【日経平均株価】週刊チャート展望

<9/16号>史上最高値更新、心理的フシの45,000円へ

今週(9月8日~)の日経平均株価は、石破首相退陣表明を受け、次期政権の経済政策などに対する期待が高まったことなどから大幅上昇となりました。半導体やAI関連銘柄を中心に上昇し、約1ヶ月ぶりに史上最高値を更新しました。

チャート分析の視点から見てみましょう。9月1日安値(41,835円)形成後に反発上昇となり、9月9日の取引時間中に8月19日高値(43,876円)を突破して史上最高値を更新しました。この先、まずは心理的フシの45,000円を超えることが出来るか注目されます。その場合、さらなる上値メドとして、8月19日高値から9月1日安値までの下落幅の倍返し水準(45,917円)が挙げられます。

一方で、上昇一巡後に調整となった場合、まずは、今年6月以降何度も下支えとなっている上向きの25日移動平均線(9月11日時点42,836円)前後の水準で下げ止まるか注目されます。ただし、今年4月の安値から約半年で1万3千円超の急上昇(終値ベース)となっているため、先行きはこの25日移動平均線を割り込む調整が起こる可能性にも注意が必要です。

※2025年9月11日時点


日経平均株価 日足
< 25日線を下支えに上昇続く、45,000円を目指す動きに >


(注1)直近値は2025年9月11日時点。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

 
 
日経平均株価 週足
< 前回の中長期上昇トレンドは3度の調整を挟む、今後同様の調整を挟む可能性も >


(注1)直近値は2025年9月11日時点。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。  
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

 
 
本資料は投資判断の参考となる情報の提供のため、テクニカル分析の一般的な考え方を紹介しているものであり、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。なお、使用するデータ及び表現等の欠落・誤謬につきましては当社はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本資料は提供させていただいたお客様限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。

【ご参考銘柄】日経平均株価関連のETF

銘柄コード 銘柄名
1320
iFreeETF 日経225(年1回決算型)
1321
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
1329
iシェアーズ・コア 日経225 ETF
1330
上場インデックスファンド225
1346
MAXIS 日経225上場投信
※日経平均株価を連動対象とするETFのうち、過去1ヵ月の「1日当たり売買代金」の平均値について、上位5銘柄を掲載しています(2025年9月10日時点)。掲載は銘柄コード順です。


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