マーケットアウトルック - ユーロ -

投資の視点は2020年7月13日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2020/07/27 現在

投資の視点

3月12日に利下げを見送った欧州中央銀行(ECB)は18日に緊急理事会を開催して緊急パンデミック資産購入プログラムを導入し、米国でも大規模な経済対策への期待が強まったことで、市場のセンチメントが改善し、ユーロは反発、24日に1ユーロ=120円台を回復しました。
その後、新型コロナウイルス(以下COVID-19)感染拡大で大打撃を受けたイタリアなど南欧諸国は財政不安から国債利回りが上昇しました。欧州債務危機再来を危惧する見方も浮上し、ユーロは軟化しました。EU(欧州連合)では、3月末以降これら諸国への資金支援を検討し始めましたが、財政規律を重視する加盟国の反対で合意が得られず、ユーロはじり安が続きました。5月5日にドイツ憲法裁判所がECBの量的緩和の一部が違憲であるとの判断を下し、一時的に市場は動揺しました。
5月18日にドイツ、フランスが資金支援に関して5000億ユーロの復興基金構想を発表しました。一部EU加盟国は反対したものの、市場は好感、イタリアなどの利回りは低下、ユーロも底打ちしました。経済活動再開から5月の景況感指数が改善したことも寄与して、ユーロは上昇しました。
6月4日にECBが市場予想を上回る緩和策を発表し、景気持ち直し期待が強まり、ユーロは続伸しました。その後、復興基金合意には時間を要するとの見方、ドイツの経済統計が弱かったこと、感染第2波懸念の浮上などからユーロは反落しました。その後は、ユーロ圏製造業PMIなどの景況感や小売売上などの経済指標の改善とCOVID-19感染再拡大リスクとの綱引きになりましたが、復興基金の交渉が進展していることがユーロに対する市場のセンチメントを押し上げ、21日に合意に達したことを受けて堅調に推移しています。7月22日15時現在、同1.15米ドル台、同123円台前半で推移しています。野村證券では今後1年間のユーロの対円相場予想レンジ同118~129円を据え置きます。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2020年7月21日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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