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2018.12.17 NEW80年代生まれのリアル

「働き方改革」のせいで疲労が倍増!? 80年代生まれの“疲れ”の実態

「働き方改革」のせいで疲労が倍増!? 80年代生まれの“疲れ”の実態のイメージ

海外から「働きすぎ」だと指摘されることの多い日本のビジネスパーソン。一方で、生産性などの観点から「実際、日本人はそこまで働いているわけではない」といったような指摘も見受けられる。

実際に働きすぎているかどうかはさておき、周りを見回す限り、疲れ気味に見えるビジネスパーソンが少なくないのではないだろうか。

今回は、そんなビジネスパーソンの“疲れ”の実態に迫ってみよう。

東京で働くビジネスパーソンの○割はお疲れ気味?

養命酒製造株式会社が行った「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」では、「疲れを感じているか」という質問に対し、「あてはまる(疲れを感じている)」と回答した人は20代で82.0%(非常にあてはまる36.1%、ややあてはまる45.9%)、30代で76.6%(非常にあてはまる31.8%、ややあてはまる44.8%)にものぼるという結果になっている(図1)。

世代別の結果を見てみると、疲れている人の割合は40代がもっとも高く、30代がもっとも低い。

とはいえ、もっとも割合の低い30代でも、8割に近いビジネスパーソンが何らかの疲れを感じているという結果になっているのだ。

図1:現在の“疲れ”の状態について、どの程度あてはまるか[疲れを感じている]

図1:現在の“疲れ”の状態について、どの程度あてはまるか[疲れを感じている]

出典:養命酒製造株式会社「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」
※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住で東京で働く20~59歳のビジネスパーソン1000名を対象にしたインターネット調査。2018年6月8日~6月12日に実施。

30代の疲労は一部の人に集中している?

もちろんひと言で“疲れ”といっても、一晩寝れば回復するような一時的な疲れと、慢性的な疲れでは、その実態は大きく異なる。

では、東京で働くビジネスパーソンの“疲労度”の実態はどうなっているのだろうか。

先ほどと同じ調査で、現在感じている疲れの状態について、「一晩寝ても疲れがとれない(休んだ気がしない)」と回答している人の割合を調べると、20代で68.4%(非常にあてはまる28.6%、ややあてはまる39.8%)、30代では69.2%(非常にあてはまる26.1%、ややあてはまる43.1%)という結果が出ている(図2)。

ちなみに、80年代生まれの大多数が該当する30代は、40代に次いで慢性疲労の割合が高い世代となっている。

30代は、他の世代に比べて疲れている人の割合が少ない一方で、その数の少ない「疲れている人」に、より仕事の負担が集中しているのかもしれない。

図2:現在の“疲れ”の状態について、どの程度あてはまるか[一晩寝ても疲れがとれない(休んだ気がしない)]

図2:現在の“疲れ”の状態について、どの程度あてはまるか[一晩寝ても疲れがとれない(休んだ気がしない)]

出典:養命酒製造株式会社「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」
※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住で東京で働く20~59歳のビジネスパーソン1000名を対象にしたインターネット調査。2018年6月8日~6月12日に実施。

「働き方改革」の影響で疲れが倍増!?

以上のデータから、昨今「働き方改革」が推進されているにもかかわらず、日本のビジネスパーソンが依然として、深刻な疲労に悩まされていることが見て取れる。

むしろ驚いたことに、「働き方改革のせいで疲れが倍増した」と考える人も少なくないようだ。

同じ調査で「職場の働き方改革のせいで疲れが倍増したように感じる」と回答した人の割合は、世代別でみると30代が43.9%(非常にあてはまる16.1%、あてはまる27.8%)と一番高い(図3)。

全体でみても40.8%が「あてはまる」と回答しており、一番割合の低い50代でも、その数値は37.6%と4割近くなっている。世代にかかわらず、多くのビジネスパーソンが「働き方改革疲れ」に悩まされているのだ。

過度な残業の禁止など、労働時間の削減が求められている一方で、それに対する仕事の効率化がまだ追いついていない現状があるのかもしれない。

では、本来労働者の負担を軽減するはずであった「働き方改革」ですら疲労を産んでしまっているような状況のなかで、職場の疲れを削減するためにできることとは何だろうか。

図3:現在の“疲れ”の状態について、どの程度あてはまるか[職場の働き方改革のせいで疲れが倍増したように感じる]

図3:現在の“疲れ”の状態について、どの程度あてはまるか[職場の働き方改革のせいで疲れが倍増したように感じる]

出典:養命酒製造株式会社「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」
※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住で東京で働く20~59歳のビジネスパーソン1000名を対象にしたインターネット調査。2018年6月8日~6月12日に実施。

職場の疲労感を左右する、何気ない「ひと言」

意識して気をつけたいのが、職場での何気ない「ひと言」だ。

調査でも「上司のセリフで疲れが倍増した経験がある」と答えた人は4割以上にのぼっており、疲れが倍増した上司からのセリフについては、「常識でしょ/当たり前でしょ!?」「前にも言ったよね?」など、どこかで聞いたことがあるような言葉が上位に並んでいる(図4)。

図4:これまで実際に上司に言われて疲れが倍増したセリフ(上司のセリフで疲れが倍増した経験がある人のみ対象)

全体(n=410)

セリフ
1位 常識でしょ/当たり前でしょ 24.4
2位 前にも言ったよね? 23.9
3位 まだ終わらないの?/仕事遅いね 21.0
4位 そんなことも出来ないの? 20.7
5位 やる気あるの? 17.3
6位 自分で考えてやれ&勝手にやるな 15.9
7位 仕事だから/プロなんだから我慢してやって 15.4
8位 暇そうだね 14.9
9位 忙しいから後にして&なんで早く言わないの? 13.4
10位 前例がないから/慣習だから 10.7
出典:養命酒製造株式会社「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」
※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住で東京で働く20~59歳のビジネスパーソン1000名を対象にしたインターネット調査。2018年6月8日~6月12日に実施。

逆に、「上司から言われたら疲れが半減すると思うセリフ」については、「君がいると安心だ! いつも頼りにしているよ」がトップ(図5)。

他には、「すごいね、よくやった! 期待以上の出来だ」といった仕事への評価や、「君の心配りや優しさにはいつも感謝してる」といったような感謝の言葉が上位にランクイン。

図5:もし上司に言われたら疲れが半減すると思うセリフ

全体(n=1,000)

セリフ
1位 君がいると安心だ! いつも頼りにしてるよ 21.3
2位 すごいね、よくやった! 期待以上の出来だ 20.1
3位 君の心配りや優しさにはいつも感謝してる 17.3
4位 ○○さんじゃないとこの仕事はできなかった 15.9
5位 ありがとう! 君の頑張りのおかげで成功した 14.4
6位 君の仕事ぶりを周りの人は褒めているよ 12.3
7位 リフレッシュ休暇を取って疲れを癒して! 10.1
8位 日頃の努力や姿勢には頭が下がるよ 8.9
9位 頑張り過ぎるな! 普段通りで大丈夫だよ 7.7
10位 毎日お疲れ様! 今日は「NO残業デー」だ 7.2
出典:養命酒製造株式会社「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」
※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県在住で東京で働く20~59歳のビジネスパーソン1000名を対象にしたインターネット調査。2018年6月8日~6月12日に実施。

実際、職場で上司から掛けられたひと言で、疲れが倍増したり軽減したりといった経験をしたことがある人も多いはずだ。

80年代生まれのビジネスパーソンの場合、職場で大きなプロジェクトを任されることも増え、自分だけでなく部下の“疲れ”にも気を遣わなくてはいけない場面も少なくないはず。

自分の“疲れ”をコントロールすることも大事だが、忙しいときほど周囲への気遣いも忘れずに。ただでさえ、疲れている人の割合が高い日本のビジネス社会。何気ないひと言で、部下や同僚の疲れを軽減させられるビジネスパーソンを目指したいところだ。

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