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【3分で読める】複利運用の豆知識!「72の法則」とは?

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資産運用と聞くと、複雑な計算や専門用語が出てきて難しいと感じることがあるかもしれません。そんな時に頼りになるのが「72の法則」です。

「72の法則」とは?

「72の法則」とは、72を複利での運用利回り(年率)で割ると、元本が2倍に増えるまでの期間がわかるという考え方です。例えば、年率2%で複利運用した場合は、

72÷2(%)=36(年)

となり、資産が2倍になるまでの期間は36年かかるという計算になります。

ただし、これはあくまで概算であり、正確な期間とは誤差があることには注意が必要です。同じ条件で資産が2倍になるまでの期間を正確に計算すると、35年0ヶ月ということになります。このように、概算には誤差があるものの、およその期間を容易に知ることができるので重宝されています。容易に計算ができることから、利回りの比較検討もしやすくなります。

必要な利回りや、インフレの影響も試算できる

また、年数と利回りを入れ替えると、資産を倍にするために必要な運用利回りを求めることもできます。例えば、10年で資産を2倍にする複利運用利回りは、72の法則を用いると72÷10(年)=7.2(%)となります。正確に計算すると7.177・・・(%)となりますが、およその利回りを知ることができます。

利回り%で複利運用した場合、お金が倍になるのに何年かかるかを示した棒グラフ
注:図中の棒グラフの上にある年月は72の法則を用いた概算値。カッコ内の年月は正確な期間だが、四捨五入をして月単位にしているため、若干の誤差がある。
出所:野村證券投資情報部作成、ファイナンシャル・ウェルビーイング部編集

また、「72の法則」は、インフレによって購買力が半減、すなわちお金の価値が半減するまでの期間を試算することにも応用できます。この場合の計算式は72÷インフレ率(%)≒年数となります。つまり、インフレ率が年3%であれば、24年でお金の価値が半減することになります。もちろん、これまでと同様に、正確な計算とは誤差が生じることには注意が必要です。正確に計算するには手間がかかりますが、「72の法則」を活用することで、容易にイメージをつかむことができます。

まずは、大まかな計画を立てることが大切

資産運用には住宅購入費や老後の資金準備、インフレ対策といった様々な目的がありますが、目標と運用計画を立てることが重要となります。しかし、資産運用を始める際には、目標となる金額や期間が見えていないと、ゴールを見据えた資産運用は難しくなってしまいます。漠然と資産運用を開始するのではなく、まずは「72の法則」を活用し、大まかな計画を立てるといいでしょう。ざっくりとしたイメージをつかんだ上で、必要に応じてより詳細な運用計画を立てることが、目標達成への第一歩になるでしょう。

編集協力:野村證券株式会社 投資情報部 
編集/文責:野村ホールディングス株式会社 ファイナンシャル・ウェルビーイング部

記事公開日:2026年4月27日

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