マーケットアウトルック - メキシコペソ -

投資の視点は2019年12月16日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2020/01/14 現在

投資の視点

メキシコペソ相場は、2019年10月11日に米中通商協議が部分合意に達すると、上昇基調を強めました。30日公表の2019年7-9月期の実質GDPが前年同期比-0.4%と2四半期連続マイナス成長になると、ペソは一時弱含む場面もありましたが、概ね堅調さを維持しました。
11月14日の金融政策会合において3会合連続で0.25%ポイントの利下げが決定されると、米国との金利差縮小による資金流出懸念からペソは弱含みました。19日に米国議会の上院が下院に続いて「香港人権・民主主義法案」を可決し、香港をめぐる米中の緊張が高まる可能性が高まったことや、20日に米中通商協議の「第1段階」の合意が2020年に先送りの可能性があると報じられたこともペソ相場を下押ししました。
12月6日に主要産油国が協調減産の延長に合意して原油高が進んだことや、11日に米国、メキシコ、カナダの3ヵ国が米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の修正議定書に署名し、12日にメキシコ上院が同協定の批准を承認したことを受け、ペソは上昇基調を取り戻しました。27日にペソの対円相場は5.8円近傍と、約7ヵ月振りの水準へ上昇しました。
2020年1月3日にイラン革命防衛隊司令官が米軍により殺害され、中東情勢が緊迫化すると、新興国通貨は一様に下落しました。しかし、産油国であるメキシコの通貨ペソの下げ幅は、原油高に支えられ、小幅にとどまりました。8日に米国とイランとの衝突が回避される見通しとなり、中東情勢の悪化懸念が後退すると、ペソは底堅さを増しました。米国の上院財政委員会で新協定USMCAの実施法案が承認され、批准プロセスが進展したことも、メキシコの投資環境をめぐる不透明感の後退につながり、ペソの支援材料となりました。1月10日15時現在、対米ドルでは1ドル=18ペソ台後半、対円では1ペソ=5.8円台前半で推移しています。向こう1年間のメキシコペソの対円相場レンジを1ペソ=5.5~6.0円と予想します。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2020年1月9日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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