【日経平均株価】週刊チャート展望

<7/7号>一時4万円台、保ち合い上放れで中長期上昇へ

今週(6月30日~)の日経平均株価は、6月30日に年初来高値(ザラバベースで40,852円)をつけましたが、その後は日米通商交渉の不透明感から反落しました。

これまでの動きをチャートで見ると、日足チャートでは5月中旬以降に中段保ち合いが続いていましたが、6月下旬に中東情勢の緊張緩和を受けて上放れました。週足チャート上では、52週移動平均線(7月3日:38,065円)や昨年7月高値以降の下降トレンドライン(6月中旬:38,300円前後)を明確に上抜けており、中長期上昇トレンド入りの可能性が高まっています。今後、まずは昨年7月につけた史上最高値(ザラバベース:42,426円、終値ベース:42,224円)を目指す動きとなると考えられます。

一方で、6月30日には一時40,852円まで上昇したものの、その後に再び4万円を割り込みました。7月9日の相互関税の上乗せ分発動猶予期限を控え、日米間の緊張が高まる可能性があります。更なる調整となった場合、中段保ち合い形成時に下支えとなった上向きの25日移動平均線(7月3日:38,604円)の水準が下値メドとして挙げられます。

※2025年7月3日時点

日経平均株価 日足
< 5月中旬以降の中段保ち合いを上放れ >


(注1)直近値は2025年7月3日時点。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

 
 
日経平均株価 週足
< 下降トレンドラインや52週移動平均線を突破、中長期上昇局面入りへ >


(注1)直近値は2025年7月3日時点。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。  
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

 
 
本資料は投資判断の参考となる情報の提供のため、テクニカル分析の一般的な考え方を紹介しているものであり、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
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【ご参考銘柄】日経平均株価関連のETF

銘柄コード 銘柄名
1320
iFreeETF 日経225(年1回決算型)
1321
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信
1329
iシェアーズ・コア 日経225 ETF
1330
上場インデックスファンド225
1346
MAXIS 日経225上場投信
※日経平均株価を連動対象とするETFのうち、過去1ヵ月の「1日当たり売買代金」の平均値について、上位5銘柄を掲載しています(2025年7月2日時点)。掲載は銘柄コード順です。


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