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2018.09.06 NEWのむログ

ほかの店とはひと味違う「定番メニュー」に感激!――恵比寿の韓国料理店『水刺間』(スラッカン)

ほかの店とはひと味違う「定番メニュー」に感激!――恵比寿の韓国料理店『水刺間』(スラッカン)のイメージ

洗練されたモダンな空間で、本格的でありながらオリジナリティあふれる料理に舌鼓み。デートや女子会、接待にもおすすめできる話題の韓国料理店。

編集会議を終え、社内のカフェスペースに向かうと先客がいた。さっきまで一緒に編集会議に出ていたFが、浮かない表情でコーヒーを飲んでいたのだ。

編集者として働き出して1年目のFは、いつも精力的に企画を出し続けている。しかし、なかなか編集長からのゴーサインが出ない。それで、少しばかり落ち込んでいるのだという。
「Oさん、僕の企画のどこが悪いんでしょうか。一生懸命考えているつもりなのに」
「頑張っているのは編集長もわかっていると思うよ。ただ、ちょっと目新しさにこだわりすぎな感じはあるかな」
「だって、斬新でエッジが効いた記事じゃないと話題にならないじゃないですか。正直、ほかの人が出している企画って、どれも普通だと思うんですよね。ネタ選びが定番すぎるというか…」

Fの気持ちもわからなくはない。EL BORDEがスタートした当初は、私にもそんな時期があったから。けれど、最近は「ネタそのものの斬新さ」よりも、「定番のネタをどう料理するか?」を重視するようになっている。疑ってみたり、視点を変えてみたり、別のネタと組み合わせられないかを考えてみたり。そうやって定番のネタに新たな気づきを与えることこそ、編集者の腕の見せどころだと思うようになったからだ。
それをFに伝えるためには…。よし、あの店に連れて行くとしようか。

「落ち込んでいる理由はわかった。食事でもしながら、もう少し話さない?」

Fを連れ出したのは、恵比寿の『水刺間』(スラッカン)。平日にもかかわらずほぼ満席だ。その盛況ぶりに、Fが「オープンしたばかりなんですか?」と驚いている。
「オープンは確か、2005年だったかな。でも、いつもこんな感じだよ」
「すごいですね。よっぽど変わったメニューでもあるのかな」
どうやら、“新しもの好き”の血が騒ぎ出したようだ。

KOREAN 水刺間(スラッカン)店内料理のイメージ

「オーダーは私に任せてもらっていいかな?」とFに伝えて、キムチ、チヂミ、そして黒毛和牛カルビと野菜のプルコギを注文。Fは「キムチにチヂミ、プルコギってド定番じゃないですか。せっかくだから、いままで食べたことがないメニューがよかったです」と不満顔だ。
けれど、キムチが運ばれてくると表情が一変。コロンとしたかわいらしい形状に「これがキムチですか!?」と驚き、スマホで写真を撮り始めた。

写真を取り終えたのを見計らって、店長の山野辺大祐さんに料理の説明をお願いする。
「こちらはポッサムキムチといって、白菜のキムチで魚やフルーツを包んだ料理です。ポッサムというのは、宝を包むという意味の韓国語。本日はマグロ、カンパチ、イカ、エビ、ホタテ、ゴールドキウイなどが入っています」
海の幸がぎっしり詰まった一品を切り分けてもらい、いざ実食。「キムチならではの辛さもあるけれど、それ以上に旨みと甘みが濃厚です!」とF。ずいぶん気に入ったようだ。

続いて登場したのはチヂミ。すると、Fがまたしても驚きの声をあげる。
「想像していたチヂミと全然違う!」
それもそのはず。水刺間のチヂミは、厚焼き玉子か、はたまた長方形に整えられたオムレツか…といった佇まい。香ばしい焼き目がついた外側はカリカリ、中はふわふわの絶品なのだ。

「こんなチヂミ、はじめて食べました。おいしい!」
素直な反応に、誘ったこちらも嬉しくなる。
「ふんわりしてるでしょ? チヂミの生地を水ではなくだし汁で溶いて、さらにすりおろした山芋を加えているんだって。今日はスパムとチーズのチヂミを頼んだけど、海鮮チヂミやニラチヂミもおいしいんだよ」

Fは自家製果実酒、私はマッコリを飲みながら、料理談義に花を咲かせていると、水刺間の“名物”でもあるプルコギが運ばれてきた。山盛りの野菜を見て、Fがしばし絶句。具材をテキパキと炒めながら、山野辺さんが「当店のプルコギは野菜が主役なんです。新鮮な野菜を約500g使っているんですよ」と教えてくれた。

KOREAN 水刺間(スラッカン)料理のイメージ

野菜にある程度火が通ったら、いよいよ黒毛和牛の出番。特製のタレに漬け込んだ和牛が鍋肌に触れたとたん、食欲をそそる香りが立ち上った。
焼き上がったところで、サンチュ、エゴマの葉で巻いて豪快に頬張ると…。野菜と肉、特製ダレのそれぞれのうまみが口いっぱいに広がる。「しつこさがまったくなくて、いくらでも食べられそう」といいながら、夢中で食べ続けるF。その表情は“至福”そのものだ。

シメのラーメンもあらかた終わる段になって、Fがこんなことを言い出した。
「いままで、定番イコールありきたりのもの、つまらないものって思っていました。でも、違うんですね。今日食べた料理はどれも韓国料理の定番だけど、ここだけのオリジナリティがある。いい意味で裏切られました」
「うん、そうだね。そして実は、記事づくりもそう。編集って『集めて編む』って書くでしょう。みんながよく知っているような定番の情報でも、編み方次第でいくらでも面白くできるし、それが私たちの仕事の醍醐味でもあるんだよ」
「いち早く最先端の情報を届けたり、ほかのどのメディアでも扱っていないような記事を提供することばかり考えていたんですが、今日で考え方が変わりました。次こそ、編集長に認めてもらえる企画を出してみせます!」
そういって笑ったFはとても頼もしく見えた。来月の企画会議が楽しみだ。

KOREAN 水刺間(スラッカン)店内のイメージ
KOREAN 水刺間(スラッカン)料理のイメージ
KOREAN 水刺間(スラッカン)店内のイメージ
KOREAN 水刺間(スラッカン)
代官山にある韓国料理の名店『李南河』の姉妹店として2005年にオープン。鳥を丸ごと1羽使った「ソウルタッカンマリ」や、上質な素材を丁寧に下処理した「和牛上ミノのお刺身」もぜひ食べてみてほしい一品だ。人気店なので、確実に入りたいなら予約するのがベター。新丸ビル、グランフロント大阪にも出店。
所在地/東京都渋谷区恵比寿4-3-1 クイズ恵比寿ビル内B1-A
TEL/03-5447-6588
営業時間/17:00 ~ 24:00(L.O.23:00)
定休日/なし
予算/¥4,000~
アクセス/JR恵比寿駅から徒歩2分

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