【売り時、買い時の目安は?】信用取引で使えるテクニカル活用術

信用取引は、制度信用取引の場合は6カ月間の返済期日があることや、建玉の保有期間に応じて金利などのコストがかかることから比較的短期間でのお取引が一般的です。短期取引を行うにあたっては、過去の値動きをチャートで表してトレンドやパターンなどから、今後の株価を予想する「テクニカル分析」も有効と考えられています。
ここでは、オンラインサービスで提供する「詳細リアルチャート」を使ったテクニカル活用術をご紹介します。

チャートやデータを活用したテクニカル分析方法

「詳細リアルチャート」は『お気に入り銘柄』の一機能です。チャートやデータを活用して様々なテクニカル分析ができます。「詳細リアルチャート」を活用して取引に適した売買タイミングを見つけてみましょう。

使い方

オンラインサービスにログイン後、トップ右の『お気に入り銘柄』ボタンをクリック。『お気に入り銘柄』が開いたら、「詳細リアルチャート」タブをクリックしてください。
後述のテクニカル指標などを参考に、追加チャートを選択して取引に適した売買タイミングを見つけましょう。
 
 
  1. お気に入り銘柄を選択
  2. 詳細リアルチャートを選択
  3. 銘柄名・銘柄コードを入力
  4. 設定を選択
  5. 追加したいチャートを選択
  6. チャートの足種を選択

RSI

RS(Relative Strength)とは直訳すると「相対的な強さ」です。RSI(Relative Strength Index)は、一定期間の株価変化に対するプラスの株価変化の相対的な大きさで、相場の過熱感を測る指標です。
個別株価の過去一定期間の値動き(対前営業日の変化幅)の合計値に対して、その内の上昇した日の変化幅の合計値の比率を%で表示します。
 
  • 30%~70%のラインを表示させるには、「チャート設定」より「RSI」を選択し、ハイラインを70、ローラインを30と設定し、保存してください。
RSIは0~100%の間を動き、株価の位置が通常は30%~70% の範囲にある場合が多く、70%以上を 「買われ過ぎの状態」⇒「反落に転じるであろう」⇒「売りシグナル」、30%以下を 「売られ過ぎの状態」⇒「反発に転じるであろう」⇒「買いシグナル」と考えます。
 

MACD

MACD(Moving Average Convergence Divergence)とは日本語では「移動平均収束拡散法」といい、通称、マックディーと呼ばれます。
移動平均線分析をより発展させたテクニカル分析の手法の一つで、指数平滑移動平均線(過去の株価よりも直近の株価に比重を置いて算出した移動平均線)を使い、単純移動平均線を用いた場合よりもトレンドの方向性を探るのに優れているとされます。
 
MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける(ゴールデンクロス)場合を「買いシグナル」、MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける(デッドクロス)場合を「売りシグナル」と考えます。
 

サイコロジカルライン

サイコロジカル(Psychological)とは「心理的な」という意味があり、市場参加者の株価に対する強気・弱気の心理を客観的な数値で表すことを試みた指標で、過去一定期間で株価が前営業日より上昇した日数(前営業日比がプラス)が、計算期間全体の何%になっているかを計算したものです。
 
サイコロジカルラインは、0~100%の間を動き、通常は株価の位置が33%~67% の間にあることが多く、75%以上を 「買われ過ぎの状態」 ⇒「反落に転じるであろう」⇒「売りシグナル」、25%以下を 「売られ過ぎの状態」⇒「反発に転じるであろう」⇒「買いシグナル」と考えます。
 
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※信用取引を始めるには、証券総合口座とは別に、信用取引口座の開設が必要です
この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。 テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。
銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行なってください。
なお、使用するデータ及び表現等の欠落・誤謬等につきましてはその責を負いかねますのでご了承ください。