2017.05.08 NEW
気をつけたい! ヒトをイラッとさせる無意識の「行動」と「口癖」
相手を不快にしてはいないか、自分の言動をチェック! 自覚していない悪癖で大損しているかもしれない。
あの人に「イラッ」とさせられるのはなぜ?
あなたの周りに、なぜか「イラッ」とさせられる人はいないだろうか? 本人に悪意はないのだが、なぜか印象が悪い人。そうなる原因は、その人が無意識に行っている「行動の癖」と「言葉の癖(口癖)」にあることが多い。
そんな印象の悪い人と、一緒にビジネスを深めたいとは思わないだろう。この癖が原因でビジネスのチャンスを逃しているとしたら、非常にもったいない。
「行動の癖」と「言葉の癖(口癖)」について、自分も同じ失敗を犯していないかチェックしてみよう。
相手に不快感を与える「行動の癖」
明らかなマナー違反(くしゃみを手で押さえない、しゃべる時にツバが飛ぶ、貧乏揺すり、舌打ちなど)は、周囲が指摘しやすく、本人も自覚しやすい癖だ。
だが厄介なのは、マナー違反とまではいえないが、繰り返されるとイライラしてしまう「ちょっとした癖」だ。注意しにくいだけに周囲は不快感を溜め込んでしまう。特に日々一緒に仕事をしている人はその影響が大きい。
イラッとさせる行動の癖を、タイプ別に分類してみよう。
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- 周囲の意欲削減型
- 仕事に集中している隣でしきりとため息などをついたり、会議の席でほお杖をついて「話を聞く気がないのかな」と思わせたりしてしまう。周囲のやる気を削いでいく。
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- オフィスも自宅気分型
- ボソボソっと何かをつぶやく。話しかけられたと思って返事をすると「一人言だよ」と返す。一人暮らしをしている人に多く見られるが、周囲を地味にイラつかせる。
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- がさつ騒音型
- キーボードをやたら大きい音で打つ、引き出しの開け閉めの音が大きい、電話の声がデカい。立ち上がるときに、音を立ててイスを引く。オフィスでは単なる騒音であり、嫌われる。
これらの行動は、一度気づけば直すことができる。そのためには、自分の行動に気になる悪癖がないか、周り(職場の人、家族、友人など)に聞いてみよう。
不愉快に感じる「言葉の癖」
行動に関する癖だけでなく、相手をイラつかせてしまう「口癖」もある。
- だって
- だったら
- だけど
- でも
- ですから
- どうせ など
これらの頭文字がDから始まる6つのネカティブな言葉は、「D言葉」と呼ばれ、相手を否定するニュアンスを含んでいる。上司に対して使うのはマズいことはもちろん、同僚や部下に対しても悪印象だ。否定されて気分のよい人はいないだろう。これらの言葉が口癖になっている人は要注意。
D言葉を多用しがちな人は、意識してポジティブな相づちを打つように心がけたい。相手の話にすぐに反応せず、D言葉を以下の言葉に置き換えるようにしよう。
- なるほど
- 確かに
- 私もそう思います
- 分かります など
上手な相づちは、相手を肯定し同調し、聞き上手につながる。相づちを打つ際は、相手の目を見ながら大きくうなづくことも忘れずに。アクションを入れれば、印象はさらによくなる。
悪癖で大損しないために
自分では気づいていない癖がネガティブに働くと、将来の自分に大きな損失になる。仕事で成功したいなら、プロジェクトをスムーズに進めるためのコミュニケーションやチャンスを呼び込む「嫌われない印象づくり」は最優先事項だ。
行動の癖も言葉の癖も、自覚をしないと直せない。いつも第三者的な視点で自分と周りを観察しよう。それくらい注意して行動すれば悪い癖も直せるはずだ。
- 監修:藤田 尚弓(ふじた なおみ)
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コミュニケーション研究家・早稲田大学オープンカレッジ講師・日本社会心理学会会員。大学や企業研修などの講師を務める他、テレビ出演多数。雑誌などへのコンテンツ提供、監修、コラム執筆なども行う。著書は「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」他、多数。