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2024.11.28 NEW

決算発表直後に上昇したTOPIX100構成銘柄は? 株価騰落率TOP20(2024年9-11月発表分)

決算発表直後に上昇したTOPIX100構成銘柄は? 株価騰落率TOP20(2024年9-11月発表分)のイメージ

日本企業の2024年7-9月期の決算発表シーズンが一巡しました。今回、東証上場銘柄の中でも特に時価総額の大きい銘柄から成る「TOPIX100」構成銘柄を対象に、2024年9月5日から11月19日までの期間で決算を発表した銘柄について、決算発表当日と翌日の株価(終値ベース)の変化率を基にランキングを作成しました。

なお、ENEOSホールディングス(5020)のように、取引時間中に決算を発表した銘柄については、決算発表前日と当日の株価(終値ベース)を比較しました。

TOPIX100銘柄 決算発表後の株価騰落率ランキング(2024年9月5日~11月19日発表分)
順位 銘柄
コード
銘柄名 決算発表日 時間 "発表日前日
株価終値
発表日当日
株価終値
発表日翌日
株価終値
発表日当日と翌日の株価変化率
(場中発表は前日と当日の比較)
(円) (円) (円) (%)
1 4519 中外製薬 2024年10月25日 17:00 6,942 6,869 7,855 14.4
2 6503 三菱電機 2024年10月31日 15:30 2,388.0 2,387.5 2,726.0 14.2
3 8630 SOMPOホールディングス 2024年11月19日 16:30 3,481 3,564 3,971 11.4
4 5802 住友電気工業 2024年11月1日 15:00 2,382.5 2,332.0 2,579.0 10.6
5 6752 パナソニック ホールディングス 2024年10月31日 15:30 1,251.0 1,238.0 1,343.5 8.5
6 6146 ディスコ 2024年10月17日 16:00 36,110 35,580 38,310 7.7
7 2802 味の素 2024年11月7日 15:30 5,839 5,891 6,316 7.2
8 5020 ENEOSホールディングス 2024年11月13日 13:00 757.3 810.1 783.2 7.0
9 6367 ダイキン工業 2024年11月6日 15:30 18,760 18,790 20,055 6.7
10 8411 みずほフィナンシャルグループ 2024年11月14日 15:45 3,485 3,531 3,765 6.6
11 6981 村田製作所 2024年11月1日 15:00 2,707.0 2,628.5 2,801.5 6.6
12 6857 アドバンテスト 2024年10月30日 15:00 8,310 8,595 9,148 6.4
13 3407 旭化成 2024年11月1日 12:30 1,059.5 1,127.0 1,130.5 6.4
14 9983 ファーストリテイリング 2024年10月10日 15:01 50,710 51,360 54,490 6.1
15 6758 ソニーグループ 2024年11月8日 15:30 2,772.0 2,805.5 2,975.0 6.0
16 7974 任天堂 2024年11月5日 15:30 7,963 7,656 8,100 5.8
17 6594 ニデック 2024年10月23日 15:15 2,844.0 2,842.5 2,984.5 5.0
18 6869 シスメックス 2024年11月6日 15:30 2,819.5 2,849.0 2,985.5 4.8
19 7269 スズキ 2024年11月8日 15:00 1,512.0 1,573.5 1,642.5 4.1
20 6098 リクルートホールディングス 2024年11月11日 15:30 9,941 9,936 10,310 3.8

(注1)母集団はTOPIX100構成銘柄。決算発表の対象期間は2024年9月5日~11月19日。決算発表当日と翌日(休場日の場合は翌日以降で最も近い取引日)の株価終値を比較している。決算発表が取引時間中に実施された銘柄については、発表前日(休場日の場合は前日以前で最も近い取引日)と当日の株価終値を比較している。上位20位を掲載している。
(注2)決算発表時間と株価変化率の枠を水色で示した銘柄は、取引時間中に決算を発表したことを表している。
(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成

好決算に素直に反応した株価動向に

トップ5を確認します。1位は中外製薬(4519)です。同社は通期会社計画の上方修正を発表しました。2位は三菱電機(6503)です。同社の第2四半期決算は円安や値上げ効果により大幅な増益を達成し、野村予想を上回る好決算となりました。3位はSOMPOホールディングス(8630)です。同社は通期配当予想の増額に加え、2,000億円を超える自社株買いや通期会社計画の上方修正を発表しました。4位は住友電気工業(5802)です。同社は通期配当予想の増額および通期会社計画の上方修正を発表しました。5位はパナソニック ホールディングス(6752)です。同社の第2四半期決算はコネクトやエナジーセグメントが好調で、野村予想を上回りました。総じて、増益や上方修正に素直に反応した株価動向となっています。

業種別(東証33業種)に見ると、電気機器が最も多くランクインしました。具体的には、三菱電機、パナソニック ホールディングス、村田製作所(6981)、アドバンテスト(6857)、ソニーグループ(6758)、ニデック(6594)、シスメックス(6869)の7銘柄です。電気機器業界では、分野によって事業環境が大きく異なっています。足元では、生成AI関連やパワーエレクトロニクス関連、国内ITサービス関連などが好調です。

(野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課)

※この記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。また、将来の投資成果を示唆または保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。

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