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2018.01.25 NEW

「スタンフォード式最高の睡眠」―入眠後90分が大事! 最先端の睡眠理論がわかる一冊。

「スタンフォード式最高の睡眠」―入眠後90分が大事! 最先端の睡眠理論がわかる一冊。のイメージ

徐々にあなたの脳と体を脅かす「睡眠負債」。負債を膨らませずに、質を高めるためには? 最新のスタンフォードの研究結果を噛み砕いて紹介した一冊。

世の中には、快適な睡眠を得るための“通説”が数多く存在する。「90分の倍数で寝ると朝すっきり起きられる」「寝酒は睡眠の質を下げる」などはその代表例で、もしかしたらこれを読んでいるみなさんの中にも、90分の倍数で睡眠をとっている人がいるかもしれない。だが、本書にはこうした常識を覆す刺激的な言葉が並んでいる。

  • 寝溜めはできない(その代わり、不足した睡眠を返済していくことは可能)
  • 睡眠時間は90分の倍数でなくてもいい(大事なのは最初の90分だけ)
  • 寝る前の飲酒はNGではない(少量であれば問題ない)

しかも、これらの説は「睡眠研究のメッカ」と称されるスタンフォードの最新研究結果に基づいたもの。“信頼できる機関が導き出した最先端の理論”となれば、睡眠本には珍しく大ベストセラーとなったのもうなずける。

ただし、今回に関して言えば、人々の関心の高さには別の理由もありそうだ。
本書でも言及されているように、日本人は他国と比べて平均睡眠時間が短い。
フランス8.7時間、アメリカ7.5時間に対して、日本は6.5時間だ。
つまり、日本には「(様々な理由で)眠りたいのに眠れない」という人が多く、そうした切実な悩みが本書へと向かわせているのかもしれない。

特に、恒常的な寝不足を感じていて、週末の寝だめが必須な生活を送っている人は、「睡眠負債」となっている可能性が高いため、早めに睡眠の質を上げて「最高の睡眠」を取るのが望ましい、というのが本書の言い分。

ちなみに睡眠負債とは、「わずかな睡眠不足が、借金のようにじわじわ積み重なること」を指す言葉で、それによって病気のリスクが高まるとされている。そのあたりの詳しい解説は、【変革のメソッド:睡眠の質が仕事の質を左右する!? 朝イチから頭と体をフル回転させる眠り方 (当該記事)】の記事に委ねるとして、ここでは、エルボルデ読者がビジネスの現場で使える実践的な研究結果を抜粋して紹介するとしよう。もちろん、どれもすぐに取り入れられるものばかりだ。

仕事中に睡眠を味方につける、とっておきの方法とは?

ビジネスパーソンであれば、誰しも仕事中に眠気と戦った経験はあるだろう。だが、著者は言う。仕組みを理解して、対策を講じられれば、眠気はある程度コントロールできる、と。以下がケースごとの対策だ。

〈ケース1〉会議中に突然眠気が襲ってきたら?
→覚醒させるためには、口を動かすのが一番。ぜひ積極的に発言しよう。
→体温を上げると覚醒する。冷たい飲み物ではなく、温かいものを飲もう。

〈ケース2〉午前0時。どうしても資料作りが終わらない!
→眠気をこらえて明け方4時~7時間の3時間の睡眠は浅い眠りになるのでNG。
眠気が来たら「90分間」だけ寝てから仕事を再開しよう。その方が深い眠りを確保できる。

〈ケース3〉海外出張先や帰国後の時差ぼけをどうにかしたい!
→時差ぼけで眠れなかったり、変な時間に眠たくなったりするのは、体温が乱れているせい。時差ぼけを防ぐためにも、出発前から帰国先の時間に合わせて生活してみよう。特に食事を現地時間に合わせるのがポイントだ。

上記はほんの一例で、本書には科学的に裏付けされた実践的な「睡眠との付き合い方」が多数紹介されている。睡眠の質を向上させることで、仕事のパフォーマンスを上げたい人、つまり“戦略的に睡眠に向き合いたい人”には、きっと価値のある一冊になることだろう。

スタンフォード式 最高の睡眠のイメージ

■書籍情報

書籍名:スタンフォード式 最高の睡眠

著者 :西野 精治(にしの せいじ)
1955 年大阪府出身。スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所(SCN ラボ)所長。医学博士。精神保健指定医、日本睡眠学会認定医。米国睡眠学会学会誌「Sleep」編集委員、日本睡眠学会学会誌「Biological Rhythm and Sleep」編集委員。徳島大学医学部、愛知医科大学、昭和大学客員教授を併任。2016 年より一般社団法人良質睡眠機構の代表理事に就任。日本人の睡眠衛生の向上をめざしている
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです。

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