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2024.12.10 NEW

野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年9月~11月)

野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年9月~11月)のイメージ

集計期間中(2024年9月1日~11月30日)の日本株は、一進一退の展開でした。 9月は月前半に下落し、後半に反発する展開となり、月末には自民党総裁選の影響で株価が大きく変動する場面も見られました。10月は円安を追い風に、月央にかけて株価が回復しました。その後、やや上昇幅が縮小する場面もありましたが、衆院選後には再び持ち直しました。11月は米国の対中半導体輸出規制や、トランプ次期大統領による関税強化方針が警戒されました。また、日本銀行の利上げ観測から、月末にかけて円高が進んだことも、日本株の重石となりました。

今回は集計期間中に、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の中から、2024年12月4日終値時点で今期予想配当利回りが3%以上の銘柄を抽出しました。約定件数順に上位20銘柄を紹介します。

野村證券の個人口座で買われた予想配当利回り3%以上銘柄の約定件数ランキング(2024年9月~11月)
順位 銘柄コード 銘柄名 株価終値
12月4日
(円)
予想1株当たり年間配当金
(円)
予想配当利回り
(%)
今期決算期
1位 9432 日本電信電話 156.5 5.2 3.32 2025.3期
2位 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 1,810.0 60 3.31 2025.3期
3位 7203 トヨタ自動車 2,631.0 90 3.42 2025.3期
4位 8058 三菱商事 2,599.0 100 3.85 2025.3期
5位 7267 本田技研工業 1,291.0 68 5.27 2025.3期
6位 1605 INPEX 1,999.0 86 4.30 2024.12期
7位 9434 ソフトバンク 196.9 8.6 4.37 2025.3期
8位 8316 三井住友フィナンシャルグループ 3,759 120 3.19 2025.3期
9位 9104 商船三井 5,217 300 5.75 2025.3期
10位 9101 日本郵船 4,990 260 5.21 2025.3期
11位 2914 日本たばこ産業 4,201 194 4.62 2024.12期
12位 5411 JFEホールディングス 1,731.0 100 5.78 2025.3期
13位 8411 みずほフィナンシャルグループ 3,810 130 3.41 2025.3期
14位 5401 日本製鉄 3,033 160 5.28 2025.3期
15位 9107 川崎汽船 2,094.5 100 4.77 2025.3期
16位 8031 三井物産 3,280 100 3.05 2025.3期
17位 7182 ゆうちょ銀行 1,473.5 56 3.80 2025.3期
18位 6963 ローム 1,406.5 50 3.55 2025.3期
19位 7272 ヤマハ発動機 1,310.5 50 3.82 2024.12期
20位 6971 京セラ 1,491.0 50 3.35 2025.3期

(注1)2024年9月1日~11月30日の期間で、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の約定件数ランキング。20位までを掲載。今期予想配当利回りが2024年12月4日終値時点で3%以上だった銘柄のみ(小数点第3位を四捨五入)。1株当たり年間配当金の予想は東洋経済新報社で、予想値がレンジの場合は下限値。
(注2)ソフトバンク、三井住友フィナンシャルグループは2024年9月30日を基準日として、それぞれ1:10、1:3の株式分割を実施した。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(注3)諸般の事情により特定の銘柄をリストから削除している場合がある。
(出所)東洋経済新報社より野村證券投資情報部作成

銀行業や輸送用機器、海運業の銘柄が多くランクイン

東証33業種別に見ると、銀行業が4銘柄、輸送用機器が3銘柄、海運業が3銘柄と多くランクインしました。銀行業からは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が2位に、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が8位に、みずほフィナンシャルグループ(8411)が13位に、ゆうちょ銀行(7182)が17位にランクインしました。銀行株は、8月の相場急落以降、重い値動きが続いていましたが、重要な政治イベントを通過する中で、10月から11月にかけて株価が大きく上昇する展開となりました。

輸送用機器からは、トヨタ自動車(7203)が3位に、本田技研工業(7267)が5位に、ヤマハ発動機(7272)が19位にランクインしました。集計期間中、米国の景気指標は改善傾向にあり、9月と11月にはFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げなども実施されましたが、自動車株の株価は上値の重い展開が続きました。

海運業からは、商船三井(9104)が9位に、日本郵船(9101)が10位に、川崎汽船(9107)が15位にランクインしました。海運業界では7月をピークにコンテナ船のスポット運賃が下落傾向にありましたが、10月下旬から11月にかけては下げ止まりが定着しました。

野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2024年12月4日時点)

※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。

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