マーケットアウトルック - ニュージーランドドル -

投資の視点は2019年12月16日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2020/01/14 現在

投資の視点

ニュージーランド(NZ)ドルは、2019年9月に入り、米中通商協議の進展や中国の景気刺激策への期待から反発しました。しかし、19日公表の2019年4-6月期実質GDP成長率は前年同期比+2.1%と5年半振りの低成長になると、NZドル安が進みました。しかし、10月16日公表の7-9月期消費者物価上昇率が市場予想を小幅ながら上回る加速を示し、金利先安観が後退すると、NZドルは上昇基調を強めました。
その後、11月6日公表の7-9月期雇用統計で失業率が4.2%(前期は3.9%)と悪化を示すと、追加利下げ観測が再燃し、NZドルは上値を重くしました。しかし、13日の金融政策会合で市場予想に反して利下げが見送られると、追加利下げ観測が後退し、NZドルは2019年末にかけて上昇基調を取り戻しました。11月30日にロバートソン財務相がインフラ投資を大幅拡大する意向を示したこと、12月5日に中央銀行が四大銀行に対して自己資本比率を引き上げる規制強化を決定したものの猶予期間を当初案から延長したこと、12月11日にニュージーランド政府がインフラ投資向けに120億NZドル(約8,500億円)の追加拠出を行う計画を公表したこと、さらに、19日公表の7-9月期の実質GDP成長率が前年同期比+2.3%へ加速し、利下げ打ち止め観測が強まったことも相場押し上げに寄与し、NZドルは27日に対円で73円台前半と、約8ヵ月振りの水準へ上昇しました。
しかし、2020年1月3日の米軍によるイラン革命防衛隊司令官殺害をきっかけに中東情勢が緊迫化すると、市場のリスク回避姿勢が強まり、NZドルは71円台後半へ急落しました。8日にトランプ米大統領がイラク駐留米軍へのミサイル攻撃に対する報復措置見送りを表明し、中東情勢の化懸念が後退すると、NZドルは反発しました。他方、追加利下げ観測の再燃はNZドルの上値を抑えています。2020年1月10日15時現在、NZドルは対米ドルで0.66ドル台前半、対円で72円台後半で推移しています。向こう1年間のNZドルの対円相場レンジを1NZドル=67.0~73.0円と予想します。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2020年1月9日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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