2025.05.14 NEW
野村證券のNISA「成長投資枠」で買われた個別銘柄人気ランキング(2025年4月分)
2025年4月の日本株は、TOPIX(東証株価指数)と日経平均株価がともに反発しました。米国の関税政策に関する報道の影響で株価が大きく動く場面があり、一時は3月末時点と比べて大幅に下落しましたが、最終的には月間で小幅な上昇に落ち着きました。
今回は、2025年4月1日~4月30日の期間に、野村證券のNISA(少額投資非課税制度)口座の成長投資枠で購入された銘柄の中から、約定件数順に上位20銘柄を紹介します。
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 前回順位 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 9432 | 日本電信電話 | 2位 | ↑ |
2位 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 4位 | ↑ |
3位 | 7203 | トヨタ自動車 | 5位 | ↑ |
4位 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 13位 | ↑ |
5位 | 5016 | JX金属 | 1位 | ↓ |
6位 | 8058 | 三菱商事 | 6位 | → |
7位 | 7182 | ゆうちょ銀行 | 8位 | ↑ |
8位 | 8593 | 三菱HCキャピタル | 19位 | ↑ |
9位 | 1605 | INPEX | 圏外 | ↑ |
10位 | 9434 | ソフトバンク | 3位 | ↓ |
11位 | 9104 | 商船三井 | 7位 | ↓ |
12位 | 7011 | 三菱重工業 | 9位 | ↓ |
13位 | 7267 | 本田技研工業 | 10位 | ↓ |
14位 | 6501 | 日立製作所 | 11位 | ↓ |
15位 | 7272 | ヤマハ発動機 | 圏外 | ↑ |
16位 | 7201 | 日産自動車 | 圏外 | ↑ |
17位 | 4503 | アステラス製薬 | 12位 | ↓ |
18位 | 8411 | みずほフィナンシャルグループ | 圏外 | ↑ |
19位 | 8750 | 第一生命ホールディングス | 圏外 | ↑ |
20位 | 5401 | 日本製鉄 | 圏外 | ↑ |
(注1)2025年4月1日~4月30日の期間で、野村證券のNISA口座の成長投資枠で買い付けられた銘柄のランキング。ランキングは約定件数ベース。1位~20位までを掲載。前回順位が20位以内でない銘柄は「圏外」と表記している。
(注2)諸般の事情により特定の銘柄をリストから削除している場合がある。
(出所)野村證券投資情報部作成
業種別では銀行業、輸送用機器などが多くランクイン
日本電信電話(9432)が1位にランクインしました。NTTドコモは、4月24日に新しい携帯料金プランを発表しました。この新料金プランは、サービス内容を拡充するとともに、月額料金を引き上げるものであり、導入は6月5日からとされています。
東証33業種別に見ると、銀行業、輸送用機器がそれぞれ4銘柄ずつと多くランクインしました。銀行業では、2位に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、4位に三井住友フィナンシャルグループ、(8316)、7位にゆうちょ銀行(7182)、18位にみずほフィナンシャルグループ(8411)がランクインしています。トランプ政権による相互関税の発表を受け、国内外の株価が急落する中、邦銀株は年初来の上昇が目立っていたこともあって大幅に下落しました。相互関税措置の一時停止が公表されると急反発する場面もありましたが、その後も不安定な動きを続けました。
輸送用機器では、3位にトヨタ自動車(7203)、13位に本田技研工業(7267)、15位にヤマハ発動機(7272)、16位に日産自動車(7201)がランクインしています。トランプ政権は4月3日、日本などから輸入される完成車に対し、25%の追加関税を発動しました。
前回(3月分)20位以内に入っていなかった銘柄は、9位のINPEX(1605)、ヤマハ発動機、日産自動車、みずほフィナンシャルグループ、19位の第一生命ホールディングス(8750)、20位の日本製鉄(5401)の6銘柄でした。
野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2025年5月8日時点)
※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。