マーケットアウトルック - 英ポンド -

投資の視点は2019年11月18日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2019/11/25 現在

投資の視点

2016年6月の国民投票で、「英国のEU(欧州連合)離脱(ブレグジット)」が決まった直後のショックを、ポンド相場は(安定的な英国景気も支えとなって)乗り越えました。しかし「英国・EU間で離脱協定(離脱の手続きや離脱後の関係を定めたもの)が作られたものの英国議会で承認されない」というパターンが続くなど、ブレグジットを巡る不透明さがポンド相場を動かす大きな要因となっています。
2019年7月24日、離脱強硬派のジョンソン首相が就任しました。夏季休会期間を経て、9月3日の英国議会再開後、ジョンソン首相と議会の「合意なき離脱反対派」の間の対立が強まりました。ポンドは1ポンド=1.20米ドルを割り込み、3年ぶりの安値を更新しました。ジョンソン首相は解散動議提出などで議会を揺さぶる戦術に出たものの、9月9日に、「合意なき離脱反対派」主導で「合意がない場合に離脱を3ヶ月間延期」という法案が成立し、ポンドは下げ止まりました。
延期法案の成立にもかかわらず、ジョンソン首相は10月末の離脱実現のためにEUとの新たな合意に向けて動きました。10月16日にジョンソン首相とEUのバルニエ主席交渉官との間で協定案修正の合意が成立し、同案は翌日のEU首脳会議で承認されました。これらを受けてポンドは1ポンド=1.29ドル台まで急騰しました。
しかし10月31日の離脱期限まで議会での審議期間が短いことから、新離脱合意案は議会では採択されませんでした。最終的に、離脱時期を2020年1月31日まで延期するとともに、議会を解散し、12月12日に総選挙を行うことになりました。選挙戦開始後の世論調査で与党保守党が優位となる中で、11月のポンド相場は横ばい圏での推移となっています。
11月22日15時現在では、対米ドルで1ポンド=1.29米ドル台、対円で同140円台で推移しています。今後1年間のポンドの対円相場予想レンジを同132~157円とします。 (従来は126~144円)

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2019年11月21日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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