マーケットアウトルック - インドネシアルピア -

投資の視点は2019年11月18日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2019/11/25 現在

投資の視点

インドネシアルピアは、9月下旬に汚職撲滅委員会を弱体化させる改正法の撤回を要求するデモが発生し、相場を下押ししました。米中通商摩擦は従来から相場の重石となっていましたが、米中が段階的な関税撤廃に向けた交渉を進めていることが好感される一方、米議会が11月20日に可決した「香港人権・民主主義法案」に中国側が反発を示したのを受け、米中対立が深まるとの警戒感からルピアは弱含みに推移しています。
今後のルピア相場を展望する上では、金融政策、景気動向や第2次ジョコ政権の政策運営が注目されます。インドネシア銀行(中央銀行)は、11月24日の金融政策決定会合では、政策金利を5.0%で据え置く一方、預金準備率を引き下げました。同中銀は、緩和的な政策を継続して成長を支援する方針を示し、預金準備率引き下げについては成長押し上げに寄与する一方で利下げほど通貨を下押ししない、と説明しています。なお、10月の消費者物価指数は、前年同月比+3.1%と前月から減速し、中央銀行の目標レンジ内(前年比+2.5~4.5%)に収束しています。米国の予防的な利下げが休止される観測の下でも、インフレ圧力は緩和され、資金流出リスクも高まっていないため、利下げ余地は残されています。野村證券では、12月に追加利下げが実施されると予想します。
政策運営については、ジョコ大統領の2期目が発足(10月20日就任)し、大統領就任演説において2045年までに世界経済5大国入りを目指すと表明しました。また、任期中の優先事項として、人材開発、インフラ開発、規制緩和、資源依存からの脱却などを訴えました。これらの政策は中長期的な成長に寄与すると考えられますが、足元で景気が減速する中、短期的な景気浮揚策の有無が注目されます。
11月22日15:00現在、ルピア相場は1米ドル=14,100ルピア近傍、対円で100ルピア=0.77円近傍で推移しています。向こう1年間のルピアの対円レートを100ルピア=0.75~0.80円と予想します(従来は0.70~0.79円)。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2019年11月21日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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