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2018.09.10 NEW

スマホのゲームにお金を使う? 使わない? 80年代生まれの「アプリ利用事情」とは

スマホのゲームにお金を使う? 使わない? 80年代生まれの「アプリ利用事情」とはのイメージ

あなたはスマホアプリ(ゲームやマンガなど)にどのくらいお金を使いますか? ちまたではアプリ内課金の利用で借金したといった恐ろしい話も。

デジタルと親和性の高い80年代生まれ。そのアプリへのお金の使い方は

いまやビジネスパーソンにとっては必需品となっているスマートフォン。メールのチェックやスケジュールの管理、SNSを使った友人とのやり取りはもちろん、息抜きにゲームやマンガをスマホアプリで楽しむという人も多いのではないだろうか。

そうしたスマホアプリ(ゲームやマンガなど)に、80年代生まれ世代はどのくらいお金を使っているのだろう? 生まれたころからインターネットやパソコンが普及していたデジタルネイティブ世代。スマホに親和性が高いことに加え、30代で自由になるお金も多くなる。そんな状況から、アプリ内課金の利用や課金アイテムの購入など、スマホアプリにもお金を使う人が多いと考えられるのではないか。

さてEL BORDEではその実態を調べるべく、80年代生まれのビジネスパーソン1,239名を対象にしたリサーチを実施。「スマホアプリに最もお金を使った月の金額」を聞いたところ、「アプリ内課金を利用したことがない(お金を使ったことがない)」という回答が約6割(58.1%)と意外な結果となった(図1)。

図1:スマホアプリに最もお金を使った月の金額

図1:スマホアプリに最もお金を使った月の金額

※EL BORDEが、全国の80年代生まれ世代の男性1,239人を対象に実施したインターネット調査。2018年1月30日~2月1日に実施。

※各構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計した場合必ずしも100%にならないことがあります。

「アプリ内課金を利用したことがない」に次いで割合が多かったのが「1万円未満」で30.0%、月に1万円以上を支払ったことがあると回答した人の割合は僅か11.8%となっている。

総務省が実施した通信利用動向調査によると、30代のスマートフォンの個人所有率は2017年の時点で91.7%(図2)。普及率から考えれば、スマートフォンでゲームなどを楽しむ人もそれなりにいると考えられるが、基本的にはお金を使わずに遊ぶ(もしくは最小限に留める)のが80年代生まれの特徴と言えそうだ。

図2:スマートフォン個人保有率の推移

図2:スマートフォン個人保有率の推移

出典:総務省「通信利用動向調査」より編集部作成

実は40代に近かった!? 30代のスマホとの付き合い方

前表の通りスマートフォンの普及率が最も高い20代と30代だが、総務省情報通信政策研究所の調査を見ると、両世代間でスマートフォンとの付き合い方が大きく異なっていることがわかる。

両世代でスマートフォン利用者のインターネット利用時間を比較すると、30代では1日72分、20代では129分。ちなみに10代では143分と、世代が若くなるにつれて顕著にスマ―トフォンでのインターネット利用時間が増えている(図3)。

図3:スマートフォン利用者のインターネット利用時間(平日1日あたり)

図3:スマートフォン利用者のインターネット利用時間(平日1日あたり)

出典:総務省 平成29年版 情報通信白書より編集部作成

また、こうしたスマートフォンでのインターネット利用時間の内訳を見ると、メールの利用については各世代で大きな差はないものの、SNSや動画投稿・共有サイト、ネット通話、ゲームなどの利用については、30代・40代と20代・10代で大きな差がついている(図4)。

図4:スマートフォンのネット利用時間(2016年項目別)(平日1日あたり、利用者ベース)

図4:スマートフォンのネット利用時間(2016年項目別)(平日1日あたり、利用者ベース)

出典:総務省 平成29年版 情報通信白書より編集部作成

つまり、80年代生まれの中心となる30代もいまや当たり前のようにスマートフォンを使うが、その“使い方”を見ると20代や10代よりも40代に近い。スマートフォンでゲームなどのアプリをとことん楽しんだり、SNSを日常的に使いこなしていたりという人の割合自体が、そもそも10代や20代に比べると圧倒的に少ないという見方もできるのではないだろうか。

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