2024.10.10 NEW
野村證券で買われた高配当株人気ランキング(2024年7月~9月)
今回は、2024年7月1日から9月30日までの期間に、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の中から、2024年10月1日終値時点で今期予想配当利回りが3%以上の銘柄を抽出しました。約定件数順に上位20銘柄を紹介します。集計期間中に、日本株は歴史的な暴落と急反発を経験しました。どのような銘柄が個人投資家に購入されたのでしょうか。
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 株価終値 10月1日 (円) |
予想1株当たり年間配当金 (円) |
予想配当利回り (%) |
今期決算期 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 1,479.5 | 50 | 3.38 | 2025.3期 |
2位 | 9432 | 日本電信電話 | 147.4 | 5.2 | 3.53 | 2025.3期 |
3位 | 7201 | 日産自動車 | 409.7 | 25 | 6.10 | 2025.3期 |
4位 | 8058 | 三菱商事 | 3,027 | 100 | 3.30 | 2025.3期 |
5位 | 7267 | 本田技研工業 | 1,542.0 | 68 | 4.41 | 2025.3期 |
6位 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 3,101 | 110 | 3.55 | 2025.3期 |
7位 | 9104 | 商船三井 | 4,984 | 280 | 5.62 | 2025.3期 |
8位 | 8411 | みずほフィナンシャルグループ | 3,001 | 115 | 3.83 | 2025.3期 |
9位 | 9107 | 川崎汽船 | 2,228.5 | 85 | 3.81 | 2025.3期 |
10位 | 5401 | 日本製鉄 | 3,205 | 160 | 4.99 | 2025.3期 |
11位 | 8031 | 三井物産 | 3,291 | 100 | 3.04 | 2025.3期 |
12位 | 9434 | ソフトバンク | 191.0 | 8.6 | 4.50 | 2025.3期 |
13位 | 2914 | 日本たばこ産業 | 4,241 | 194 | 4.57 | 2024.12期 |
14位 | 5411 | JFEホールディングス | 1,934.0 | 110 | 5.69 | 2025.3期 |
15位 | 6301 | 小松製作所 | 4,051 | 167 | 4.12 | 2025.3期 |
16位 | 9101 | 日本郵船 | 5,314 | 260 | 4.89 | 2025.3期 |
17位 | 7182 | ゆうちょ銀行 | 1,378.0 | 52 | 3.77 | 2025.3期 |
18位 | 6752 | パナソニック ホールディングス | 1,256.0 | 40 | 3.18 | 2025.3期 |
19位 | 8002 | 丸紅 | 2,380.0 | 90 | 3.78 | 2025.3期 |
20位 | 9201 | 日本航空 | 2,504.5 | 80 | 3.19 | 2025.3期 |
(注1)2024年7月1日~9月30日の期間で、野村證券の個人口座で買い付けられた銘柄の約定件数ランキング。20位までを掲載。今期予想配当利回りが2024年10月1日終値時点で3%以上だった銘柄のみ。1株当たり年間配当金の予想は東洋経済新報社で、予想値がレンジの場合は下限値。各種データは2024年10月1日時点。
(注2)三井住友フィナンシャルグループは2024年9月30日を基準日として1:3の株式分割を実施した。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(注3)ソフトバンクは2024年9月30日を基準日として1:10の株式分割を実施した。予想1株当たり年間配当金は株式分割調整後の数値。
(出所)東洋経済新報社より野村證券投資情報部作成
銀行業や卸売業、海運業の銘柄が多くランクイン
東証33業種別に見ると、銀行業が4銘柄、卸売業が3銘柄、海運業が3銘柄と多くランクインしました。銀行業からは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が1位に、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が6位に、みずほフィナンシャルグループ(8411)が8位に、ゆうちょ銀行(7182)が17位にランクインしました。9月の自民党総裁選において、有力候補であった石破茂氏や高市早苗氏が金融政策に関して異なる主張をしていたことなども、銀行株への注目を高めた可能性があります。
卸売業からは、三菱商事(8058)が4位に、三井物産(8031)が11位に、丸紅(8002)が19位にランクインしました。商社株を取り巻く環境については、中国の不動産不況を背景に鉄鋼需要が低迷しており、鉄鉱石や原料炭市況が低調な推移となっています。
海運業からは、商船三井(9104)が7位に、川崎汽船(9107)が9位に、日本郵船(9101)が16位にランクインしました。海運3社は相対的に配当利回りが高く、9月末の権利確定日も意識された可能性があります。
野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課(2024年10月1日時点)
※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。
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