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創薬の100年史と近未来-日本の創薬力低下と低分子医薬の勝ち筋-

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創薬の100年史と近未来-日本の創薬力低下と低分子医薬の勝ち筋-タイトル

創薬の100年史と近未来

創薬の歴史は20世紀の感染症対策から始まり、低分子創薬の体系化、抗体医薬の台頭を経て、遺伝子治療や再生医療、AI・デジタル技術の融合によりモダリティが多様化しました。創薬標的の枯渇により創薬難易度は上昇し、米国ではスタートアップを核としたエコシステムが形成されています。これに対し日本は、スタートアップ主導の成功事例が少なくヒト・モノ・カネの面で負のサイクルに陥っていると指摘されます。新型コロナ禍以降、政府支援の拡充が進むなかで、日本発の成功例を創出してこの循環を断ち切ることが求められます。

特に日本が強みを持つ低分子医薬は依然として世界市場の過半を占め、RNAやPPIなど新しい標的への応用や、ADCやPROTACといった複合モダリティに組み込む高性能パーツとしての価値が高まっています。また、日本は低分子創薬技術を戦略的に活用し、エコシステムを確立することで国際競争力を取り戻し、産業や周辺ビジネスの成長を図るべきと結論づけています。

創薬の歴史を概観し、日本の創薬エコシステムの現状と、日本のお家芸とも言える低分子創薬のトレンドを整理した本レポートをぜひご覧ください。

調査レポート本編

執筆協力:野村證券株式会社 フロンティア・リサーチ部 岡本 一飛/壁谷 尚宏
文責:野村ホールディングス株式会社 ファイナンシャル・ウェルビーイング部

記事公開日:12月3日

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