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野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年5月~7月)

野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年5月~7月)のイメージ

2024年5月1日から2024年7月31日までの期間に、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の中から、2024年8月7日時点で今期予想配当利回りが3%以上だった銘柄を抽出しました。約定件数順に上位20銘柄を紹介します。

順位 銘柄コード 銘柄名 株価終値
8月7日
(円)
予想1株当たり年間配当金
(円)
予想配当利回り
(%)
今期決算期
1位 9432 日本電信電話 148.8 5.2 3.49 2025.3期
2位 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 1,433.0 50 3.49 2025.3期
3位 8058 三菱商事 2,833.5 100 3.53 2025.3期
4位 7201 日産自動車 422.2 25 5.92 2025.3期
5位 2914 日本たばこ産業 3,957 194 4.90 2024.12期
6位 9107 川崎汽船 1,953.5 85 4.35 2025.3期
7位 7267 本田技研工業 1,423.0 68 4.78 2025.3期
8位 5401 日本製鉄 3,145 160 5.09 2025.3期
9位 9201 日本航空 2,330.5 80 3.43 2025.3期
10位 8031 三井物産 2,889.0 100 3.46 2025.3期
11位 8411 みずほフィナンシャルグループ 2,818.5 115 4.08 2025.3期
12位 9104 商船三井 4,586 280 6.11 2025.3期
13位 9434 ソフトバンク 1,870.0 86 4.60 2025.3期
14位 8604 野村ホールディングス 749.5 23 3.07 2025.3期
15位 8316 三井住友フィナンシャルグループ 8,819 330 3.74 2025.3期
16位 6752 パナソニック ホールディングス 1,054.0 35 3.32 2025.3期
17位 2503 キリンホールディングス 1,962.0 71 3.62 2024.12期
18位 7012 川崎重工業 4,197 140 3.34 2025.3期
19位 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス 3,049 145 4.76 2025.3期
20位 4502 武田薬品工業 4,096 196 4.79 2025.3期

(注1)2024年5月1日~7月31日の期間で、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の約定件数ランキング。20位までを掲載。今期予想配当利回りが2024年8月7日終値時点で3%以上だった銘柄のみ。
(注2)ソフトバンクは2024年9月30日を基準日として1:10の株式分割を行う予定である。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(注3)三井住友フィナンシャルグループは2024年9月30日を基準日として1:3の株式分割を行う予定である。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(出所)東洋経済新報社より野村證券投資情報部作成

上位20銘柄にランクインした企業を業種別に分類し、多くの企業がランクインした業種について、7月初めから8月初頭までの主な動きを見ていきます。

銀行業や輸送用機器の企業が多くランクイン

情報・通信業では、日本電信電話(NTT, 9432)が1位に、ソフトバンク(9434)が13位にランクインしました。NTTは、8月7日の決算発表時に最大2,000億円の自社株買いを実施すると発表しました。ソフトバンクの2024年4-6月期(1Q)決算は、一時損益調整後の営業利益が野村予想を上回りました。同社は、今年の9月末に1株を10株に分割する予定です。

銀行業では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2位に、みずほフィナンシャルグループ(8411)が11位に、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が15位にランクインしました。主要銀行の決算は、総じて親会社株主利益の通期計画進捗率が30%以上の水準となり、順調なスタートを切っています。日本銀行が7月31日に追加利上げを発表し、今後の追加利上げの可能性が示唆されたことも、銀行株のサポート材料となっています。

輸送用機器では、日産自動車(7201)が4位に、本田技研工業(7267)が7位に、川崎重工業(7012)が18位にランクインしました。8月初頭の急速な円高進展が完成車メーカー株の重石となりました。ただし、自動車需要は現時点で急減速しておらず、ファンダメンタルズに大きな変化は見られません。さらに、今後米金利が下がった場合、米国の自動車需要に対してプラスの影響があると予想されます。

卸売業では、三菱商事(8058)が3位に、三井物産(8031)が10位にランクインしました。三菱商事の2024年4-6月期(1Q)決算は、地球環境エネルギー部門やモビリティー部門の上振れを主因に親会社株主利益が野村予想を上回りました。一方、三井物産の1Q決算に関しては、内容的に大きな驚きはなく、ほぼ野村予想通りに着地しました。

野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2024年8月7日時点)

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