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9月に権利確定!10年以上連続で増配している高配当銘柄

9月に権利確定!10年以上連続で増配している高配当銘柄のイメージ

配当金や株主優待など、株主としての権利を取得するためには、各企業が定める権利確定日に株主名簿に記載されている必要があります。そのため、権利確定日から起算して3営業日前(権利付最終日)までに株式を購入する必要があります。

9月は3月期決算企業の中間配当の権利確定月です。今回は「連続増配」銘柄に注目します。連続して配当を増配することができる企業は、財務的および業績的に安定しているか、成長していることを意味します。
TOPIX(東証株価指数)500構成銘柄のうち、3月期決算企業かつ中間配当を実施予定の銘柄から、10年以上連続して増配を続けている銘柄を抽出し、予想配当利回りが高い10銘柄を紹介します。

〈スクリーニング条件〉①銘柄母集団:TOPIX500構成銘柄 ②3月期決算企業 ③中間配当を実施予定(東洋経済新報社予想) ④10年以上連続増配 ⑤予想配当利回り上位10銘柄(通期ベース)

順位 銘柄コード 企業名 連続増配年数 株価 予想1株当たり配当金 予想配当利回り 今期決算期
上期 通期 上期 通期
1位 7313 テイ・エス テック 12 1,735.0 40 83 2.31 4.78 2025.3期
2位 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス 11 3,124 72.5 145 2.32 4.64 2025.3期
3位 8424 芙蓉総合リース 19 10,620 225 450 2.12 4.24 2025.3期
4位 8252 丸井グループ 12 2,517.0 53 106 2.11 4.21 2025.3期
5位 3231 野村不動産ホールディングス 12 3,939 82.5 165 2.09 4.19 2025.3期
6位 4503 アステラス製薬 12 1,779.0 37 74 2.08 4.16 2025.3期
7位 8015 豊田通商 14 2,486.0 50 100 2.01 4.02 2025.3期
8位 1951 エクシオグループ 12 1,557.0 31 62 1.99 3.98 2025.3期
9位 8593 三菱HCキャピタル 25 1,023.0 20 40 1.96 3.91 2025.3期
10位 8418 山口フィナンシャルグループ 13 1,536.0 30 60 1.95 3.91 2025.3期

(注1)株価を含む各種データは2024年9月11日時点。
(注2)1株当たり配当金の予想は東洋経済新報社で、予想値がレンジの場合は下限値。
(出所)東洋経済新報社、ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

上位10銘柄の概要

1位のテイ・エス テック(7313)は、本田技研工業系の自動車部品メーカーで、シートが主力製品です。

2位のMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)は、損害保険事業を中心とする保険持株会社です。

3位の芙蓉総合リース(8424)は、旧富士銀行(現みずほFG)系のリース会社です。

4位の丸井グループ(8252)は、関東を中心に都市型商業施設を展開する小売事業と、エポスカードを中心としたフィンテック事業から構成されています。

5位の野村不動産ホールディングス(3231)は、PROUDブランドを冠するマンション事業などを展開しています。

6位のアステラス製薬(4503)は、泌尿器や免疫抑制剤の領域に強みを持つ医薬品メーカーです。

7位の豊田通商(8015)は、鉄鋼製品の卸売事業や自動車の販売ディーラー、自動車部品物流など自動車関連分野の利益構成比が高い総合商社です。

8位のエクシオグループ(1951)は、通信工事大手3社の一角です。

9位の三菱HCキャピタル(8593)は、2021年4月に三菱UFJリースと日立キャピタルが合併して発足したリース会社です。

10位の山口フィナンシャルグループ(8418)は、山口県地盤の山口銀行、広島県地盤のもみじ銀行、福岡地盤の北九州銀行の3行を傘下に持つ持株会社です。

野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2024年9月12日作成)

※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。

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