2025.03.11 NEW
野村證券のNISA「成長投資枠」で買われた個別銘柄人気ランキング(2025年2月分)
2025年2月の日本株は、TOPIX(東証株価指数)と日経平均株価がそろって下落しました。米国の追加関税に関する報道を受けて、世界景気への影響が懸念されました。また、日本銀行の追加利上げに関する思惑から長期金利が上昇し、為替市場では円高・ドル安が進んだことも、日本株の重石となりました。
今回は、25年2月1日~2月28日の期間に、野村證券のNISA(少額投資非課税制度)口座の成長投資枠で購入された銘柄の中から、約定件数順に上位20銘柄を紹介します。
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 前回順位 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 9432 | 日本電信電話 | 1位 | → |
2位 | 8058 | 三菱商事 | 2位 | → |
3位 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3位 | → |
4位 | 7203 | トヨタ自動車 | 7位 | ↑ |
5位 | 2914 | 日本たばこ産業 | 5位 | → |
6位 | 7267 | 本田技研工業 | 11位 | ↑ |
7位 | 9434 | ソフトバンク | 4位 | ↓ |
8位 | 8031 | 三井物産 | 圏外 | ↑ |
9位 | 6902 | デンソー | 圏外 | ↑ |
10位 | 7011 | 三菱重工業 | 6位 | ↓ |
11位 | 4503 | アステラス製薬 | 10位 | ↓ |
12位 | 9501 | 東京電力ホールディングス | 20位 | ↑ |
13位 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 9位 | ↓ |
14位 | 4063 | 信越化学工業 | 圏外 | ↑ |
15位 | 7182 | ゆうちょ銀行 | 圏外 | ↑ |
16位 | 9104 | 商船三井 | 8位 | ↓ |
17位 | 1605 | INPEX | 12位 | ↓ |
18位 | 2269 | 明治ホールディングス | 圏外 | ↑ |
19位 | 2897 | 日清食品ホールディングス | 圏外 | ↑ |
20位 | 8593 | 三菱HCキャピタル | 圏外 | ↑ |
(注)2025年2月1日~2月28日の期間で、野村證券のNISA口座の成長投資枠で買い付けられた銘柄のランキング。ランキングは約定件数ベース。1位~20位までを掲載。前回順位が20位以内でない銘柄は「圏外」と表記している。
(出所)野村證券投資情報部作成
銀行業、輸送用機器、食料品などが多くランクイン
日本電信電話(9432、NTT)が前月に続いて1位となりました。同社は23年6月に1株を25株に分割する大幅な株式分割を実施して以来、個人投資家からの高い人気が続いており、多くの投資家が引き続き同社株を購入しているようです。
東証33業種別に見ると、銀行業、輸送用機器、食料品がそれぞれ3銘柄ずつランクインしました。銀行業は、日本銀行の追加利上げ期待による長期金利の上昇が追い風となり、2月中旬にかけて上昇しました。輸送用機器は、業界再編期待の後退や円高の進行、さらにトランプ関税への懸念を背景に軟調な動きが続いています。食料品は、ランクインした3銘柄のいずれも決算発表後の2月中旬にかけて株価が一時調整しましたが、その後反発に転じました。
前回(1月)20位以内に入っていなかった銘柄は、8位の三井物産(8031)、9位のデンソー(6902)などの7銘柄でした。
今回、三菱商事(8058)と三井物産の商社2社がランクインしています。25年2月22日に、米国バークシャー・ハザウェイのウォーレン・バフェット氏が毎年恒例の「株主への手紙」を公表し、その中で日本の商社5社への追加投資に触れました。この発表を受け、2月25日には商社株が大きく上昇しました。
野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2025年3月7日時点)
※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。
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