マーケットアウトルック - ロシアルーブル -

投資の視点は2020年6月15日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2020/07/13 現在

投資の視点

3月6日に石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国から構成される「OPECプラス」による協調減産の枠組みが崩壊し、原油安が進むと、ロシアルーブルは急落しました。ロシア中央銀行が10日にドル売り・ルーブル買いの為替介入を再開したことは、ルーブルを下支えしました。しかし、サウジアラビアとロシアが相次ぎ増産に転じる方針を表明したことを受けて18日に原油安が進むと、ルーブルは対円で1.3円台前半と史上最安値へ下落しました。ロシア政府は25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、28日以降を「非労働日」として国民に自宅待機を要請すると、景気悪化懸念から、ルーブルには下押し圧力が強まりました。
OPECプラスが4月12日、6月末までの協調減産に合意すると、原油高に伴いルーブルは底堅さを取り戻しました。しかし、20日にニューヨークの原油先物(WTI)価格が史上初のマイナスをつけると、ルーブルは軟化しました。24日に0.50%ポイントの利下げが決定されると、景気下支え効果への期待からルーブルの下落は一服しました。政府が5月6日に経済活動再開の指針を示し、11日に「非労働日」が終了して経済活動が再開されると、ルーブルは上昇しました。
6月1日以降には企業活動規制の緩和や小売店の営業再開を受け、ルーブル高が進みました。6日にOPECプラスが協調減産延長に合意し、原油高が進んだことや、8日に外出制限が緩和されたこともルーブル高につながりました。その後、世界景気の底打ち期待が後退するとルーブルは下落しましたが、19日に1.00%ポイントの利下げが決定されると、景気刺激期待からルーブルは強含みに転じました。
7月に入り、原油価格の底堅さがルーブルの上昇を後押ししました。しかし足元では、ロシアでの感染拡大や景気後退への懸念がルーブルの上値を抑えています。7月10日15時現在、ルーブルは対米ドルで71ルーブル近傍、対円で1.5円台前半で推移しています。向こう1年間のロシアルーブルの対円相場レンジを1ルーブル=1.49~1.57円と予想します。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2020年7月9日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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