マーケットアウトルック - ユーロ -

投資の視点は2019年9月17日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2019/10/15 現在

投資の視点

2019年1月24日にドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州景気下振れリスクに言及し、3月7日にECBはマイナス金利政策の長期化を決定しました。また当初3月29日に離脱期限が設定されていた英国のEU(欧州連合)離脱(ブレグジット)問題もユーロの不安材料となりました。4月は、財政問題でのイタリアとEUの対立もユーロ下落要因となりました。
5月初頭、米国が対中関税引き上げ発表など対中圧力を強めました。株式市場における混乱と比較して、ユーロ・ドル相場の変動は小さかったものの、米中対立を警戒したリスク回避の円買いが見られました。6月4日のパウエルFRB議長の「適切に行動する」との発言でリスク回避は一服、また同発言を受けた米利下げ期待・米ドル安に伴って、ユーロは対米ドルで反発しました。
ドラギECB総裁が6月18日の講演で金融緩和強化の姿勢を示した後にユーロが急落したように、 6月中旬以降は米国とユーロ圏の金融緩和姿勢を探る展開となりました。7月25日のECB金融政策理事会で利下げや量的緩和再開が示唆された際には、想定通りとして反応薄だったものの、7月31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)ではFRBが大幅利下げに積極的ではないとの見方から米ドルが買い戻され、ユーロは対米ドルで年初来安値を更新しました。
8月は政治問題も注目されました。特に、ブレグジット問題での合意なき離脱リスクの高まりや、イタリアの政権不安はユーロ相場の重荷になりました。9月以降はイタリア政治問題の改善やドイツの財政支出拡大期待がユーロ相場を支える要因となりましたが、欧州景気の悪化が続く中でECBの金融緩和も長期化するとの見方やブレグジット問題がユーロ相場を抑えています。
10月11日15時現在1ユーロ=1.10米ドル台、同119円付近で推移しています。野村證券では今後1年間のユーロの対円相場予想レンジを同111~126円とします。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2019年10月10日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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