【3分で読める】長生きにかかるお金の準備 ~人生の後半で医療費の支払いは増える可能性があります~

長生きにかかるお金の準備
いつまでも健康でいたいと願う方は多いでしょう。ただ、年齢を重ねると医療費の負担が大きくなることがあります。人生の後半に支払う医療費が増えることも想定されるため、万が一に備えてどれくらい資金を用意すべきかを確認しておきましょう。
医療費は生涯でどのくらいかかる?
厚生労働省「生涯医療費令和4年(2022年)度推計」によると、 一人あたりの生涯医療費は約2,900万円(保険診療の自己負担分+保険給付分)と推計されています。
ここで示す「生涯医療費」は、保険診療にかかる患者の自己負担(窓口負担)と、公的医療保険が負担する給付額(被用者保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度等)を合算したものです。
「保険給付分」は公的医療保険の負担分を指し、民間の医療保険による給付は含まれていません。
生涯医療費のうち、約半分にあたる約1,400万円程度が70歳以降にかかるとされています。70代後半と80代前半は平均的に医療費が高く、年代によっては300万円を超える時期があります。収入が減りやすい時期に支出が増える可能性がある点は注意が必要です。

医療保障に対する準備をしている人が8割以上
日本には公的医療保険制度や高額療養費制度など、医療費負担を軽くする仕組みがあります。しかし、入院時の差額ベッド代や食事代、雑費、先進医療などの保険適用外の費用、入院中の生活費や通院に伴う諸費用は公的制度でカバーされないことがあります。
治療や入院などが長期化すると日常の生活費がひっ迫する場合もあります。
生命保険文化センターの調査によると、病気やケガになった場合に医療保障の準備をしている割合は8割を超え、そのうち約7割が生命保険を活用していると報告されています。

今から知っておくべきこと
健康な生活はどの年代でも大切で、今の暮らしが将来の老後につながります。現役世代が特に知っておくべきポイントは次のとおりです。
治療や入院、手術が必要になった場合、まずは高額療養費制度等の公的保険制度でどこまでカバーされるのかを把握することが大切です。
公的制度ではカバーしきれない自己負担や生活費への影響を考えて民間保険や貯蓄などを検討することも有効です。
編集協力:野村證券株式会社 投資情報部 金子 真紀
編集/文責:野村ホールディングス株式会社 ファイナンシャル・ウェルビーイング部
記事公開日:2026年3月13日


