【日経平均株価】週刊チャート展望
<10/27号>日経平均5万円目前も押し、軽い調整にとどまるか
今週(10月20日~)の日経平均株価は、21日に一時5万円に迫る動きとなりましたが、その後は調整しました。
チャートを見ながら振り返ってみましょう。日経平均株価は10月20日の自民党と日本維新の会の連立合意を受けて、翌21日に一時49,945円まで上昇し、心理的フシの5万円に迫る動きとなりました。ただ、高市首相誕生後は材料出尽くしとなり、短期的な株価の過熱感や、米中対立懸念の再燃もあり、23日には48,000円台まで押し戻されています。
この先、さらなる調整となった場合は、これまで何度も下支えとなっている上向きの25日移動平均線(10月23日時点46,789円)や、10月14日安値(46,544円)の水準で下げ止まるか注目されます。仮に同水準を割り込んだ場合は、10月3~6日のマド埋め水準(45,778円)が、次の下値メドとして挙げられます。
一方、軽い押しにとどまり、再び上昇となった場合、10月21日につけた史上最高値(49,945円)を超えることができるか、そして心理的フシである5万円を突破し維持することができるかが注目点です。
※2025年10月23日時点
チャートを見ながら振り返ってみましょう。日経平均株価は10月20日の自民党と日本維新の会の連立合意を受けて、翌21日に一時49,945円まで上昇し、心理的フシの5万円に迫る動きとなりました。ただ、高市首相誕生後は材料出尽くしとなり、短期的な株価の過熱感や、米中対立懸念の再燃もあり、23日には48,000円台まで押し戻されています。
この先、さらなる調整となった場合は、これまで何度も下支えとなっている上向きの25日移動平均線(10月23日時点46,789円)や、10月14日安値(46,544円)の水準で下げ止まるか注目されます。仮に同水準を割り込んだ場合は、10月3~6日のマド埋め水準(45,778円)が、次の下値メドとして挙げられます。
一方、軽い押しにとどまり、再び上昇となった場合、10月21日につけた史上最高値(49,945円)を超えることができるか、そして心理的フシである5万円を突破し維持することができるかが注目点です。
※2025年10月23日時点
< 5万円を目前に押しを入れる、25日移動平均線を下支えに上昇継続となるか >

(注1)直近値は2025年10月23日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成
< 今年4月以降急上昇、前回の中長期上昇局面の上昇ペースを上回る >

(注1)直近値は2025年10月23日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成
【特集】日経平均月足×新値累積数値 高値更新回数が示す上値の可能性
日経平均株価は今年10月にかけて急上昇し、一時5万円の大台に接近しました。今年4月に一時3万1千円台にあったことを踏まえれば、高値に感じられる方も多いのではないでしょうか。もちろん、急上昇に対する反動には注意が必要です。ただし、こうした調整は中長期の上昇トレンド内での一時的なもので終わる可能性が高いと考えられます。
今回は「新値累積数値」という手法を用い、高値更新の回数から相場の先行きを検討します。2010年以降の4度の中長期上昇局面(A~D)では、9~21回の高値更新を経て天井を形成してきました。A~Dの平均では14回の高値更新です。これに対して、今年4月以降の上昇は現時点で7回の高値更新にとどまっており、なお上昇余地があると見ています。
また、今回の中長期上昇トレンドは、過去のA~D平均の上昇倍率(平均1.94倍)と比べても同様に上昇余地があると考えられます。今後は一時的な調整をこなしながら、先行きはさらなる上値を試す展開が期待されるところでしょう。
※2025年10月23日時点
今回は「新値累積数値」という手法を用い、高値更新の回数から相場の先行きを検討します。2010年以降の4度の中長期上昇局面(A~D)では、9~21回の高値更新を経て天井を形成してきました。A~Dの平均では14回の高値更新です。これに対して、今年4月以降の上昇は現時点で7回の高値更新にとどまっており、なお上昇余地があると見ています。
また、今回の中長期上昇トレンドは、過去のA~D平均の上昇倍率(平均1.94倍)と比べても同様に上昇余地があると考えられます。今後は一時的な調整をこなしながら、先行きはさらなる上値を試す展開が期待されるところでしょう。
※2025年10月23日時点

(注1)直近値は2025年10月21日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。 (注3)日柄は両端を含む。
(出所)日本経済新聞社、各種資料より野村證券投資情報部作成
本資料は投資判断の参考となる情報の提供のため、テクニカル分析の一般的な考え方を紹介しているものであり、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。なお、使用するデータ及び表現等の欠落・誤謬につきましては当社はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本資料は提供させていただいたお客様限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。
テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。なお、使用するデータ及び表現等の欠落・誤謬につきましては当社はその責を負いかねますのでご了承ください。また、本資料は提供させていただいたお客様限りでご使用いただきますようお願い申し上げます。
【ご参考銘柄】日経平均株価関連のETF
| 銘柄コード | 銘柄名 |
|---|---|
| iFreeETF 日経225(年1回決算型) | |
| NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 | |
| iシェアーズ・コア 日経225 ETF | |
| 上場インデックスファンド225 | |
| MAXIS 日経225上場投信 |
※日経平均株価を連動対象とするETFのうち、過去1ヵ月の「1日当たり売買代金」の平均値について、上位5銘柄を掲載しています(2025年10月22日時点)。掲載は銘柄コード順です。