2025.11.13 NEW
野村證券のNISA「成長投資枠」で買われた個別銘柄人気ランキング(2025年10月分)
2025年10月の日本株は、TOPIX(東証株価指数)と日経平均株価がともに7ヶ月続伸し、過去最高値を更新しました。高市早苗内閣の発足などが株式市場で好感されました。なお、米国のハイテク株高の影響を受け、生成AI関連企業の株価上昇がけん引したことで、日経平均株価の上昇が顕著となり、初の5万円台に乗せました。
今回は、2025年10月1日〜10月31日の期間に、野村證券のNISA(少額投資非課税制度)口座の成長投資枠で買われた銘柄の中から、約定件数順に上位20銘柄を紹介します。
| 順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 前回順位 | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 8729 | ソニーフィナンシャルグループ | 2位 | ↑ |
| 2位 | 9432 | NTT | 1位 | ↓ |
| 3位 | 7013 | IHI | 31位 | ↑ |
| 4位 | 8725 | MS&ADインシュアランスグループホールディングス | 47位 | ↑ |
| 5位 | 9434 | ソフトバンク | 3位 | ↓ |
| 6位 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6位 | → |
| 7位 | 5401 | 日本製鉄 | 9位 | ↑ |
| 8位 | 5016 | JX金属 | 5位 | ↓ |
| 9位 | 2502 | アサヒグループホールディングス | 73位 | ↑ |
| 10位 | 7011 | 三菱重工業 | 14位 | ↑ |
| 11位 | 7203 | トヨタ自動車 | 7位 | ↓ |
| 12位 | 6594 | ニデック | 8位 | ↓ |
| 13位 | 3350 | メタプラネット | 10位 | ↓ |
| 14位 | 8267 | イオン | 4位 | ↓ |
| 15位 | 2269 | 明治ホールディングス | 36位 | ↑ |
| 16位 | 7272 | ヤマハ発動機 | 16位 | → |
| 17位 | 4502 | 武田薬品工業 | 19位 | ↑ |
| 18位 | 9433 | KDDI | 11位 | ↓ |
| 19位 | 2897 | 日清食品ホールディングス | 22位 | ↑ |
| 20位 | 7453 | 良品計画 | 18位 | ↓ |
(注1)2025年10月1日〜10月31日の期間で、野村證券のNISA口座の成長投資枠で買われた銘柄のランキング。ランキングは約定件数ベース。1位〜20位までを掲載。
(注2)諸般の事情により特定の銘柄をリストから削除している場合がある。
(注3)ニデックは東京証券取引所により特別注意銘柄に指定。
(出所)野村證券投資情報部作成
トップ5はソニーFG、NTT、IHI、MS&AD、ソフトバンク
上位5銘柄とそれぞれの銘柄の直近までのトピックについて紹介します。ソニーフィナンシャルグループ(8729、前回2位)が1位となりました。ソニーFGは9月29日、「スピンオフ(分離・独立)」という手法で東証プライム市場に上場しました。
NTT(9432、前回1位)が2位となりました。NTTが11月4日に発表した2025年7-9月期の営業利益は前年同期比11%増の5,398億円となりましたが、データセンター資産売却に伴う一時益1,295億円を除く実質では同15%減の4,103億円にとどまりました。
IHI(7013、前回31位)が3位となりました。IHIは11月6日の決算発表に合わせて、2026.3期の営業利益計画を1,500億円から1,600億円へと引き上げました。会社計画の上方修正は、円安の進行に加えて民間航空エンジンのスペアパーツ販売の好調が要因となっています。
MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725、前回47位)が4位となりました。MS&ADは9月30日、2027年4月に社名を「三井住友海上グループ」に変更すると発表しました。
ソフトバンク(9434、前回3位)が5位となりました。ソフトバンクが11月5日に発表した2025年7-9月期の営業利益は、前年同期比20%増の3,382億円となりました。一時益444億円を除くと、調整後営業利益は同4%増の2,938億円でした。
前回(2025年9月分)から、10位以上順位を上げた銘柄は、3位のIHI(前回31位)、4位のMS&AD(前回47位)、9位のアサヒグループホールディングス(2502、前回73位)、15位の明治ホールディングス(2269、前回36位)の4銘柄でした。
野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2025年11月12日時点)
※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。