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【雑談力特集:前編】雑談できないとチャンスを逃す? 春は初対面が増えるが大丈夫?

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いよいよ春の異動シーズン到来で、初対面で話題に困る場面が増える? 人づきあいが苦手な人ほど、雑談力を身につけよう。

「宴会や会議の席で、上司が隣の席に……」「エレベーターで、苦手な先輩と二人きり……」「取引先との会食で、初対面の人ばかり……」。
友人との会話では困らない人でも、仕事上の人づきあいがどうも苦手で億劫という人は多いのではないだろうか。
特にこの時期は、自社でも取引先でも異動があるもの。初めて出会う人も多くなり、話題に困るシーンが増える人もいるだろう。

とはいえ、ビジネスは一人で完結するものではないのは言わずもがな。交渉力、説明力ほどのコミュニケーションスキルはすべての人に求められないにせよ、社内外で円滑な人間関係を築くためのコミュニケーションスキルは社会人である以上、必須のスキルといえる。

そこで、人間関係を築くためのコミュニケーションスキルとして、注目されているのが「雑談力」である。本連載では、2回に分けて「雑談力がなぜビジネスで必要なのか(前編)」「雑談力を身につけるためには?(後編)」について考えていきたい。

雑談力って何?

では、まず雑談とは何かについて探っていこう。一般的に雑談とは、テーマを決めずに取り留めもない会話をすることを指し、友人や家族との会話は、雑談が多くを占めている。こうした雑談によって、家族の絆が深まり、友人と親しくなっていくものだ。つまり、雑談とは相手を理解するための会話なのだ。

では、ビジネススキルとして求められる「雑談」とは何だろうか? 元リクルートの営業マンであり、現在、コミュニケーションを軸に数々の企業研修を請け負っている株式会社らしさラボの伊庭正康さんによると、「ビジネスにおいて『雑談力』をつけるメリットは、チャンスが増えること」だと断言する。

もちろん、雑談の主たる目的は、相手の理解を深め、親しくなるための会話である。それは、プライベートも仕事も変わらない。
ただし、あくまでビジネススキルとして捉えた時に、プライベートと同じような取り留めもない話に終始してしまうのはもったいない。

上司、同僚、部下などの社内の人間関係、クライアント、お客様などの社外の人間関係が良好になれば、間違いなく仕事は円滑に進んでいくはず。特に、異動シーズンの春は、初対面の出会いが多いもの。早く相手の人柄を理解できたら、仕事も早く軌道に乗せることができる。

雑談力UPで、チャンスUP?!

ところで、先ほどの伊庭さんに、「なぜ雑談力が高い人ほどチャンスが多いのか」聞いてみたところ、驚いたことに、伊庭さん自身が20代の頃は雑談が苦手で、人見知りだったというのだ。特に会議の席で上司が隣だった際は、緊張して何も話せず、宴会の席でも上司を避けて座っていたという。

上司と積極的に会話をしなくても、実績だけ出せば認められるだろうと思っていたためだ。実際、真面目に頑張って結果も出していたので、人事査定も悪くなかった。それなのに、なぜか自分よりも実績が低い同期が大事なプロジェクトを任されていることに衝撃を受けたという。

自分に足りないものは何か悩んで出した結論が、上司とのコミュニケーション不足だった。上司といえども、一人の人間。大事なプロジェクトを任せるのであれば、人柄がまったく読めない部下よりも、仕事の価値観や想いなどの「人となり」が分かっている部下のほうが信頼できる。
プロジェクトが上手くいかない時に、それを隠さずに、腹を割って相談してきてくれるような部下には、安心して任せられるのだ。

「上司から信頼されるには実績だけでは足りない。人柄にも興味を持ってもらえるかが大事」(伊庭さん)
そう悟った伊庭さんは、上司に積極的に話しかけたことで、あることに気づいたという。それは、「ビジネスで必要な雑談力は後天的に身につけられるものだ」ということだった。

雑談で大切なたった1つのこと

特にビジネス上での雑談力の場合、外してはいけないのは、「相手の関心に合わせた話をする」ことだ。
注意すべきなのは、自分の話に自信を持っている人だ。相手の話を聞かず、自分の話が多くなってしまうためだ。また、話に自信がない人でも、相手に配慮するばかり、沈黙を嫌がり頑張って話しすぎてしまう場合もあるという。

ちなみに、雑談で避けるべき5大NGテーマは、勤めている会社の悪口(謙遜でもダメ)、自分の子供の自慢話(お子さんがいらっしゃらない方もいる)、ペットを飼っていない人へのペットの話、相手が知らない人の話、自分の趣味のうんちく話だと説く伊庭さん。

「上記はすべて関心が『自分』に向いているから」と指摘しているように、特に初対面の人は、あなたへの関心がゼロだということを頭に入れておこう。
「相手に関心がない話はNG」。それが、上手くいく雑談の基本中の基本なのだ。

では、雑談力の基本を理解してもらえたところで、後編では、雑談力を身につけるための「最初の一言」を紹介する。どれも簡単に覚えられるのに、あらゆる場面で使える最強のフレーズばかり。ぜひ、楽しみにして欲しい。

監修:伊庭 正康(いば まさやす)

株式会社らしさラボ代表取締役。1991年リクルートグループ入社。4万件を超える訪問活動を通して、人見知りを克服。累計40回以上の社内表彰を受け、株式会社フロムエーキャリアの代表取締役を歴任。2011年、株式会社らしさラボを設立。年間200回以上のコミュニケーションを軸にした研修を実施。リビート率9割以上。近著は『1分で打ち解ける!戦略的な雑談力』(明日香出版社)。

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