
第1回
ファイナンシャル・ウェルネス
(お金の健康度)アンケート
(2021年実施)
―上場会社従業員1万人の声― Financial Wellness survey
ファイナンシャル・ウェルネス
(お金の健康度)アンケート
(2021年実施)
―上場会社従業員1万人の声― Financial Wellness survey
- 金融資産保有額と
ファイナンシャル・ウェルネス
第4回は、現在は経済的に低調だが、将来安心と回答した人に着目し、その要因を探りました。今回は、上場会社従業員1万人のうち、個人の金融資産保有額で回答のあった 7,890人 に焦点を当て、2,000万円未満の 5,897人(75%)と、2,000万円以上の 1,993人(25%)とを比較し、金融資産保有額の違いによる、行動や幸福度・満足度を分析することで、ファイナンシャル・ウェルネス向上の手がかりを見つけることができないか、検証を試みました。
金融資産保有額 2,000万円超の人は、比較的福利厚生制度の認知度も高く、資産形成セミナー等の勤務先のサポートの利用経験も多い傾向が見られました。
勤務先の福利厚生制度以外の資産形成においては、株式や投資信託を利用する割合が高い結果となりました。
同様に、企業型DCの運用においても、投資信託を利用する割合が高い結果となりました。
お金・経済面での幸福度では、現在順調であるとの回答が多い一方で、将来不安であるとの回答も63%に上り、何らかのサポートが必要であることが示唆されます。
金融資産保有額 2,000万円超の人の割合は、年齢と比例して高くなりますが、40歳~54歳までは保有者割合に変化が見られず、住宅ローンや教育費などの負担が多い年代であることが浮き彫りとなりました。