柄
コード
銘柄名 株価終値
1月8日
(円)
予想1株当たり
年間配当金
(円)
予想配当利回り
(%)
今期決算期
1位 9432 日本電信電話 156.4 5.2 3.32 2025.3期
2位 7267 本田技研工業 1,594.5 68 4.26 2025.3期
3位 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 1,919.0 60 3.13 2025.3期
4位 8058 三菱商事 2,538.0 100 3.94 2025.3期
5位 1605 INPEX 1,993.5 86 4.31 2025.12期
6位 2914 日本たばこ産業 3,942 194 4.92 2025.12期
7位 9434 ソフトバンク 194.8 8.6 4.41 2025.3期
8位 8316 三井住友フィナンシャルグループ 3,887 120 3.09 2025.3期
9位 9503 関西電力 1,719.5 60 3.49 2025.3期
10位 9101 日本郵船 5,337 260 4.87 2025.3期
11位 5411 JFEホールディングス 1,778.5 100 5.62 2025.3期
12位 9104 商船三井 5,676 300 5.29 2025.3期
13位 9107 川崎汽船 2,251.5 100 4.44 2025.3期
14位 5401 日本製鉄 3,134 160 5.11 2025.3期
15位 2503 キリンホールディングス 1,992.0 71 3.56 2025.12期
16位 8411 みずほフィナンシャルグループ 4,009 130 3.24 2025.3期
17位 3003 ヒューリック 1,352.5 54 3.99 2025.12期
18位 4503 アステラス製薬 1,521.0 74 4.87 2025.3期
19位 2502 アサヒグループホールディングス 1,575.5 50 3.17 2025.12期
20位 4523 エーザイ 4,358 160 3.67 2025.3期

(注1)2024年10月1日~12月31日の期間で、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の約定件数ランキング。20位までを掲載。今期予想配当利回りが2025年1月8日終値時点で3%以上だった銘柄のみ(小数点第3位を四捨五入)。1株当たり年間配当金の予想は東洋経済新報社で、予想値がレンジの場合は下限値。
(注2)ソフトバンク、三井住友フィナンシャルグループ、アサヒグループホールディングスは2024年9月30日を基準日として、それぞれ1:10、1:3、1:3の株式分割を実施した。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(出所)東洋経済新報社より野村證券投資情報部作成

銀行業や食料品、海運業の銘柄が多くランクイン

東証33業種別に見ると、銀行業が3銘柄、食料品が3銘柄、海運業が3銘柄と多くランクインしました。銀行業からは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が3位に、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が8位に、みずほフィナンシャルグループ(8411)が16位にランクインしました。銀行株は、重要な政治イベントを通過する中で、24年10月から11月にかけて株価が大きく上昇しました。12月には日本銀行による追加利上げが見送られたこともあり、やや伸び悩みましたが、集計期間中の銀行株は総じて堅調でした。

食料品からは、日本たばこ産業(2914)が6位に、キリンホールディングス(2503)が15位に、アサヒグループホールディングス(2502)が19位にランクインしました。これらの企業はすべて12月期決算企業であり、24年の配当権利付き最終売買日は12月26日でした。集計期間中に、権利取りを狙った個人投資家などによる買いが入った可能性があります。

海運業からは、日本郵船(9101)が10位に、商船三井(9104)が12位に、川崎汽船(9107)が13位にランクインしました。海運業界では、24年7月をピークにコンテナ船のスポット運賃が下落傾向にありましたが、10月下旬から11月にかけて下げ止まりが見られ、12月にかけてはやや上昇傾向となりました。

野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2025年1月8日時点)

※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。

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