【3分で読める】分散・長期・積立投資の事例

分散投資・長期投資・積立投資を組み合わせた事例
下のグラフは、代表的な4つの資産となる、日本株式・日本債券・外国株式(為替ヘッジなし)・外国債券(為替
ヘッジなし)に、25%ずつ均等配分して分散投資を行うポートフォリオに、30年間にわたり、一定金額として毎月1
万円を積立投資した事例です。積立投資金額〔灰色の線〕は、30年間累計で360万円となります。
分散投資・長期投資・積立投資の事例(30年)

4資産均等分散投資ポートフォリオの時価評価額〔赤い折れ線〕の推移を見ますと、大きな変動を伴いつつも、上記の30年間では約895万円となり、積立投資金額累計の約2.5倍の増加になったことが分かります。
資産形成に活かしたい、リスク低減の効果が期待される投資手法
一般的には、資産形成に向けて、変動資産を保有することに伴うリスク(リターンのブレ)については、そのリスクの低減を目指し、①分散投資、②長期投資、③積立投資の考え方を応用することにより、より安定的にリターンを獲得することが期待できるものと考えられています。
このように、投資に伴うリスクの低減を図り、より安定したリターンの獲得を目指す考え方は、主に資産形成における投資手法として活用されています。新NISA制度のつみたて投資枠、確定拠出年金制度、職場積立投資などの資産形成制度における中心的な投資手法に位置付けられるものと考えられます。
このほかにも、様々な考え方や投資手法がありますが、投資の目的を踏まえて、知識や経験に応じ、有価証券を代表とする変動資産を、いかに資産形成(資産運用)に活かすかがポイントになるでしょう。
編集協力:野村證券株式会社 投資情報部 田中 政広
編集/文責:野村ホールディングス株式会社 ファイナンシャル・ウェルビーイング部
記事公開日:2024年2月1日