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2019.05.16 NEWエッジな視点

人工知能が編集長になる日は近い? AIとウェブライティングの現在

人工知能が編集長になる日は近い? AIとウェブライティングの現在のイメージ

人の想像を遥かに超えて進化を続けるAI(人工知能)。現存する仕事の多くが、将来的にはAIに代替されるというのはよく聞く話だ。

実際にここ数年、大手広告代理店によるキャッチコピー作成、スポーツ新聞の競馬予想など、メディア業界においてもさまざまな場面でAIの活用が進んでいる。

メディア業界におけるAI活用がこのまま進めば、いずれはEL BORDEのようなウェブメディアでも、ライターに代わってAIが記事を書くようになるのかも……。AIとライティングの現状について、専門家に詳しく話を聞いた。

理想の文章構成をAIが作成

「AIが精度の高い記事を自動執筆する世界はまだ先だと思いますが、その手前にある戦略の部分、キーワードの選定や骨子の作成についてはAIによる自動化がある程度は実現しています」

そう話すのは、累計約28,000ものウェブサイトで導入されている、WebコンサルティングをAI化したツール「AIアナリスト」を提供する株式会社WACUL(ワカル)の事業開発責任者だ。

「AIアナリスト」は、膨大なデータを絶えず解析することで、コンバージョン率(成約率)の飛躍的な向上など、ウェブサイトの“改善提案”を高い精度で実現するAIを用いたSaaSツール(「Software as a Service」の略称。インターネット経由で提供されるソフトウェアのことを指す)。

そしてそこから派生し、近年では集めたデータからAIが分析した結果をもとに、サイトに掲載する文章の骨子を作成するサービスも行っているという。

「当社では、流入やコンバージョンにつながるキーワードをはじめ、適切な文字数や設定すべき読者のペルソナ像など、AIが自動抽出したデータをもとに、記事を書く前段階の骨子を作成するサービスを提供しています。

現在は骨子の作成を完全に自動化するところまでは実現できていませんが、AIが出してくる情報をもとにマニュアル通りに進めれば、担当者の経験にかかわらず、SEOはもちろん、特にコンバージョン率向上などの面において一定の成果を出す骨子をスピーディに作成できるようになっているんです」

下記はその骨子の一例だ。ご覧の通り、記事のブロックごとに、見出し、執筆すべき内容、さらには文字数の目安までもが網羅されている。

図:骨子作成サンプル(ディスプレイ広告代理店のオウンドメディア・コンテンツの例)

図:骨子作成サンプル(ディスプレイ広告代理店のオウンドメディア・コンテンツの例)

出典:株式会社WACUL提供資料(「コンテンツSEO支援サービス ご紹介資料」)

AIとの相棒関係

従来のコンテンツ作成の現場では、こうした骨子の作成やキーワードの選定はクライアントや広告代理店、コンテンツ制作会社、ライターなどが時間をかけて情報収集を行い、何度もミーティングを重ねながらおこなっていくものであった。

そうした作業をAIに代替させることで、成果の出やすいコンテンツをより短時間かつ低コストで作成できるというわけだ。

「AIは定量データをもとに数字的な根拠のある提案はできますが、実際に記事を書いたり、人を惹きつけるデザインを考えたりといったクリエイティブな部分については、まだまだ人の代わりができるレベルには達していません。

大切なのは、人とAIがうまく共存すること。AIが分析した結果をもとに、ライターさんなら新たな切り口で良い記事を書いたり、メーカーさんならより良い商品を開発したり。AIに調査や分析などの作業を代替させることで、人間はクリエイティブな作業により注力するという関係が理想だと思います」

クリエイティブな作業は人間が行い、その土台となる情報収集や分析を、相棒のようにAIが行ってくれる。EL BORDEの記事をAIが書くようになる未来までは少し遠いかもしれないが、その前に実現するのはきっと、そうした「人とAIが共存する未来」なのだろう。

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