2023.08.21 NEW

2023年8月に権利が確定するTOPIX500銘柄、予想配当利回りランキング

2023年8月に権利が確定するTOPIX500銘柄、予想配当利回りランキングのイメージ

大手小売企業がランクイン、人流回復が業績の追い風に

2023年8月に権利が確定するTOPIX500銘柄、予想配当利回りランキング

スクリーニング条件:①母集団はTOPIX500構成銘柄②決算月が2月、または8月③2023年度が経常増益予想④前期に中間配当を実施 ⑤予想配当利回りは1%以上⑥ 権利確定日が8月21日以降

順位 銘柄コード 銘柄名 決算期 株価終値(8/4)
一株当たり予想年間配当金
予想配当利回り
予想経常増益率(前期比)
1 2651 ローソン 2024.2期 7,060 200.0 2.83 2.5
2 3086 J. フロント リテイリング 2024.2期 1,395.0 33.0 2.37 112.2
3 3382 セブン&アイ・ホールディングス 2024.2期 5,828 113.0 1.94 0.5
4 8233 高島屋 2024.2期 2,061.0 28.0 1.36 3.4
5 9602 東宝 2024.2期 5,484 70.0 1.28 28.4
6 7649 スギホールディングス 2024.2期 6,329 80.0 1.26 6.5
7 8267 イオン 2024.2期 3,044 36.0 1.18 3.1

(注1)各種データは2023年8月4日時点
(注2)1株当たり配当、経常利益の予想は野村證券エクイティ・リサーチ部。スギホールディングスとイオンは会社計画値
(出所)野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

スクリーニング条件を満たした全ての銘柄が2月決算の企業となりました。特に、小売業の企業が多く含まれています。

小売業は2月決算が多いですが、これは繁忙期である12月と3月を避けるためだと言われています。今はあまり見られませんが、かつての小売業では期末に店をお休みにして棚卸を行っていました。繁忙期に店を閉めることは現実的ではないため、閑散期の2月末に棚卸を行い、決算処理に移るのは理に適っていると言えます。

現在の小売業の環境を見てみると、人流が回復するなどの好影響により、百貨店やコンビニの販売は順調に推移しています。ランキングには、百貨店からはJ.フロント リテイリング(3086)が2位、高島屋 (8233)が4位に、コンビニからはローソン(2651)が1位、セブン&アイ・ホールディングス(3382)が3位にランクインしています。

また、5位には映画の製作・配給・興行を行う東宝(9602)がランクインしています。足元で夏休みシーズンの映画興行が活況を呈しています。特に東宝が配給を行っているスタジオジブリの宮崎駿監督の最新映画『君たちはどう生きるか』は、大規模な宣伝や試写会を行わないという異例の手法で話題を集めています。

そして7位には、総合スーパーマーケットなどを運営するイオン(8267)がランクインしました。同社は、株主優待でも人気の企業で、8月末または2月末の株主名簿に基づき、100株以上を所有する株主に株主優待カードが発行されています。

FINTOS! より転載)

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