2024.08.23 NEW
野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年5月~7月)
2024年5月1日から2024年7月31日までの期間に、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の中から、2024年8月7日時点で今期予想配当利回りが3%以上だった銘柄を抽出しました。約定件数順に上位20銘柄を紹介します。
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 株価終値 8月7日 (円) |
予想1株当たり年間配当金 (円) |
予想配当利回り (%) |
今期決算期 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 9432 | 日本電信電話 | 148.8 | 5.2 | 3.49 | 2025.3期 |
2位 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 1,433.0 | 50 | 3.49 | 2025.3期 |
3位 | 8058 | 三菱商事 | 2,833.5 | 100 | 3.53 | 2025.3期 |
4位 | 7201 | 日産自動車 | 422.2 | 25 | 5.92 | 2025.3期 |
5位 | 2914 | 日本たばこ産業 | 3,957 | 194 | 4.90 | 2024.12期 |
6位 | 9107 | 川崎汽船 | 1,953.5 | 85 | 4.35 | 2025.3期 |
7位 | 7267 | 本田技研工業 | 1,423.0 | 68 | 4.78 | 2025.3期 |
8位 | 5401 | 日本製鉄 | 3,145 | 160 | 5.09 | 2025.3期 |
9位 | 9201 | 日本航空 | 2,330.5 | 80 | 3.43 | 2025.3期 |
10位 | 8031 | 三井物産 | 2,889.0 | 100 | 3.46 | 2025.3期 |
11位 | 8411 | みずほフィナンシャルグループ | 2,818.5 | 115 | 4.08 | 2025.3期 |
12位 | 9104 | 商船三井 | 4,586 | 280 | 6.11 | 2025.3期 |
13位 | 9434 | ソフトバンク | 1,870.0 | 86 | 4.60 | 2025.3期 |
14位 | 8604 | 野村ホールディングス | 749.5 | 23 | 3.07 | 2025.3期 |
15位 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 8,819 | 330 | 3.74 | 2025.3期 |
16位 | 6752 | パナソニック ホールディングス | 1,054.0 | 35 | 3.32 | 2025.3期 |
17位 | 2503 | キリンホールディングス | 1,962.0 | 71 | 3.62 | 2024.12期 |
18位 | 7012 | 川崎重工業 | 4,197 | 140 | 3.34 | 2025.3期 |
19位 | 8725 | MS&ADインシュアランスグループホールディングス | 3,049 | 145 | 4.76 | 2025.3期 |
20位 | 4502 | 武田薬品工業 | 4,096 | 196 | 4.79 | 2025.3期 |
(注1)2024年5月1日~7月31日の期間で、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の約定件数ランキング。20位までを掲載。今期予想配当利回りが2024年8月7日終値時点で3%以上だった銘柄のみ。
(注2)ソフトバンクは2024年9月30日を基準日として1:10の株式分割を行う予定である。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(注3)三井住友フィナンシャルグループは2024年9月30日を基準日として1:3の株式分割を行う予定である。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(出所)東洋経済新報社より野村證券投資情報部作成
上位20銘柄にランクインした企業を業種別に分類し、多くの企業がランクインした業種について、7月初めから8月初頭までの主な動きを見ていきます。
銀行業や輸送用機器の企業が多くランクイン
情報・通信業では、日本電信電話(NTT, 9432)が1位に、ソフトバンク(9434)が13位にランクインしました。NTTは、8月7日の決算発表時に最大2,000億円の自社株買いを実施すると発表しました。ソフトバンクの2024年4-6月期(1Q)決算は、一時損益調整後の営業利益が野村予想を上回りました。同社は、今年の9月末に1株を10株に分割する予定です。
銀行業では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2位に、みずほフィナンシャルグループ(8411)が11位に、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が15位にランクインしました。主要銀行の決算は、総じて親会社株主利益の通期計画進捗率が30%以上の水準となり、順調なスタートを切っています。日本銀行が7月31日に追加利上げを発表し、今後の追加利上げの可能性が示唆されたことも、銀行株のサポート材料となっています。
輸送用機器では、日産自動車(7201)が4位に、本田技研工業(7267)が7位に、川崎重工業(7012)が18位にランクインしました。8月初頭の急速な円高進展が完成車メーカー株の重石となりました。ただし、自動車需要は現時点で急減速しておらず、ファンダメンタルズに大きな変化は見られません。さらに、今後米金利が下がった場合、米国の自動車需要に対してプラスの影響があると予想されます。
卸売業では、三菱商事(8058)が3位に、三井物産(8031)が10位にランクインしました。三菱商事の2024年4-6月期(1Q)決算は、地球環境エネルギー部門やモビリティー部門の上振れを主因に親会社株主利益が野村予想を上回りました。一方、三井物産の1Q決算に関しては、内容的に大きな驚きはなく、ほぼ野村予想通りに着地しました。
野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2024年8月7日時点)
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