株・FXに今すぐ活かせる チャートの読み方・使い方 - ローソク足のチャート・パターン -

株・FXに今すぐ活かせる チャートの読み方・使い方

相場の方向性を探り、買い時や売り時の判断に役立つチャート分析。基本の読み方から活用法まで一通りご紹介します。

ローソク足のチャート・パターン

ローソク足の形が示す値動きとは?

<日足・週足・月足の使い方>で1本のローソク足がどのように形成されているかを説明しました。日本人が開発したローソク足、その素晴らしいところは、値動きを陽線・陰線の色の違いで表すことによって、視覚的に強く訴えかけるようにした点や陽線・陰線の形状によって値動きををより明確にイメージさせてくれるところにあります。

例えば、始値よりも終値が大幅に高かった時には、ローソクの本体の部分が長い陽線になります。見ただけで「勢いが強い上昇だ」と感じるでしょう。これが本体の短い陽線だと、「そこそこ悪くはないな」といった感じになります。陰線の場合なら逆に、「暗い」「弱い」といったネガティブなイメージに感じられます。

ローソク足には、(図19)のように、9つの基本型があります。

図19 ローソク足の基本形

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本体の長いローソク足は大陽線(だいようせん)、大陰線(だいいんせん)と呼ばれます。いくら以上の長さならば「大」がつくという明確な基準はなく、そのほかのローソク足と比べてどうかによります。つまり、本体の長さは、いつもと比べてどのくらい勢いが強いのかを把握するうえで役立つわけです。

また、陽・陰の区別に加えて、ローソク足では高値と安値をヒゲで示しているという点も大いに注目できます。このヒゲによって、その陽線・陰線ができるまでのプロセスも想像することができます。
例えば、上ヒゲが長ければ「一時はかなり上昇したのに戻されてしまった」という意味になります。そうすると、同じ陽線でも、「それほど明るくはないかもしれない」という感じもします。

逆に、下ヒゲが長ければ「一時は大きく下がったのに、相当に戻した」という意味になります。同じ陰線であっても、柱が小さく、下ヒゲが長い陰線ならば、それほど暗い印象でもなくなるでしょう。

ローソク足1本でもシグナルになる?

<天井圏でのチャート・パターン>、<底値圏でのチャート・パターン>で、天井圏のパターンや底値圏のパターンを紹介しましたが、ローソク足の形でも時々「長い上ヒゲが出たら天井だ」「長い下ヒゲは底を示す」というように、あたかも1本のローソク足を見ただけでトレンドの転換点が分かるような言い方をされることがあります。

たしかにチャートを見ると、天井で長い上ヒゲのローソク足が出現していたり、大底で長い下ヒゲのローソク足が出現している例は見られます。しかし、よくチャートを見てみるとわかりますが、トレンドの途中でもヒゲの長いローソク足が出ることも珍しくはありません。下降トレンドの途中で長い下ヒゲのローソク足が出ても、下降トレンドがさらに続くこともあります。

ローソク足の形を見る時に大事なのは、まずはトレンドがいまどういう状況なのかを把握することです。例えば、ずっと下がってきて、その下降トレンドからは脱していないけれども、安値は更新しないという<底値圏でのチャート・パターン>で説明したような底値圏のパターンのきざしが見られる局面にあるとします。この時、下ヒゲの長いローソク足が出たとすれば、「目先に反転の可能性があるかもしれない」と推測することは可能です。

ただし、それが本格的なトレンドの反転なのかということは、その後の推移を見なければ分かりません。ですから、「長い下ヒゲが出た」というだけで買いシグナルと捉えるのは早計かもしれません。

ローソク足の形を売買に活かす方法

1本のローソク足の実用的な使い方としては、例えば、「価格がいくら以上だったら買いシグナルだ」という時に、実際に買うかどうかを判断する材料とする方法があります。

前の高値を更新するとか、保合い状態の上値ラインを抜けるといった買いシグナルを考えている場合なら、そのシグナルとなるローソク足が陰線であったり、長い上ヒゲであったりした時には、「押し戻す力もかなり強そうだ」と考えて、買うのを見送るという判断もできるでしょう。

前の高値や保合い状態の上値ラインというのは、言い換えれば「その水準に上がるのに抵抗する力がある」ということでもあります。そこを抜けて上昇トレンドを継続させるためには、(図20)の(1)のように、その抵抗を破る力が必要です。その水準を抜けたとしても、それが長い上ヒゲの陽線(図20)の(2)であったり、陰線(図20)の(3)であったりすれば、トレンドを継続させる力があるのか少々疑わしいとも受け取れるわけです。

図20 1本のローソク足の使い方例(1)

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また、すでに保有している株などがうまく上昇している途中で、長い上ヒゲのローソク足が出現したとします(図21)の(1)。これだけで「もう天井だ」とは言えません。しかし、「上昇する力が鈍ってきたのではないか」という推測は可能でしょう。とすれば、次にどんなローソク足が来たら利益を確定させるかをこの時点で考えておくこともできます。

このように、「次に出るローソク足がこんな形なら、チャートの形はどんなふうになるか」を自分でイメージしておくことは、「こうなったら売ろう、こうなったら持ち続けよう」という事前の行動計画にもつながります。直前になって、売ろうか、どうしようかといった迷いもこれで解消されると思います。

図21 1本のローソク足の使い方例(2)

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