2025.07.10 NEW
野村證券のNISA「成長投資枠」で買われた個別銘柄人気ランキング(2025年6月分)
2025年6月の日本株は、TOPIX(東証株価指数)および日経平均株価がともに3ヶ月連続で上昇しました。米国の関税や中東情勢に関する懸念から株価が下落する場面もありましたが、こうした懸念が後退したことや、米国の半導体株の上昇が日本株を支える要因となり、月末にかけて上昇しました。
今回は、2025年6月1日〜6月30日の期間に、野村證券のNISA(少額投資非課税制度)口座の成長投資枠で買われた銘柄の中から、約定件数順に上位20銘柄を紹介します。
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 前回順位 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 9432 | NTT | 1位 | → |
2位 | 7203 | トヨタ自動車 | 7位 | ↑ |
3位 | 5401 | 日本製鉄 | 3位 | → |
4位 | 9434 | ソフトバンク | 4位 | → |
5位 | 3350 | メタプラネット | 5位 | → |
6位 | 7272 | ヤマハ発動機 | 10位 | ↑ |
7位 | 4503 | アステラス製薬 | 8位 | ↑ |
8位 | 5721 | エス・サイエンス | 98位 | ↑ |
9位 | 7011 | 三菱重工業 | 9位 | → |
10位 | 9348 | ispace | 18位 | ↑ |
11位 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 2位 | ↓ |
12位 | 9023 | 東京地下鉄 | 26位 | ↑ |
13位 | 9501 | 東京電力ホールディングス | 19位 | ↑ |
14位 | 7267 | 本田技研工業 | 37位 | ↑ |
15位 | 8267 | イオン | 74位 | ↑ |
16位 | 1605 | INPEX | 12位 | ↓ |
17位 | 2801 | キッコーマン | 21位 | ↑ |
18位 | 2914 | 日本たばこ産業 | 32位 | ↑ |
19位 | 2134 | 北浜キャピタルパートナーズ | 圏外 | ↑ |
20位 | 8058 | 三菱商事 | 16位 | ↓ |
(注1)2025年6月1日〜6月30日の期間で、野村證券のNISA口座の成長投資枠で買われた銘柄のランキング。ランキングは約定件数ベース。1位〜20位までを掲載。前回順位が100位以内でない銘柄は「圏外」と表記している。
(注2)エス・サイエンスとispaceは、「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載あり。北浜キャピタルパートナーズは「継続企業の前提に疑義」の注記あり。
(注3)諸般の事情により特定の銘柄をリストから削除している場合がある。
(出所)野村證券投資情報部作成
トップ5の顔ぶれは前回からほぼ変わらず
NTT(9432、前回順位1位)が今回も1位にランクインしました。NTTは6月20日、NTTデータグループ(9613)に対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表しています。
トヨタ自動車(7203、前回7位)が2位にランクインしました。トランプ米大統領は6月12日に、輸入自動車への追加関税を「遠くない将来に引き上げるかもしれない」と発言しました。自動車関税への懸念が自動車株にとって重しとなっています。
日本製鉄(5401、前回3位)が3位にランクインしました。日本製鉄は6月18日、米鉄鋼大手USスチールの普通株を100%取得し、買収手続きを完了したと発表しました。
ソフトバンク(9434、前回4位)が4位にランクインしました。同社は、2026.3期本決算発表もしくは2026年の株主総会において、3~5年の次期中期経営計画を公表する方針を表明しています。ソブリンクラウドおよび企業向けAIサービス「クリスタル・インテリジェンス」の拡大を軸とした計画を掲げ、増配への期待に応えていきたいとしています。
メタプラネット(3350、前回5位)は5位にランクインしました。暗号資産(仮想通貨)関連株の株価は、足元で乱高下が続いています。
前回(2025年5月分)から、10位以上順位を上げた銘柄は、8位のエス・サイエンス(5721、前回98位)、12位の東京地下鉄(9023、同26位)、14位の本田技研工業(7267、同37位)、15位のイオン(8267、同74位)、18位の日本たばこ産業(2914、同32位)、19位の北浜キャピタルパートナーズ(2134、同圏外)の6銘柄でした。
野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2025年7月9日時点)
※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。