【日経平均株価】週刊チャート展望

<5/7号>半値戻し達成、過去の保ち合いレンジ下限が視野に

今週(4月28日~)の日経平均株価は、関税交渉の進展期待などから、堅調に推移しました。5月1日まで6日続伸となり、約1ヶ月ぶりに3万6,000円台を回復しました。
チャート面からこれまでの動きを振り返ってみましょう。日経平均株価は、4月7日に一時30,792円まで下落しましたが、関税政策の一部修正を受けて大幅反発となりました。
24日に下向きの25日移動平均線(5月1日:34,727円)を超え、25日には昨年12月高値から今年4月安値までの下落幅に対する半値戻し(35,595円)の水準に到達しました。
この先の上値メドとして、同61.8%戻し(36,728円)や75日線(同:37,184円)、200日線(同:38,023円)の水準が挙げられます。また、昨年10月から今年2月にかけて長期間保ち合ったレンジ(37,700~40,300円)の下限が視野に入ってきました。同レンジでは、累積売買代金が多いとみられ、戻り待ちの売り圧力が強まり上値が抑えられやすいとみられます。

仮に上昇一巡後に再度調整となった場合は、上抜けた25日線(5月1日:34,727円)や、4月中旬に保ち合った34,000円台の水準が下支えとなるかどうかが注目です。

※2025年5月1日時点

※ 次回の更新は5月16日予定です。

日経平均株価 日足
< 半値戻し達成、過去の保ち合いレンジ下限が視野に >


(注1)直近値は2025年5月1日時点。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

 
 
日経平均株価 週足
< 大幅反発、戻り高値は52週線に上値を抑えられる可能性も >


(注1)直近値は2025年5月1日時点。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。  
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

 
 
本資料は投資判断の参考となる情報の提供のため、テクニカル分析の一般的な考え方を紹介しているものであり、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。なお、使用するデータ及び表現等の欠落・誤謬につきましては当社はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本資料は提供させていただいたお客様限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。

【ご参考銘柄】日経平均株価関連のETF

銘柄コード 銘柄名
1320
iFreeETF 日経225(年1回決算型)
1321
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
1329
iシェアーズ・コア 日経225 ETF
1330
上場インデックスファンド225
1346
MAXIS 日経225上場投信
※日経平均株価を連動対象とするETFのうち、過去1ヵ月の「1日当たり売買代金」の平均値について、上位5銘柄を掲載しています(2025年4月30日時点)。掲載は銘柄コード順です。


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