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決算発表直後に上昇したTOPIX100構成銘柄は? 株価騰落率TOP20(2024年4-5月発表分)

決算発表直後に上昇したTOPIX100構成銘柄は? 株価騰落率TOP20(2024年4-5月発表分)のイメージ

日本企業の2024年1-3月期の決算発表シーズンが一巡しました。今回、東証上場銘柄の中でも特に時価総額の大きい銘柄から成る「TOPIX100」構成銘柄を対象に、2024年4月1日から5月20日までの期間で決算を発表した銘柄について、発表当日と翌日の株価(終値ベース)の変化率に基づいてランキングを作成しました。

なお、ENEOSホールディングス(5020)のように、取引時間中に決算を発表した銘柄については、決算発表前日と当日の株価(終値)を比較しました。

TOPIX100銘柄 決算発表後の株価騰落率ランキング(2024年4月1日~5月20日発表分)

順位 銘柄コード 銘柄名 決算
発表日
時間 発表日前日株価 発表日当日株価 発表日翌日株価 発表日当日と翌日の株価変化率(場中発表は前日と当日の比較)
(円) (円) (円) (%)
1位 6503 三菱電機 2024年
4月26日
15:00 2,397.0 2,393.0 2,773.0 15.88
2位 6920 レーザーテック 2024年
4月30日
16:00 34,080 34,600 39,750 14.88
3位 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス 2024年
5月20日
16:00 2,789.0 2,767.5 3,149 13.79
4位 6301 小松製作所 2024年
4月26日
15:00 4,337 4,264 4,755 11.52
5位 5020 ENEOSホールディングス 2024年
5月14日
13:00 714.0 790.8 764.6 10.76
6位 7733 オリンパス 2024年
5月10日
15:00 2,282.0 2,289.0 2,510.0 9.65
7位 6098 リクルートホールディングス 2024年
5月15日
15:00 7,000 7,066 7,710 9.11
8位 8309 三井住友トラスト・ホールディングス 2024年
5月14日
17:15 3,283 3,295 3,584 8.77
9位 9021 西日本旅客鉄道 2024年
4月30日
15:00 2,963.5 2,994.0 3,250 8.55
10位 6501 日立製作所 2024年
4月26日
15:00 13,235 13,475 14,620 8.50
11位 6758 ソニーグループ 2024年
5月14日
15:00 11,920 11,965 12,950 8.23
12位 6367 ダイキン工業 2024年
5月9日
15:20 22,275 22,825 24,685 8.15
13位 6861 キーエンス 2024年
4月25日
16:00 65,920 64,580 69,610 7.79
14位 7741 HOYA 2024年
5月15日
11:00 18,035 19,280 19,290 6.90
15位 6645 オムロン 2024年
5月8日
15:05 5,680 5,645 6,013 6.52
16位 7269 スズキ 2024年
5月13日
15:00 1,787.0 1,737.5 1,848.0 6.36
17位 8591 オリックス 2024年
5月8日
15:00 3,258 3,223 3,426 6.30
18位 4578 大塚ホールディングス 2024年
4月30日
13:30 6,370 6,742 6,561 5.84
19位 2802 味の素 2024年
5月9日
15:00 5,752 5,759 6,089 5.73
20位 7832 バンダイナムコホールディングス 2024年
5月9日
15:00 2,979.5 2,975.0 3,141 5.58

(注1)母集団はTOPIX100構成銘柄。決算発表の対象期間は2024年4月1日~5月20日。決算発表当日と翌日(休場日の場合は翌日以降最も近い取引日)の株価終値を比較している。決算発表が取引時間中に実施された銘柄については、発表前日(休場日の場合は前日以前最も近い取引日)と当日の株価終値を比較している。上位20位を掲載している。
(注2)決算発表時間と株価変化率の枠を水色で示した銘柄は、取引時間中に決算を発表したことを表している。
(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

トップ3を確認します。1位は三菱電機(6503)となりました。同社は円安の恩恵もあって、2024.3期に最高益を更新し、2025.3期の会社計画も最高益更新が見込まれています。2位はレーザーテック(6920)となりました。同社は2024年1-3月期(3Q)の受注高が前年同期比2.3倍の763億円となり、半導体検査装置とサービスの両面で大幅に増加しました。3位はMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)となりました。同社は決算発表と同時に上限1,900億円の自社株買いを発表しました。また、2025.3期の1株当たり配当金予想を145円(普通配当100円、特別配当45円)としました。

業種別(東証33業種)に見ると、円安進行などが追い風となったこともあり、電気機器が最も多くランクインしました。具体的には、三菱電機、レーザーテック、日立製作所(6501)、ソニーグループ(6758)、キーエンス(6861)、オムロン(6645)の6銘柄です。

今回の決算発表シーズンでは、年初からの自社株買いが8.5兆円(2024年5月16日時点)と前年同期を大きく上回った点が注目されました。さらに、配当性向の引き上げや、株主資本配当率(DOE)の導入、累進配当の導入など、株主還元を強化する動きも目立っています。

具体的な企業の動向としては、4位の小松製作所(6301)は決算発表と同時に上限1,000億円の自社株買いを発表しました。また5位のENEOSホールディングス(5020)は現行の自社株買いを終了し、上限2,000億円の新たな自社株買いの実施を発表しました。6位のオリンパス(7733)も上限1,000億円の自社株買いを発表しています。

7位のリクルートホールディングス(6098)は、2024年3月期末のネットキャッシュ1.1兆円をM&A(合併・買収)と自社株買いなどを中心に、2026.3期までに約6,000億円に引き下げる計画を示したことが注目されました。8位の三井住友トラスト・ホールディングス(8309)は、2025.3期の1株当たり配当金予想を前期の110円から145円へと大幅に増配しました。以上の企業以外にも、株主還元を強化する動きが広く見られています。

(野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課)

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