【3分で読める】コア・サテライト投資で目指す安定運用

「リスクを抑えながら、成長の機会も取り入れたい」。そんな方に知っておいていただきたい「コア・サテライト投資」について、本コラムでは基本的な考え方とステップについてご紹介します。
コア・サテライト投資とはーリスクを抑えつつ、バランス運用を目指す
コア・サテライト投資は、資産を役割ごとに分けて運用する手法です。
中心となる「コア」資産は長期・安定運用を目的とし、商品の分散や積立てでリスクを抑えながら資産を育てます。例えば、国内外の株式や債券に幅広く分散投資する投資信託などが、コア資産の例として挙げられます。
一方「サテライト」資産は成長機会を狙う積極的な運用で、例えば個別株や特定の業界・テーマに投資する商品等を通じて、リターンの上振れを期待します。AIや半導体、宇宙関連事業等、ご自身が応援したいと思える成長分野に着手して、投資信託やETFを選ぶことも、サテライト投資の一例です。
コアで安定性を確保し、サテライトで上乗せを狙うことで、リスクやコストを低減しつつ効率的な運用を目指すのが特徴です。

目的やリスク許容度を踏まえて、資産を振り分ける
コア・サテライト投資の手順は2段階あります。
まず保有している金融資産を「準備資金」と「投資資金」に分け、生活に必要な資金を準備資金として確保します。
次に投資資金を「コア」と「サテライト」に振り分けます。この配分比率は運用目的のほか、年齢や運用期間、リスク許容度等で変わりますが、「コア」をメインとして安定性の確保を目指し、「サテライト」は運用資金の一部にとどめるのが基本です。
もし現在の金融資産が少ない場合は、一定金額を定期的にコツコツ積み立てることでリスクの低減を目指す「積立投資」を活用して、コア資金を育て、徐々に配分を調整するのが良いでしょう。

まとめ
コア・サテライト投資は「守る資産」と「攻める資産」を分けて考える運用方法です。コアには分散投資を意識した投資信託、サテライトには個別株やテーマ型の商品等、目的や運用できる時間に応じて組み合わせることで、安定性と成長性のバランスを図ります。
まずは生活に必要な準備資金を確保し、そのうえでコアを中心に資産運用の土台を整えることが基本です。一方で、コアとサテライトにどのような資産を取り入れるかは、個人のリスク許容度や金融知識によって異なります。無理に幅広く手を広げるのではなく、ご自身が理解できる範囲で組み合わせることも大切と言えます。
資産運用をこれから始める方も現状を見直したい方も、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
編集協力:野村證券株式会社 投資情報部 丹羽 紘子
編集/文責:野村ホールディングス株式会社 ファイナンシャル・ウェルビーイング部
記事公開日:2026年5月29日


