マーケットアウトルック - 南アフリカランド -

投資の視点は2017年3月21日に野村マンスリー投資会議で確認された内容に基づいています。

2017/3/27 現在

投資の視点

南アフリカランド相場は、2017年入り後もプラチナ価格の反発などを受けて底堅さを維持しています。3月27日15時現在、南アフリカランドは対米ドルで12ランド台前半、対円では8.9円台近傍で推移しています。
2017年12月には、5年に1度開催される与党・アフリカ民族会議(ANC)の全国党大会が開催されますが、党首選挙が控えており、ズマ大統領の後継者選びが注目されます。現在、有力候補は同大統領の元夫人ドラミニ・ズマ氏とされていますが、党首選に向けて与党内の派閥争いが政治的混乱につながり、ランド相場に影響が及ぶ可能性には引き続き注意が必要です。
南アフリカ準備銀行(SARB)は、インフレ抑制のため、2015年7月以降累計1.25%ポイントの利上げを実施し、政策金利を7.00%へ引き上げました。2017年2月の消費者物価(CPI)上昇率は前年比+6.3%へ減速しましたが、引き続きインフレ目標レンジ(同+3~6%)の上限を上回りました。2016年初めには、干ばつによる穀物など食料品価格の高騰がCPI上昇率を押し上げましたが、目先は前年比でみた食料品のインフレ鈍化から、CPI上昇率は減速するとみられます。
野村證券では引き続き、2018年末まで政策金利は据え置かれることを基本シナリオとしています。ただし、南アフリカランドが大きく減価する場合に限り、利上げが実施される可能性があるとみています。米国で利上げ継続が予想される中、ランド相場へは下押し圧力がかかりやすくなると見られます。向こう1年間の南アフリカランドの対円相場を1ランド=7.5~9.1円と予想します。

グラフ

(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成(直近値は2017年3月24日)


  • 内容は、「野村マンスリー投資会議」で確認されたグローバルな各資産に関する見方や投資視点などに基づいて作成しております。
  • 「野村マンスリー投資会議」は、グローバル・リサーチによる主要国・地域の景気、金利、為替、株価見通しを前提に、投資戦略を検討する月例の会議です。

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