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2017.06.01 NEW

社会人留学しないのはもったいない!?人脈開拓やイノベーション発想でキャリアアップ!

社会人留学しないのはもったいない!?人脈開拓やイノベーション発想でキャリアアップ!のイメージ

「社会人留学しないのはもったいない」。留学サポートのプロ、山内勇樹がこう言い切るのはなぜか? 留学がキャリアアップにつながる理由に迫る!

実利に直結する留学先が人気

これまで社会人留学といえばMBAを取得できるビジネススクールが主流だったが、ここ数年「ロースクール」「メディカルスクール」「エンジニアリングスクール」のように、実利に直結する専門知識を学ぶ留学の人気が高まってきている。
例えば、ロースクールへの留学が求められる背景には、グローバル化により取引が国際基準になっていることがある。契約書や決算書など、国際法に基づき作成できる人材の確保が急務なのだ。

企業側が奨励する、攻めの「留学」とは?

企業側が留学を推奨するのは「実利目的」だけではない。特に日本のメーカーが社会人留学に対して寄せている期待は主に2つ。人脈開拓とインターンなどで得られる海外での実務経験だ。

留学先には名だたる海外企業の幹部候補が集まってくるため、世界規模で取引相手や提携先を探すことができる。とあるメーカーが、リスク分散のために海外への物流ルートを開拓しようとした際、社員が留学時に構築した海外人脈が役立ったという事例もある。

また、海外の大学では「留学生のインターン」が盛んに行なわれている。自社と同じ業界でインターンすれば海外でのネットワーク構築につながり、世界規模で業界の勢力図も把握できる。業界内における自社の立ち位置を知るのは有益だ。加えて、日本と海外のビジネス慣習の違いも体感できるだろう。

留学の「意外なメリット」にも注目

ここまで留学の主なメリットについて紹介してきたが、「意外なメリット」も見られるようになった。留学することで興味関心の幅が広がり、イノベーションを起こせる人材になって帰ってくるケースが増えているのだ。

留学中に自社の専門分野の知識を深める過程で、専門外にも学びを広げていき、新規事業を発案。帰国後、そのプランが採用され、今では会社の未来を背負うイノベーション人材として期待され、昇進にもつながったという事例がある。
こうした事例が起こる理由は、海外の大学には専門外のプログラムを学べる機会が用意されているためだ。例えば、名門ハーバード大学のビジネススクールに在籍しながら、ロースクール、メディカルスクール、エンジニアリングスクールで学ぶことができ、そこで出会う世界的なプロフェッショナルたちに大いに刺激を受けることができるだろう。

「正しい留学」を実現するために必要なことは?

最後に、社会人留学のメリットを最大限に享受するため、留学前に注意すべき点を挙げておこう。
重要なのは「大学名ではなく目的で留学先を選ぶこと」だ。留学先で質のいい人脈を築きたいなら、国際ランキングで上位200位内の大学を目指すのがおすすめではあるが、だからといって安易にランキング上位の大学に出願すればいいというわけではない。留学をキャリアアップにつなげたいのであれば、「スキル・知識・人脈を得られる留学先」を選ぶのが必須条件だ。

また、現状の英語力に合わせて留学先を選ぶ人もいるが、それよりも目的にあった留学先に向けて、自分の英語レベルを合わせていくのが正解だ。間違った留学先に行き、日本に戻った時に後悔しないためにも、しっかりと留学先の情報を収集し「正しい留学」を実現してほしい。

社会人が留学しやすい環境になっている

企業側が社会人留学を奨励するようになった理由として、海外の大学の仕組みが変わってきていることがある。社会人留学の受け皿を広げようと、2年制が主流のMBAでさえ、1年で取得できる大学も出現している。社会人留学の環境が整ってきた今、自分を変革できるチャンスは目の前に広がっているのだ。

監修:山内 勇樹(やまうち ゆうき)

UCLA卒業後、留学サポート、英語指導を事業とする株式会社 Sapiens Sapiensを設立。企業派遣・省庁派遣・個人の留学サポートを行い、MBA・大学院・プロフェッショナル留学(法、医療、工学、アート、政治・政策など)に精通し、世界中の名門大学に多くの合格者を輩出。企業と出願者に最大のメリットをもたらす留学プランの提案に定評がある。

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