マーケットアウトルック - 南アフリカランド -

投資の視点は2020年2月17日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2020/03/16 現在

投資の視点

南アフリカランド相場は、2019年12月半ば以降、米中通商協議の進展期待や南アフリカの主要産品である金やパラジウムなど貴金属価格の上昇を背景に強含み、年末には対円で7.7円台後半と、約5ヵ月振りの水準へ上昇しました。
2020年に入り、中東情勢が緊迫化すると、ランドは対円で7.5円前半へ急落しました。1月8日には中東情勢の緊張緩和を受けてランドは一時持ち直しましたが、9日に国営電力会社が計画停電を発表すると、ランドは再び上値を重くしました。16日に市場予想に反して0.25%ポイントの利下げが決定されたことや、中国の新型肺炎の影響による世界経済減速懸念もランドの重しとなりました。
2月に入り、中国政府が景気下支え策を強化し、同国経済の減速懸念が和らぐと、ランド高が進みました。しかし、企業景況感や製造業生産や小売売上高など弱めの経済指標を受けて、ランドは上値を重くしました。26日に公表された2020/21年度予算案(財政年度末は3月)では、財政赤字拡大見通しが示される一方、公務員の給与削減による歳出抑制策が打ち出され、市場は一時好感しました。しかし、労働組合が反対する中、公務員の給与削減による財政赤字圧縮は困難との見方や、債務拡大見通しを受け、南アフリカ国債の格下げ(※)懸念が強まると、ランドは下落圧力に押されました。
新型肺炎の世界的な感染拡大に伴う景気減速懸念に加え、3月5日に南アフリカ国内で初の新型肺炎感染者が確認されたことや、6日から翌週9日にかけて原油価格急落や世界的な株安で市場のリスクオフの動きが強まったこともランド安を加速させました。10日に国営電力会社が再び計画停電の実施を発表し、南アフリカ経済の長期的な停滞に対する警戒感が強まったことや、財政悪化懸念もランド相場の重しとなっています。3月13日15時現在、南アフリカランドは対米ドルで16ランド台前半、対円では6.4円台前半で推移しています。 (※)無登録の格付業者が付与した格付。

投資の視点

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2020年3月12日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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