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2019.06.13 NEW80年代生まれのリアル

人生100年時代。30代の老後に必要な資産、現在とのギャップはいくら?

人生100年時代。30代の老後に必要な資産、現在とのギャップはいくら?のイメージ

人生100年時代、最も不安に感じているのは「老後の暮らし」

ある海外の研究では、「2007年に日本で生まれた子どもたちの半数が107歳よりも長く生きる」という推計も。加速する超高齢化を背景に、日本政府は2017年に「人生100年時代構想会議」をスタート。すでに人生100年時代を見据え、新たな経済システムや働き方のグランドデザインを進めている。

とはいえ、公的年金だけで悠々自適の老後を過ごせるわけではないし、寿命が延びて長生きすれば、当然ながらその分だけの生活費が必要になる。「長い老後にどう備えるか」という問題には、現役バリバリのビジネスパーソンの多くも不安に感じているのではないだろうか。

実際、日本FP協会が実施した調査で「人生100年時代を迎えるにあたって、不安を感じること」を聞いたところ、「老後の生活設計」が60.4%でトップという結果になった(図1)。

図1:人生100年時代を迎えるにあたって、不安を感じること(全年代)[複数回答可]

図1:人生100年時代を迎えるにあたって、不安を感じること(全年代)[複数回答可]

出典:日本FP協会「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」
※全国の20代~70代の男女1,200名を対象にしたインターネット調査。2018年10月19日~10月22日に実施。

また、年齢別に見ると、40代をピークに20代から40代へと不安に思う人の割合が多かった。30代では66%、40代では72.5%が老後の家計に不安を抱えている(図2)。

図2:「老後の生活設計」が不安と感じた人の割合

図2:「老後の生活設計」が不安と感じた人の割合

出典:日本FP協会「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」
※全国の20代~70代の男女1,200名を対象にしたインターネット調査。2018年10月19日~10月22日に実施。

30代の老後に必要な資金、現在の資産とのギャップは〇千万円!?

では、多くの人は、老後の備えとして十分な金融資産をどのくらいに想定しているのだろうか?

メットライフ生命が実施した調査によると、30代の「現在の金融資産額」の平均は494万円。対して、自らが想定する「老後の備えとして十分な金融資産額」は2,906万円で、現実とのギャップは約2,400万円(図3)。

図3:現在の金融資産額と老後の備えとして十分な金融資産
現在の金融資産額
(年代内の平均額)
老後の備えとして十分な金融資産と
自ら想定している金額
差額
20代 244万円 2,333万円 -2,089万円
30代 494万円 2,906万円 -2,412万円
40代 780万円 3,093万円 -2,313万円
50代 1,132万円 3,424万円 -2,293万円
60代~70代 1,830万円 3,553万円 -1,724万円

出典:メットライフ生命「『老後を変える』全国47都道府県大調査」
全国の20歳~79歳までの男女14,100人を対象にしたインターネット調査。2018年6月に実施。

他の世代を見ても、保有する現在の金融資産と老後の備えとして十分な金融資産の想定額には、2,000万円前後のギャップがある。いま働き盛りのビジネスパーソンであれば、日々の努力でこうした大きなギャップを少しでも埋めておきたいところだろう。

老後に必要な資金を形成すると同時に、長寿社会において考えておかなくてはならないのが、資産が底をつくまでの期間を表す資産寿命だ。日本FP協会の調査によると、「資産寿命を伸ばすために必要だと思うことは?」という質問に対し、現役世代である20代~50代の4割以上が「現役で働く期間を延ばす」と答えている(図4)。

図4:資産寿命を延ばすために必要だと思うこと[複数回答可]
現役で働く期間を
延ばす
生活費の節約を
心がける
若いうちから少しずつ
資産形成に取り組む
共働きや副業で
収入を増やす
全体 41.3% 40.9% 29.2% 25.6%
20代 47.5% 34.0% 36.5% 40.5%
30代 47.5% 41.5% 39.5% 38.0%
40代 49.0% 35.0% 31.0% 27.5%
50代 46.0% 40.0% 23.0% 26.5%
60代 34.5% 46.5% 21.5% 12.0%
70代 23.5% 48.5% 23.5% 9.0%

全体(n=1,200)各年代(n=200)

出典:日本FP協会「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」
※全国の20代~70代の男女1,200名を対象にしたインターネット調査。2018年10月19日~10月22日に実施。

一方、「若いうちから少しずつ資産形成に取り組む」と答えている人の割合は、30代が39.5%で全世代のトップ。「共働きや副業で収入を増やす」という回答も、20代が40.5%、30代が38%と若手世代が特に多くなっている。

30代男性が、老後を見据えた資産運用に最も積極的?

また、「老後の資産形成においてどのような制度が有効だと思うか」という質問には、全体の半数以上(52.2%)の人が「公的年金」と回答。次いで、「私的年金」という回答が多くなっている。しかし、特に30代男性に着目すると「iDeCo」や「NISA」、「つみたてNISA」と答えた人の割合が各年代の中で1番多く、4~5人に1人がそうした金融商品を老後資産の形成に有効と考えている(図5)。

図5:老後のための資産形成において有効だと思うこと[複数回答可]

図5:老後のための資産形成において有効だと思うこと[複数回答可]

出典:日本FP協会「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」
※全国の20代~70代の男女1,200名を対象にしたインターネット調査。2018年10月19日~10月22日に実施。

これらの調査から見えてくるのは、人生100年時代を生き抜くために、「長く現役で働くことを想定しながらも、早い時期からできる範囲で老後資産の形成に励む」という30代の実情だ。

では、多くの人は、老後の暮らしにどのくらいの生活費を想定し、いつまで現役で働こうと考えているのだろうか? 続く後編ではさらに、年金や退職金の現状を踏まえた労働期間や、セカンドライフの理想とギャップについて迫っていきたい。

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