マーケットアウトルック - インドネシアルピア -

投資の視点は2020年6月15日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2020/06/29 現在

投資の視点

インドネシアでは、3月2日に新型コロナウイルスの感染が確認されてから、感染の拡大がルピアを下押ししました。特に3月6日以降は、原油価格急落に伴って同国を含む新興国から資金が流出し、ルピアは急落しました。6月上旬以降は、同国における経済活動の再開、景気刺激策への期待、投資家心理の改善に伴い、ルピアは反発しました。足元では、欧米の感染第二波への懸念から新興国通貨全般に下落する中、ルピアも弱含みに推移しています。
今後のルピア相場を展望する上では、新型コロナウイルスの感染拡大状況、金融政策やジョコ政権の政策運営が注目されます。インドネシアでは、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を連日更新する中、ジャカルタなどにおける移動制限が6月から段階的に緩和されています。封鎖措置の緩和が景気回復期待につながっていますが、新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが止まらない中、失業の増加などを懸念して経済を再開することで感染拡大が長期化するリスクもあります。
金融政策については、中央銀行が6月18日の金融政策決定会合で、政策金利を4.5%から4.25%に引き下げました。中銀は、物価の安定と経常収支の改善見通し、経済の安定と回復を重視する姿勢を示し、追加利下げの可能性を示唆しました。5月の消費者物価指数は前年同月比+2.2%と、中銀の目標レンジ(+2.0~4.0%)の下限に接近しています。野村證券では、7-9月期に政策金利をさらに0.25%ポイント引き下げて4.0%とすると予想します。
政策運営については、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、景気刺激策を公表しています。当面、政府は財政支出拡大を優先し、財政赤字の拡大が見込まれます。
同国における経済活動の正常化が好感される一方、新型コロナウイルスの感染拡大が続く間はルピアを下押しすると考えられます。6月26日15:00現在、ルピア相場は1米ドル=14,200ルピア台、対円で100ルピア=0.75円台で推移しています。向こう1年間のルピアの対円レートを100ルピア=0.67~0.77円と予想します(従来は0.62~0.74円)。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2020年6月25日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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