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2018.07.23 NEWエッジな視点

注目度が高まるeスポーツって何だ? 国体に世界的なスポーツの祭典まで!?

注目度が高まるeスポーツって何だ? 国体に世界的なスポーツの祭典まで!?のイメージ

将来的にはスポーツの世界大会で日本代表のプロゲーマーたちが活躍する!? 最近、日本でも急速に注目を集めているeスポーツを徹底解説!

日本はeスポーツの後進国?

現在、ユーチューバーなど新たに登場した職業が子どもたちの憧れとなっているが、数年後には「プロゲーマー」がその仲間に加わることになるかもしれない。

日本に家庭用ゲーム機が普及した1990年代から現代まで、人気ゲームタイトルの発売が幾度となく社会現象を起こすなど、多くの日本人にとってゲームは常に注目の存在であり続けてきた。日本で開発されたゲームが世界各国で大ヒットすることも多く、「日本=ゲーム大国」というイメージを持つ人も少なくはないだろう。
しかし、ここ数年で世界的なビッグムーブメントを呼んでいる“eスポーツ”に限って見れば、これまで日本は先行する国々に大きな遅れを取ってきた。

“アジア競技大会”ではメダル種目にも!?

eスポーツとは“エレクトロニック・スポーツ”の略語で、広義には電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般のこと。世界では一般的に、「コンピュータゲームやビデオゲームを使った“対戦”をスポーツとして捉える」際に、このeスポーツの名称が使われる。
つまり、日本でも人気の格闘ゲームはもちろん、野球やサッカーなどのスポーツ、銃などで撃ち合うシューティングからパズルまで、プレーヤー同士が“対戦”できるあらゆるジャンルのコンピュータ・ビデオゲームがeスポーツと呼べるのだ。

eスポーツの大会はアメリカなどで90年代後半から開かれていたが、2000年代に入り各国で毎年のように世界大会が開かれるようになったことで、ムーブメントが本格化。
海外では優勝賞金が数億円にもなる大会やプロリーグも登場しているうえ、アジア版オリンピックとも称されるアジア競技大会においても、2018年のジャカルタ大会(インドネシア)ではプレ種目として、2022年の杭州大会(中国)では公式なメダル競技として採用されることが決定している。

日本でeスポーツの普及が進まなかった理由とは?

ヨーロッパの市場調査会社の調査では、eスポーツの競技者と観戦者・視聴者を合わせた人口が2020年に世界で5億人を突破するという試算も。他のスポーツでこうした正確な統計はないものの、世界で5億人となればサッカーなどのメジャースポーツにも決して引けを取らない規模である。

eスポーツの普及において先行する国は、北米や韓国、中国といった国々。対して、日本でこれまで普及が進んでこなかった理由には、チャットで対戦相手を求めて遊ぶPC型のゲームではなく、据え置き型の家庭用ゲーム機が根強い人気を誇ったことに加えて、景品表示法などの規制があるため賞金を高額に設定した大会が開きにくく、結果的に数多くのプロゲーマーが活躍する海外のようなシーンが育たなかったことなどが挙げられる。また、先述したアジア競技大会はオリンピックと同様に、JOC(日本オリンピック委員会)の加盟団体がないeスポーツでは、日本代表を大会に派遣できないという課題もあった。

統一団体が誕生しプロライセンス制度が創設!

しかし昨年2月には、そうした数々の課題を乗り越えるべく、日本でのeスポーツ振興を担ってきた3団体が合併。IP(ゲームソフトのタイトルやキャラクターなどの知的財産)ホルダーが加盟する各協会が全面的にバックアップする形で統一団体となる「一般社団法人 日本eスポーツ連合」(JeSU)が誕生し、ゲーム業界が一体となって日本のeスポーツシーンを盛り上げる枠組みが整った。

JeSUでは、JOCへの加盟承認に向けた動きを進めるうえ、「eスポーツ選手が日本および世界で活躍するためのさらなる土壌の整備や、eスポーツ振興を通した国民の競技力向上」などを目指し、新たにプロライセンス制度も創設。
用意される個人ライセンスは、義務教育を修了した満15歳以上を対象(未成年は親の同意が必要)とした「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」と、13歳以上15歳未満を対象とした「ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス」がある。
前者は公認大会の賞金を受け取ることができるが、後者は高額でない賞品のみの受け取りが可能。今後の公認大会で優秀な成績を収めたうえ、団体が掲げる “プロゲーマーの定義”に誓約し、スポーツマンシップやドーピングなどについての指定講習を受講すれば、どちらのライセンスの発行を受けることができる。
さらには法人格があり、かつIPホルダーからの推薦や承認を受けたうえ、十分な実績が認められたチームを対象とした「ジャパン・eスポーツ・チームライセンス」も用意。現時点では国民的な人気を誇るサッカーゲームや格闘ゲーム、パズルゲームをはじめとする8タイトルが公認され、これらのタイトルごとにそれぞれのライセンスが発行される仕組みだ。

日本代表も決定! 国民的なムーブメントとなるか?

すでに公認大会も開催されており、多くの“プロゲーマー”が続々と誕生。5月22日には、2019年に開催される茨城国体と合わせて「都道府県対抗 eスポーツ大会」が開催されることも発表された。もちろんこれは、47都道府県対抗で実施される、日本初の国民的なeスポーツの大会となる。

「本大会によって、年齢や性別、ハンディキャップなどを超えて多くの方にeスポーツを体験していただき、また多くの方に観戦していただくことで、eスポーツの面白さ、素晴らしさを知っていただくことを期待しています」

そんなJeSUのコメントにあるように、年齢も性別もハンディキャップも超えて誰もがプレイできるうえ、最上級プレイヤー同士の熱戦を観戦する面白さもeスポーツの魅力だ。

そして5月27日には、2018年アジア競技大会の日本代表選考会も開催。大会で競技種目として採用される5つのゲームタイトルで、総勢11名の選手と1名のコーチからなるeスポーツ日本代表が決定。彼らは日の丸を背負い、本戦出場をかけて6月の東アジア予選に臨んだばかりだ。
記憶に新しい韓国・平昌での冬季オリンピックでも、オリンピック委員会公認のeスポーツ大会が開催されるなど、将来的にはeスポーツがオリンピックの公式競技として採用される可能性もある。ゲーマーのプロ化によって、日本でも今後は高額賞金を設定した大会も増えてくると見られており、ますますその注目度は高まっていくだろう。
なかには、ビデオゲームをスポーツと呼ぶことに違和感を感じる人もいるかもしれない。とはいえ、あと数年で本当に、eスポーツが野球やサッカーのように発展するとしたら…。ひとまず日本で開催されるメジャー大会の会場に足を運んで、eスポーツの熱気に触れてみるのも一興だ。

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