カバード・コール指標に関する説明書

カバードコール指標とは、特定の資産（以下、原資産と言います。）を基礎として、カバードコール戦略を行った場合の収益を表すようにモデル化された指標です。カバードコール戦略とは、原資産を保有しつつ、コール・オプションを売却する戦略のことです。保有する原資産について、権利行使価格以上の値上がり益を放棄する対価としてオプションプレミアムを受け取ります。
　

原資産にコールオプションの売りを組み合わせることで、コールオプションの権利行使価格までは概ねコールオプションのプレミアム相当分原資産よりも高い水準で推移する一方、原資産がコールオプションの権利行使価格以上になると、当該価格水準以上は上昇しません。カバードコール指標の算出要領に従い、適宜コールオプションは売りたてられるため、その都度、カバードコール指標の上限水準が変動します。

カバードコール戦略の損益イメージ（権利行使価格100％の例）

※上記イメージ図は、カバードコール戦略の損益のすべての場合を網羅したものではありません。また、ETF全体の損益を表すものではなく、ETFの将来の運用成果について示唆、保証するものでもありません。

●原資産との利益・損失の違い
原資産に比べ利益は限定され、損失はコール・オプション売却のプレミアム分が軽減されます。
●短期的に上昇相場を予想する場合
原資産がコール・オプションの権利行使価格以上に上昇する場合は、次のコール・オプションを売り建てるまでの間、収益が限定的になります。そのため、短期的に上昇相場を予想する場合の投資は留意が必要となります。
●分配金について
信託財産の配当等収益等から諸経費および信託報酬等を控除した額の全額について分配されます。但し、分配額がゼロとなる場合があります。 また、オプションのプレミアム分の収益が分配される銘柄もあります。
※オプションプレミアムは信託財産が国内籍の場合、投信信託協会の規則上、分配することが出来ません。 分配方針は各銘柄毎に異なるため、詳細は各有価証券届出書や目論見書をご確認下さい。

● ETF・ETNは、連動対象である指標及び外国為替相場の変動、組入有価証券の価格の変動、組入有価証券の発行会社の倒産や財務状況等の悪化、その他の市場要因の影響等により、市場取引価格又は基準価額が値下がりし、それにより損失が生じることがあります。したがって、投資元本が保証されているものではありません。また、信用取引を利用する場合には、差し入れた保証金以上の損失が生ずるおそれがあります。
● ETF・ETNの売買を行うに際しては、契約締結前交付書面等の書面の内容をあらかじめ十分にお読みいただき、商品の性質、取引の仕組み、リスクの存在、売買手数料、信託報酬などの手数料等を十分に御理解いただいたうえで、御自身の判断と責任で行っていただきますよう、お願い申し上げます。
●国内株式（国内REIT、国内ETF、国内ETNを含む）の売買取引には、約定代金に対し最大1.43%（税込み）（20万円以下の場合は2,860円（税込み））の売買手数料をいただきます。国内株式を相対取引（募集等を含む）によりご購入いただく場合は、購入対価のみお支払いいただきます。ただし、相対取引による売買においても、お客様との合意に基づき、別途手数料をいただくことがあります。