2026.01.09 NEW
3月権利確定・連続増配期間が長い銘柄ランキングと各銘柄の配当利回り(2026年1月8日時点)
2026年3月末を配当基準日とする銘柄の中で連続増配期間の長い銘柄をランキング形式で紹介します。配当金は株主価値(株価)を判断する重要な指標であり、株式投資の魅力の一つです。今回は、各銘柄の配当利回りもあわせて記載します。
連続増配とは
連続増配とは、企業が複数年にわたり配当金を連続して増やしていることを指します。多くの企業は、事業活動などで得た利益を株主に還元する目的で、配当金を支払います。日本企業では多くの場合、各事業年度の第2四半期決算(中間決算)、年度末の本決算のタイミングで、それぞれの期末時点の株主に対して配当金を支払います。その年度に企業が支払った配当金の合計額が前年度を上回れば「増配」、下回れば「減配」、支払いがなければ「無配」となります。
連続増配銘柄の特徴
配当金は、企業がその事業年度にあげた利益、もしくは過去から積み上げてきた利益剰余金から支払われます。連続して配当金を増やし続けている連続増配企業(銘柄)の多くに共通する特徴として、創業からの歴史が長いこと、ブランド力や技術力などの強みを持っていることなどが挙げられます。こうした企業は、安定した利益を創出する独自の経営スタイルや販売手法を確立しており、大きな景気変動や外部から受けるさまざまなショックにも対応してきた実績があります。そのため、一時的に業績が悪化して利益が減少する局面があっても、長期的には継続的に増配できる強固な事業基盤を備えている場合が多くあります。
2026年3月末が配当基準日の連続増配銘柄ランキング
それでは、具体的にどのような連続増配銘柄があるのでしょうか。2026年3月末を決算日・期末配当基準日とする銘柄について、連続増配期間の長い銘柄のトップ10をランキング形式で紹介します。なお、ランキングは以下の基準に基づいてスクリーニングしています。
| 銘柄コード | 銘柄名 | 株価終値 1月8日 |
予想1株当たり 年間配当金 |
予想配当 利回り |
今期決算期 | 連続増配年数 予想を含む |
|---|---|---|---|---|---|---|
| (円) | (円) | (%) | (年) | |||
| 8593 | 三菱HCキャピタル | 1,347.5 | 45 | 3.34 | 2026.3期 | 27 |
| 4732 | ユー・エス・エス | 1,729.5 | 51.4 | 2.97 | 2026.3期 | 26 |
| 5947 | リンナイ | 4,005 | 100 | 2.50 | 2026.3期 | 24 |
| 9433 | KDDI | 2,669.0 | 80 | 3.00 | 2026.3期 | 24 |
| 9989 | サンドラッグ | 4,255 | 131 | 3.08 | 2026.3期 | 24 |
| 4527 | ロート製薬 | 2,566.0 | 43 | 1.68 | 2026.3期 | 22 |
| 6370 | 栗田工業 | 6,756.0 | 112 | 1.66 | 2026.3期 | 22 |
| 9843 | ニトリホールディングス | 2,627.0 | 30.8 | 1.17 | 2026.3期 | 22 |
| 8424 | 芙蓉総合リース | 4,400 | 158 | 3.59 | 2026.3期 | 21 |
| 4206 | アイカ工業 | 3,530 | 136 | 3.85 | 2026.3期 | 17 |
| 5393 | ニチアス | 7,182 | 152 | 2.12 | 2026.3期 | 17 |
(注1)表示されている銘柄のうち、連続増配期間中に株式分割を行っている銘柄は、株式分割後の調整済みの数値。
(注2)各種データは2026年1月8日時点。1株当たり年間配当金の予想は東洋経済新報社で、予想値がレンジの場合は下限値。連続増配年数でトップ10(11社)を掲載。
(注3)復配や配当開始は回数に含まず、決算期変更を実施した企業も対象に含んでいる。配当が前期比で横ばいとなった銘柄は除外。上場以前の配当実施額、資本移動については、完全に網羅されていない可能性がある。また、将来の増配を保証するものではない。
(注4)ニトリホールディングスは、2025年9月末に1対5の株式分割を実施。予想1株当たり年間配当金は、株式分割後の調整済み数値。
(注5)諸般の事情により特定の銘柄をリストから削除している場合がある。
(出所)東洋経済新報社より、野村證券投資情報部作成
スクリーニング上位銘柄はどんな企業?
上記の条件でスクリーニングした企業のうち、上位5銘柄を紹介します。
1位(27期連続):三菱HCキャピタル(8593)
三菱HCキャピタルは、法人向けファイナンスリースや航空機、コンテナなどを対象としたアセットファイナンスを主力事業とし、国内外で展開する金融サービス会社です。
2位(26期連続):ユー・エス・エス(4732)
ユー・エス・エスは、中古自動車取扱事業者を会員とする中古自動車オークションの国内最大手企業です。
3位(24期連続):リンナイ(5947)
リンナイは、ガス給湯器やガスコンロなどを主力とするガス機器のトップメーカーです。
3位(24期連続):KDDI(9433)
KDDIは、2000年に旧DDI、旧KDD、旧IDOの3社が合併して誕生しました。総務省統計によると、2025年3月末時点の移動体通信契約数の市場シェアは約31%となっています。
3位(24期連続):サンドラッグ(9989)
サンドラッグは、「ドラッグストア事業」と「ディスカウントストア事業」を展開しています。ローコスト経営に強みがあり、業界内でも高い収益性を維持しています。
野村證券投資情報部(2026年1月8日時点)
※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。