いまこそ考えたい資産寿命のこと

いまこそ考えたい
資産寿命のこと

(注) 2022年7月25日時点の情報です。

人生100年時代と言われる現在では、平均寿命(※1)は男性が81.64歳、女性は87.74歳と過去に比べて長寿化が進んでいます。長寿化が進むことは喜ばしいことですが、ライフスタイルの変化や長寿化による生活資金の不足といった問題を心配する声も増えてきました。
長い人生、豊かな生活を実現するために、老後に向けた資産形成に加えて、運用しながら計画的に「取り崩す」ことで資産寿命をいかに延ばすかが重要となっています。

  • (※1)厚生労働省「令和2年簡易生命表」

目次

公的年金だけに頼る生活は難しい?

高齢世帯の支出と、年金支給額(=収入)を比較すると、年金支給額だけでは毎月5.5万円が不足しています。ゆとりある暮らしを考えると、14.4万円も足りないのが現状です。

高齢世帯の支出と、年金支給額の比較のグラフ

(※2) 総務省「家計調査報告(家計収支編) 令和3年(2021年)平均結果」
(※3) 65歳夫婦(夫がサラリーマンで妻が専業主婦)の場合。出所:厚生労働省「令和元年度公的年金制度一覧」より野村證券作成
(※4) ゆとりある老後の生活費。出所:(公財)生活保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」より野村證券作成

将来、「資産を取り崩しながら生活する」という現実をしっかりと意識しながら「資産のつくり方」を考える必要があります。

インフレへの備え

セカンドライフを豊かに過ごすのに、見逃せないもう一つのポイントが「インフレ」です。
インフレとは、インフレーションの略で、モノの値段(物価)が上昇し、相対的にお金の価値が目減りすることを指します。物価が上がるということは、すなわち「消費の負担が増える」ということになります。現在と同じ値段で、10年後、20年後に同じものが買えるとは限りません。
下のグラフは、インフレ率(物価上昇率)が2%で推移した場合のシミュレーションです。今の暮らしを維持するための生活費は、将来大きく上乗せが必要なことがわかります。

インフレによる生活費への影響とは?
~ インフレ率(物価上昇率)「2%」で推移した場合の生活費シミュレーション(※5)

インフレ率(物価上昇率)「2%」で推移した場合の生活費シミュレーション(※5)のグラフ

出所:野村證券作成
(※5) 例示の物価上昇率が期間中一定で推移したと仮定して計算。百円の位を四捨五入した金額を表示。
(※6) (公財)生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」

実際に、最近では円安の進行などもあり、身近な商品の価格上昇が私達の生活に影響を及ぼしつつあります。2022年5月の物価上昇率をみてみると、前年同月に比べ、食料品+4.1%、光熱・水道は+14.4%となりました。

項目別物価上昇率

項目別物価上昇率のグラフ

出所:総務省「消費者物価指数」のデータを基に野村證券作成

ニュース等でも食料品の値上げや、価格据え置きでも容量を減らす「ステルス値上げ」などの話題を耳にすることも増え、物価上昇の影響を生活の中で感じ始めている方も多いかもしれません。インフレへの備えは今後、真剣に考えなくてはいけないテーマになるかもしれませんね。

「取り崩し」は計画的に!

アンケート調査によれば、60歳以上では半数以上の方が貯蓄や金融資産を取り崩していますが、計画的に管理している方は少数派のようです。

貯蓄や金融資産の取り崩しについてのグラフ

出所:野村アセットマネジメント・野村資本市場研究所の共同研究 「人生100年時代の投資家人生の姿を探る」

資産をお持ちであっても、「取り崩し」を計画的に行わないと、気づいたときには残りの資産が思ったよりも少なくなっていた、という事態になってしまうかもしれません。

日用品や食料品など、モノの値段が上がっていること(=インフレ)を実感する機会が多くなっています。
人生100年時代、これからの長い人生を豊かに過ごしていくためには、無理のない範囲で「資産運用」を行うことでインフレに備えつつ、計画的に取り崩していくことが有効かもしれません。

「資産運用でインフレに備える」と言っても、どうしたらよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
将来に備えて、資産運用を長く続けていくためには、分散投資が重要です。
投資の一歩を踏み出し資産を育てる期間から計画的に資産を取り崩す期間まで。

"リスクを抑えた分散投資で「お金の寿命」を延ばし、長い人生に寄り添う"

その想いで作られたファンドが『マイライフ・エール』です。

『マイライフ・エール』は、人生100年時代の資産運用を応援します。

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